@この小説はどの時点でのストーリー(章)なのか時間的感覚を錯乱させる。と言うのは、身近な人が亡くなると人はその人の過去を想い幻想する事がある。本書は人の生と死に向き合う内容が多く、生きていた時の出来事、亡くなった後の出来事を回想した場面が多く、各章がその順番になっていないから理解するのも難しい。
『鏡の花』道尾秀介2
「概要」全六章。読む順番で、世界が変わる。あなた自身がつくる720通りの物語。すべての始まりは何だったのか。結末はいったいどこにあるのか。「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。
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