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子供の躾「甘え」と「厳しさ」、自分に甘えは禁物『末っ子』

2021-11-30 07:42:34 | 人生を「生かす」には
@「末っ子」格式を重んじる伝統、武士の家系を継ぐか自分の得意とする商売人として生きるか。「末っ子」には「甘え」と「厳しさ」の両面がある。この話は「厳しさ」の余り自分で出来ることを見様見真似で実力をつけた、話だ。現代風であれば「実力」で自立する勇気を持つことだろうか。親に甘えないで自分自身の才能を見つけ伸ばす事、自立心旺盛な若者がもっと増えてほしいところだ。
『志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ず開けるのである』松下幸之助 -
『山本周五郎作品集30』山本周五郎
「しじみ河岸」
自首した娘、実は殺害された男の許嫁だった、に不振を持った与力が再度捜査すると、その一帯を牛耳る親分の息子が殺害された男と関係があると断定。するとその親分が息子を庇い、一人娘に家族(病床の父親と、精神異常の弟)を一生面倒見るからと騙し約束していた。(家族を守るために自分自身を犠牲にする)
「ほたる放生」
一人の女郎に惚れた2人の男が夫婦になりたいと近寄ったが、女郎は甘い、話の上手い方を信用し身を任せようとした。だが、ある日新米の女郎が来た時にその女郎にも同じように声をかけ二股をしていることが分かるといっそその男を殺し自分も死のうとする。だがその男が殺され命を大事にするんだと、犯行を認め自首すると名乗り出たのがもう一人の男だった。(二股の恋はいつかバレる)
「末っ子」
叔父叔母に甘やかされて育ったという武士の末っ子平吾は、父母からはその甘えも、贅沢も一歳受けていなかった。その性で何とか金を貯めて御家人の株を買おうと決めていた。ある日叔父をびっくりさせようと2足3門で仕入れた短刀が真正正宗だと鑑定士から評価を受け、その譲り受けた母子に説明し、以前から好きだったその娘を嫁にと申し出たが「古道具屋」では受け入れられなかった。その後その母が亡くなり商売も大きくなり娘を嫁にした。(自分を知り、才能を伸ばす)



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