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「〜である」から『〜する』モノからコトへの変化『イノベーションの知恵』

2022-06-25 07:53:13 | 経営・リーダーシップに必要な事
「モノ」から「コト」、「名詞」から「動詞」など現代社会はネットによって「~する」という「行動」そのものが身体的行動が減り、頭脳的感覚行動に頼った判断になっていることだ。いわゆる数字統計、文献情報などの「理論武装」的発想だけで物事を判断する状況になっていることに危機感を感じる。ネット社会でも『〜する』身体的実践行動が必要だと言うコトなのか。
『イノベーションの知恵』野中郁次郎
「概要」経営理論の「知識創造理論」で知られる野中郁次郎と、ジャーナリストの勝見明がコンビを組んだ“知のフィールドワーク”。取り上げた事例は9つ。「奇跡の動物園」では動物本来の行動展示で廃園寸前の状態から劇的に甦った旭山動物園と小菅正夫・前園長、「エキナカの奇跡」では「通過する駅」から「集う駅」へと大胆にコンセプトを変更したエキュートとJR東日本の鎌田由美子・事業創造本部担当部長、「都市の奇跡」では都市のど真ん中で養蜂を行って成功を収めた銀座ミツバチプロジェクトと田中淳夫、高安和夫の両氏を取り上げ、彼らの「知の作法」=「創造的行動様式」のエッセンスを抽出した。
「知識創造理論」
    アメリカ流のビジネススクールでMBAの教育をやってもイノベーションのコアになるリーダーの育成はできない。 イノベーションは現場でリーダーの実践によってもたらされる。
    ・「実践知の多くは暗黙知」(共振・共感・共鳴)
    ・「理論的3段論法」から「実践的3段論法」へ
    ・「モノ的発想」から「コト的発想」へ
    ・「考えてから動く」から「動きながら考え抜く」へ
    ・「名詞」ベースから「動詞」ベースへ
ー2つの時間感覚
    「時計時間」量的・客観的・常に同じ長さ・規則的・不可逆的・効率性の追求
    「適時時間」質的・主観的・人の生理的・心理的・不規則的・可逆的・創造性の発露
    (社員が真剣に考える場を作ること)    
ー「奇跡の動物園」旭山動物園   実践的3段論法=「目的x手段x行動」で集客
    歴史はチャレンジ&レスポンスによって作られる
    (挑戦と応答=環境変化によって生まれる
    目的を明確にする・目的を実現する手段を見つけ・行動を起こす・やり抜くこと
ー「エキナカの奇跡」JR・エキュート事業 「通過する駅」から「集う駅」へ変化
    「モノ」を「コト」にする(買い物をする・食事をする・時間を過ごす)
    内部から見る目線「勇気と情熱」から生まれる変化(深く考えること)
    「~である」名詞から「~になる」同士に変える
2つの視点
    モノ的発想:「名詞」ベース・静態的・固定的・化学的・分析的・傍観的・形式知重視
    コト的発想:「動詞」ベース・動体的・流動的・主観的・ありのまま・暗黙知重視
ー「教育」
    「与える教育」から生徒が考え、学ぶ教育への発想を変える「守・破・離」
    必要な知識を身に付ける・興味関心の深化・拡大させ・「もっと知りたい」を形にする
「シブヤ大学
    動詞ベースの「学びの場」ユニークな発想から学ぶ
    日頃から問題意識を持っていればアイデアのネタが引っかかる
ー経営者・リーダーの大切なもの
    判断の仕方「プロセス理論」
    「ワイガヤ」で語り合う場を提供
    個を尊重するマネジメント



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