MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

無垢なる証人

2020-05-12 20:54:53 | 韓国映画
韓国映画は面白いって言える、もう見本みたいな作品
私が好きな韓国映画のエグみもないんです、さらに今月リリースされた「EXIT イグジット」や「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」みたいに派手なアクションなんで微塵もないんですが、コレが2時間完全に映画の世界観に引き込まれていくんですね
そうエグみもアクションもないヒューマンドラマにこれほど引き付けられるっていうことは
韓国映画ってやっぱただならないんですね
 
主人公は元人権弁護士スノ、演じてるのはチョン・ウソンというハンサムな役者さん
この人のかなりエグい悪人を演じた「アシュラ」とはま逆な役で不器用にしか生きられない弁護士を演じてる
韓国の役者さんって↑の2作でこれまたま逆な役を好演していたチョ・ジョンソクもそうだけど
固定したよなキャラクターしか演じられない日本の男優さんとは大違いなんですね
もうこれだけで日本映画は置いてけぼりにされてるし
 
もう一人の主人公というかヒロインを演じてるのがキム・ヒャンギという女優さん
敢えて女優さんと書きました、見終わって調べたら今年二十歳になる女優さんだったのね
この映画では自閉症の15歳の高校生を演じてる
ってかこの自閉症少女の演技がスゴいんです、完全にチョン・ウソンを喰ってます
この映画では鍵を握る少女というか目撃者で証人として法廷に立つのが見どころになってる
個人的には「神と共に 第1章:罪と罰 」、「神と共に 第2章:因と縁」では三人の地獄の使いの一人だったけどさほど目立たなかったし
「神と共に」シリーズが2017~2018年製作っていう事で当時まだ高校生だったわけだが
この作品ではどこから見ても15歳に見えるし、完全に自閉症でいじめられてる少女を見事に演じきってる
彼女なしではこの映画は完成してなかった。
キム・ヒャンギ恐るべし女優さん弱冠二十歳将来が楽しみというか、恐ろしいな女優さんであるな
 
詳しい映画の内容は省くけども、お金持ちのおじいさんが頭からビニールのゴミ袋を被って窒息死する、
家政婦が助けようと揉み合って窓ガラスを割り、その音で自閉症の少女が目撃者になって、主人他殺罪で逮捕される
そんな家政婦の国選弁護人になるのがウソン演じる、大手弁護事務所で出世を諦めかけている中年弁護士スノ
質素な生活をしていて、一緒に暮らす認知症気味な父親と暮らしている
父親からは「40過ぎても彼女を連れてきたこともない」と心配されるてるが
個人的には、自分が所属してる事務所と民事で法廷闘争してる、中3に娘を持つ
大学時代の同級生でシングルマザーの弁護士に思いをかけているんですが
父親の認知症と借金で男やもめをつでけてるサイドストーリーもいいなぁ
 
イケイケの大手弁護士事務所の垢にまみれた部分に染まり切れないでいるスノの立場も微妙でして、所長からは期待の星と言われてそっちにナビかけてるのも事実
 
しかし、家政婦の事件を担当したことにより、まずは自閉症の少女ジウを証人として法廷に立たせることにして
ジウとの交流を図ろうと奔走する姿もいいですね
でも自閉症に心は全く開けない
逆に自閉症の弟持ってる検察官は自閉症のジウとは交流しているんですね
この新人検察官の存在もいいですね
 
話が長くなりましたが、それぞれ登場人物の背景をしっかり見せてくれることで
感情移入度もスムーズに
映画ってこうでなければっていうプロットでのツイストがあるんですね
結果主人公の弁護士は弁護士職務違反で職を失うものの事件の真相をあぶりだすし
自閉症の少女は自閉症という病に向き合いう事で一段成長して見せるんですね
っていうことで
 
そうなんですね、最初は利用価値を探るためにジウに近づいたスノでしたが
彼女の心を開こうと四苦八苦するうち自然と彼女のペースに合わせるようになり、その純粋さに自分の曇った心の目を覚まされわけで
そこから真相が見えてくるんですね
 
全く韓国映画エグい映画も面白いんですが
こう言ったやさしさと思いやりに満ちた感動ドラマも見応えがあるんですね
ラスト、ジウがスノに抱きつくシーンではこの私でも目頭が熱くなってしまった・・・
 
2019年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ハン監督作品
出演:チョン・ウソン、キム・ヒャンギ、イ・ギュヒョン、チャン・ヨンナム、ヨム・ヘラン、パク・クニョン
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寄生体XXX

2020-05-11 21:21:33 | 洋画
この映画はどうやら〈未体験ゾーンの映画たち2020〉で「スキンウォーカー」という邦題で公開された作品だそうで、5月2日の二次使用でのDVDリリースにあたって「寄生体XXX」と改題されたようです
知らずに昔、「寄生体x」いう未公開映画の続編かと思ったら続編ではなかったなぁ
原題は「Lifechanger」っていうことである意味「ボディスナッチャー」というか「アンダー・ザ・スキン」みたいな感じでして
ジャケットからは「スピーシーズ」みたいな見えますが
他人の体に乗り換えて生きていくっていう主人公の生き方から「ボディスナッチャー」なんですが
良い意味こっちの予想と期待を完膚なきまでに打ち砕かれた作品だった
いい意味で裏切られたというかボデスナッチスとラブストーリーをミックスした良質な悲劇に仕上がっていて、エンドクレジットを迎えた時には実に深いなぁっていう映画でした

作中ではこの人の体を次々に変えていく主人公が一体何者かが示されていません
さらに主人公(男)のモノローグでお話は進行していきます
そして体をもらう時に今までの色んな”ボディスナッチャー“はスキンだけいただいていくんですが
この主人公は寄生と言うよりは全部、そうなんですターゲットの今まで生きてきた経験や記憶まで吸い取ってしまい
貰った体本人になり切ってしまうんですね
 
さらに劇中なんと1954年に自分の母親の体をもらった時に
自分への母親の愛を感じ取ったとか
さらにボディスナッチした人間之記憶はなんと次々二次使用スナッチするたびに蓄積されていくんですね
 
それで、主人公はなぜか、毎晩バーにやってきてるジュリアっていう女性に恋をするんですね
で、いろんな体でジュリアに会いに来るわけですが
姿が変わってるからジュリアは違う人間として対応して来るわけで
ちょっとコミュニケーションが取れても
借りた体が壊死してくると違う体と記憶をもらってジュリアに会いにバーにやってくる
 
最終的に主人公はジュリアに愛の告白するんですが
ジュリアに、ここまでの経緯を話しても理解されずに
主人公はジュリアヲ取り込んでしまうんですね
そしてジュリアの姿でバーにゆき、バーテンダーに別れを告げるんですね
 
人間の母親を取り込んだ時の記憶からあるんですが
それは告白してるものの、彼が人間だったのか宇宙人だったのか、一体何者だったのか
ラスト人間を取り込むことをやめてジュリアにママ死亡する意思を固めるものの
なんで繭になってしまってんだろう

ということで、パチモンの「スピーシーズ」的な作品だと思ってセットの員数合わせと時間潰しになるじゃんとレンタルしてきたものの
いざ見てみるとちょっと個人的には拾いモン映画だったし、当たりの作品だった
って事で〈未体験ゾーン〉の映画は侮れない
 
2018年製作、カナダ映画
ジャスティン・マコーネル監督作品
出演:ローラ・バーク、ジャック・フォーリー、スティーブ・カサン、エリツァ・ベイコ、サム・ジェームス・ホワイト
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22ミニッツ

2020-05-10 23:47:36 | アジア映画
先に「10ミニッツ」なる映画を見ましたので
ついでと言ってはなんですが、“ニミッツ”繋がりということでこの作品を
さらに、あちらが〈のむコレ〉でしたが、こちらは
〈未体験ゾーンの映画たち〉にエントリーされてるインドネシア映画ですが
基本は実話ベースの作品
 
2016年1月14日10時40分に発生した、ジャカルタ自爆テロ事件を基にして作られた実話ベースの作品
実際に多くの死傷者を出す惨事でしたが、インドネシア国家警察が出動し
なんと自爆テロ発生から22分後には完全に事態は制圧されたとか
事前にテロ対策ができていたようですね、国家警察の動きは早く全国でテロ犯が逮捕されたようで
 
この映画はテロ発生爆破時間を0として、事件に係わったというか
テロ犯人、事件に巻き込まれた被害者たちとその家族、そして事件現場に偶然居合わせたというか、そのテロの標的の一つとなっていた交番勤務之警察官たちの
それぞれの事件発生前の22分間と事件発生後の警察がテロ犯を完全制覇するまでの22分間を一本の映画にした作品
 
事件に巻き込まれた人々には外国人旅行者もいて、さらに自爆犯以外に現場には4人のテロ狙撃犯がいて
爆発で逃げ惑う人々をなんと射撃してるんですね
って事で実際に無垢な人々が犠牲となった事件そのものだったということを知らしめるために
それら事件の犠牲者の姿を事件が始まる22分前に、現場に行くことになった原因に
前半は焦点を合わせ描いています
が、犯人側はISISですのでテロ行為の裏側は省略されています
 
いかに実話ベースとはいえ、そこは映画ですから、主人公がいるわけで
一人は現場交番勤務のお巡りさん
体を朝から鍛えて出勤して交番に着任し、同僚と何気ない雑談とか、交通違反者とのやり取りとかの日常風景
いざことが起こっても現場で茫然とするしかない姿ってある意味リアルでした
 
もう一人は子供を学校に送り届け、偶然現場近くを走行していた刑事さん
地上の二人と銃撃戦を始めて一人また一人と確実に倒していくんですね
ここいらはリアルというよりかは、活劇って言った寸法になっていますかね
 
しかし、ISISの屋上狙撃犯はもっと乱れ撃ちしないとテロになんないだろう
警官一人と民間人一人射殺しただけで自分たちが逃げようなんて
そんなのダメだろう自爆したテロ犯に対しても失礼だろう
ってテロを容認するものでは決してありませんが、逃げ切ろうっていう根性があかんねん
そこ行くとコレも容認するわけでは決してありませんが
自爆からなんとか生きて出てこられ傷ついた体を休めていた外国人を情け容赦なく射殺した地上犯人の方がテロに徹していたような
 
結局歯射撃班四人とも制圧されるんですが
テロはいかん、という映画だったんでしょうかねぇ
ある意味メッセージが伝わってこない作品でしたが・・・
 
2018年製作、インドネシア映画(日本公開作品)
ユージン・パンジ、メーナ・ パラミタ監督作品
出演:アリオ・バイユー、デ・ファーマン・ハキム、アルディナ・ラスティ、タスキア・ナミヤ
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10ミニッツ

2020-05-10 19:40:51 | 洋画
二、三日前に記事にした、ニコケイ映画「ナイト・ストーム」でも書きましたが、この人がジャケットにいると
 反射的にレンタルしてきてしまうハゲオヤジ
そうなんですブルース・ウィリス
何故かこの頃はこの人結構な作品に出演してるけど、そのほとんどがもう省エネ出演で、完全に日本の配給会社の完全なるジャケット詐欺な作品ばっかですが
この作品も主演は同じくハゲオヤジのマイケル・チクリスが主役でしたが
ウィリスは省エネ出演ではなかったけども、実質脇役でしたねぇ
ってことっでハゲオヤジ2人投入した銀行強盗事件の顛末
シネマート新宿の企画興行〈のむコレ〉で上映された一本ですからB級なアクション映画です

ブルース・ウィリスが支持をだし
って何故銀行を襲わせるのか最後まで意味不明ではありましたが
とある銀行の貸金庫に眠るダイヤモンドを強奪させる指令をだし、
金庫破りの名人であるマイケル・チクリスに仲間5人を集めさせて念入りに計画をたてさせるのはいいとしても、なんでいくらチクリスの弟の彼女が働いてるからって
場末のバーで計画を話し合うんだよ完全に計画漏れるだろうって
 
いよいよ決行の日、銀行の表から覆面で入り込む三人、裏口からチクリスと弟が入ってきて防犯カメラ避けて貸金庫に、一応は目的のダイヤを奪うことに成功した途端
何故か鳴り響く警報、そして正面玄関にはもう警官隊が銃を構えてるでは
3人の仲間はバラバラに表に出て、警官隊と激しい銃撃戦を
その間にチクリス東映弟は裏口から外にでるものの
チクリスは頭に衝撃を受けて・・・10分後気づいたら弟は銃殺されダイヤは消えていた

自分が意識を失っていた10分間何があったんだ?
どうして警察が・・・・
メンバーに裏切者が?
チクリスは弟の彼女と共に、裏切り者は?そして弟を射殺したのは?
って事で3人の仲間を見つけ出して問い質していくだけのお話に・・・・
そう最初の警官隊との銃撃戦が実に見事でして
コレが結構派手だったばっかりに、後半の犯人探しの展開が地味すぎて
完全に尻窄みな作品

一方ウィリスも、部下の女殺し屋アイボリーに真相を探らせていく
このアイボリーが後半の見せ場を作る人物となってるんですね
冷徹な女殺し屋でウィリスには忠実であり、実に何事にも用意周到な人物
最終的にこの女が完全無欠に仕事をこなしてくれる
アイボリー役の女優さんのお名前がわかんないんですがが実に的確な仕事ぶりですね
無表情でサイレンサー付き拳銃でバスバス撃つは、第の男を殴る!蹴る!

さてなんでチクリス之弟の彼女がチクリスと行動を共にするのかって思っていたら
そういう事だったんですね
だから人前で、いくら恋人だからってバーで強盗の計画練っちゃあかんだろう
ってお話に帰結するんですが

チクリスが3人を一人一人追い詰めていって真相を探っていくんですが
結局4人は死んでチクリスだけ生き残って

全く後半部分は面白くなりそうな設定のプロットでもあるんですが警官隊との銃撃戦に
見せ場を持ってかれてしまった感が否めなくて
もう少し設定や脚本はなんとかならなかったんだろうか
ウィリスは出番は多いもののやっぱ省エネでなんもしないし・・・
 
2019年製作、カナダ・アメリカ合作映画
ブライアン・A・ミラー監督作品
出演:ブルース・ウィリス、マイケル・チクリス、メドウ・ウィリアムズ、カイル・シュミット、テキサス・バトル、リディア・ハル
コメント (2)
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若妻のエロティック体験〜奇妙な白日夢〜

2020-05-09 23:34:31 | ピンク映画
コロナ禍で外出自粛の今年のGWが終わった5月7日のCS衛星劇場での深夜枠でOAされたこの作品
私はスカパーでの視聴ですから衛星劇場ではR−15ヴァージョンでの視聴
っても録画しておいたものを先程視聴したのですが
R−18でのピンク映画70分の本編では「若妻トライアングル ぎゅっとしめる」というタイトル
このR−15作品は2019年のOPPICTURESフェスでは「まりかマリカまりか」のタイトルでテアトル新宿では公開された
R−15の劇場での公開タイトルもそれなりに映画の内容を示してるけども
R−18作品とR−15TVOA用の作品のタイトル併せて二で割ると理解しやすいかも
しかし、山内大輔作品は、好きな作品ではありますが
今作は、私にとっては、ちょい理解できないうちに79分の作品は終わっていたような
 
っていうのもR−15の劇場での公開タイトルが示すとおり
はじめはきみと歩実さん演じる結婚4年目の若妻が夫との夫婦の営みに満足出来ずに
なんと魚肉そセージをピューラーで男根に削ってオナニーして満足での睡眠中に見知らぬ男が入ってきて
一年前に約束したって真木今日子のマリカに変身し手って・・・
一方で旦那さんは旦那さんで桜木優希音演じるまりかとの不倫中
でマリカとして旦那さんと普通に一夜を共にして
翌日再び同じようなことが繰り返され、真木今日子のマリカが魚肉ソーセージでの手作りディドルで満足して昼寝してると
再び昨日に続いて男が現れて、今度は桜木優希音に変身したまりかとの情事に・・・
 
ってことで、すごいやね、もうここまでで何回濡れ場があったやら多分6回かな
R−15作品としても尺自体9分くらいしか長く無いのに濡れ場多すぎ
さらに映画は続くわけで濡れ場もまだまだ用意されてるし
 
でいきなり後半は夫の不倫を疑い探偵に夫の素行調査の結果を聞く場面に切り替わり
私立探偵にはなんと森羅万象さん
OPの公式ページには三沢ってなってるけど、私立探偵装ってる三沢親分て(OVで古川いおりさんから始まり派生した嬢王ワールドの三沢親分)だったりして
ま、いいか
っていうかそこで役名はきみとさんが”マリカ“、真木今日子さんは”茉莉花で、桜木優希音さんが”まりか“になってるようですね
どうも「まりかマリカまりか」に誘導されたのと、真木今日子さんのバタ臭さで勝手に“マリカ”って言ったこっちの思い込みも強かったようです
 
一応はきみとさん演じる”マリカ“による白日夢だったのか
それともラストシーンに示され照るように・・・だったのか
判断はこっちに委ねられてるようですね
しかしまぁ濡れ場の多い作品だったことには違いない
山内監督ピンク映画の原点に帰ってのあえてのR−15作品再編集だったんだろう
 
2019年製作、日本ピンク映画、OP・PICTURES作品
山内大輔編集・脚本・監督作品
出演:きみと歩実、桜木優希音、真木今日子、泉正太郎、安藤ヒロキオ、森羅万象
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レディ・ヒットマン

2020-05-09 19:07:57 | 洋画未公開
4、5日前に、この「レディ・ヒットマン」をレンタルしたかかったものの、レンタル先を越されて、ジャケットの図柄から、ガーリーアクションだと「ファイナル・レベル エスケイプ・フロム・ランカラ」レンタルしてきて、アサイラム作品だったってがっかりな記事を書いた記憶がありましたが
こいつもレンタルしてきて見てみるとなんだこいつは!!っていう作品だった
ってのもある意味このジャケットは完全に詐欺でしょ
ヒロインはこんなお姉ちゃん、全然美女じゃー無いやん
役所はジャケットにあるように”最強スパイ “
ってことなんでしょう
オープニングから襲ってくるバイクの二人を砂丘で逃げながら拳銃一丁で殺傷してしまうんですね
御丁寧にとどめに三発ほど撃ち込むほどの非情さ
どうやら米国のある機関の腕っこきエージェントらしい
与えられた任務終了の報告をしていると
 
新しい任務を与えられる、イタリアに飛んで科学者を米国まで保護してくることを命じられるものの
任務遂行中に科学者を敵に射殺されてしまうんですが
このヒロイン実は米政府の秘密のスパイとして、完全無欠の暗殺者に鍛え上げられたジェイド・ブラックっていうエージェントだったようですが
アクションにしても何にしてもテンポが悪い
っていうのも映画自体のテンポも悪いという相乗効果の上塗りな映画
 
ヒロインは美女じゃないし、対決する敵の女ってもおばちゃんですが
個人的にはこのおばちゃんの方が好みだったりするんだからねぇ
ってことで101分の映画を最後まで見てられたのはこの敵のおばちゃんの存在が大きかったかなあ
で、このおばちゃん、実は初代のこの機関の女エージェントだったようで
司令官への復讐に燃えてるようで
科学者殺してしまう、ヒロイン捕まえたりと話は動くものの
これまた最後を待たずにヒットマンに狙撃されて死んじゃうという体たらく
どうせならヒロインとクライマックスで過去と現在の最強キャットファイトくらい見せて欲しかった
っていう、どうにも締まらない作品
 
エロくもなく、アクションもチンケだし
唯一の見どころと言えたのは、ヒロインが敵之倉庫に押しいった時に
何故か脈絡もないままヒロインはノーブラでブラウスでしょ
って事でB地区がポチっていうシーンだけがお色気シーンだったけど
繋がりの次のシーンではポチがなくなっていたのは
なんだったんだろう
 
未公開作品だけあって、このようなジャケットの画像は一体どこから持ってきたんだろう?
 
2020年製作、アメリカ映画
テリー・スピアーズ脚本・監督作品
出演:ケイティ・バージェス、コニー・フランクリン、シドニー・フラック、ルーク・ワイコフ
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バルカン・クライシス

2020-05-08 21:40:55 | 洋画
これは〈未体験ゾーンの映画たち 2020〉で上映された1本で
実話を基にした実に重たい映画ですが、これが映画としては娯楽に徹した面白いって
言っちゃうといかんのだろうけど129分モニターに釘づ漬けにされる力作です。
実話ベースですから当時ロシア大統領だったエリツィンさんも、まんま実写フィルム画像で登場してきますが、これってエリツィンさん大統領としては晩年なんだよね
次のロシアの大統領はプーチンさんですから
途中首相とかやっってるけども、もう20年もロシアに君臨してるってぷチンさんすごいよねぇ
コロナで失敗しなければ、後10年以上権力の座にいられるんですよね
一体どこまで権力についてられるんだろう
 
1999年、泥沼の内戦により、地獄の戦場と化したバルカン半島を舞台に、プリシュティナ空港を制圧したロシア精鋭特殊部隊が、わずな戦力で、圧倒的多数のコソボ解放軍を迎え撃つ姿を激しい戦闘シーンとともに描いた戦争アクション大作『バルカン・クライシス』の予告編がコレ
 
バルカン半島、ユーゴスラビアセルビア人とアルバニア人による内戦は、ロシア、アメリカ、NATO各国を巻きこんだ紛争に発展しており、どこの国が主導権を握るかって裏ではそれぞれが思惑を抱えていた1999年、
 
シャタロフ率いるロシアの特殊部隊は戦争上重要人物の確保の任務遂行中。味方に重傷者を出しつつも作戦を成功させ、ヘリでの帰還中、部下が死んだことで軍事顧問であり作戦遂行の主導者であるNATO軍人の命令に反して
シャタロフは重要人物をヘリから放り投げて殺してしまうという暴挙に出たため
帰国後、シャタロフと部下たちはロシア軍の軍属を剥奪されてしまい散り散りに
 
そして、世界最大の火薬庫バルカン半島を舞台に、民族紛争が加速激化する
武装したアルバニアの強盗団がコソボ解放軍を名乗り、セルビア人警官と衝突していたりで国状混迷の一途、一方で米ロが対立し、NATOも介入していく泥沼の状況で、民族浄化が行なわれていく地獄の様相を見せており
遠いヨーロッパのへその緒であるバルカン半島の支配を目指すロシアは表だって出ていけないとこがあって
過去に軍属を剥奪したシャタロフ配下の傭兵たちを集めてロシア軍ではないフクロウ部隊を編成し成功したら軍属に戻れるということを餌にプリシュティナ空港確保を命じる
 
一方シャタロフは1人民間人としてコソボを旅していたが、なんとコソボ解放軍を名乗る一行にバスを止められ、戦地病院に向かう女性医師と一緒に略奪に遭っていたものの
咄嗟の隙をついて彼らを倒す
警察署長に腕を買われるシャタロフであったが署長も殺され女性医師も解放軍に捕まり彼らの拠点であるプリティシュナ空港に連れて行かれた
シャタロフは生き残ったコソボの警官二人と署長の仇と医師奪還に空港に向かう
さらにロシア軍から依頼されたシャタロフの部下たちも空港に・・・
そう2組はこうして再び巡り合い空港を難なくを制圧してしまうものの
 
NATOより先んじてロシア正規軍がこの空港に来るまで6:名の元ロシア特殊部隊と、シャタロフと行動をともにしていたセルビア警官2名は
迫りくる1000名を超えるコソボ解放の武装勢力を迎え撃つことになるのだった
 
クライマックスは何といっても1000人対9人の寄り合い部隊との空港攻防戦
兵器としてはほぼ自動小火器ということですが、こちらは空港敷地に爆薬を仕掛けるものの
なんとコソボ解放軍は迫撃砲で応戦してくる
CGを多用した戦闘火器の被弾シーンとか爆撃シーンとか血飛沫が被弾すると飛ぶんですねコソボ開放群がバタバタ死んでいく様がすごいですね
 
ってかこう言った戦闘ではスナイパーの活躍が欠かせないようで・・・
一応空港を守り抜いた彼らですが、ロシア正規軍が空港に登場した時には
彼らの存在は空港になかった
歴史に埋もれた極秘作戦だったようですね、こうしてNATOを出し抜けたロシアだったわけですね
一応実話ベースの映画ですからシャタロフと女医さんとのロマンスも絡ませている
 
2019年製作、セルビア・ロシア合作映画
アンドレイ・ボールギン監督作品
出演:アントン・パンプシニ、ユーリ・クッシェンコ、ミレーナ・ラドゥロヴィッチ、ゴイコ・ミティック、ミロシュ・ビコビッチ
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ナイト・ストーム

2020-05-08 17:34:02 | 洋画未公開
新作のDVDでニコケイの絵面を見て取ると
何も考えずにセットレンタルに組み込んでしまってる私ですが
ニコケイ作品って当たり外れが激しいのも事実でして
この作品もニコケイ作品ではあるんですが、日本未公開作品
それで分かると思いますが、なんともよくわかんないまま終わっちゃいますし
全然アクション映画でもホラー要素もなくて
一体何を映画制作者も、そして劇中の主人公?であるニコケイも
一体何がやりたかったのか、エンドマークって最近無いから、
エンドクレジットが始まっても、全く理解できなかった映画でした
もう一本ニコケイ同様この人がジャケットにいると
ついレンタルしてしまうブルース・ウィリスの新作も一緒にセットレンタルしてきてあるんですが、そっちは面白いのかな?
ホント出る作品選べよなニコケイっ!!
 
邦題(ジャケットに英字で「NIGHT STORM」ってあるけど、原題は「GRAND ISLE 」)の示すとおり、強烈なハリケーンが来る前に修理を完成させると、多額の条件で退役軍人のニコケイの依頼を請け負ったバディ
ニコケイベトナム帰還兵、バディはイラク戦争からの帰還兵っていう共通点があるようですが
バディは赤ん坊を抱えており、借金に追われて高額につられたようです
一方退役軍人のウォルター夫婦はどこか不思議な感じがする夫婦で
というか、オープニっングから子供に対してサイコパスみたいな感じがみられるし
ニコケイはニコケイ酒びたりでバディの仕事をあえて邪魔してるようで
ビール片手にバディの仕事の真横にビールに空き瓶並べて射撃訓練して見せたり
絶テェー仕事の邪魔してるとしか思えないし
 
お色気ムンムンのニコケイの奥さんは奥さんで、バディになにかと秋波を送ったりと
これじゃ時間通りに仕事が完成するわけもなく
結局ハリケーンが襲ってきてバディは帰れなくなってニコケイの家に泊めてもらうことに・・・
これがアダとなって、バディはここ半年奥さんとはご無沙汰だったのもあったり
ウォルターの妻のお色気ムンムンに負けて、とうとうフ誘いを受けるがまま一夜を共にしてしまうのだが、
実はこれはニコケイ夫婦が仕組んだ思惑と秘密が隠されていて・・・

ニコケイのB級映画みたいなジャケットの作りですし、ヮタシのここまでの書き方も
実はニコケイ主人公のように描いてはきてますが、話は回しますが実はバディって青年が主人公の映画

プロットにしても、子供の行方不明事件、サイコパス、それぞれの軍隊でのトラウマなどと色々詰め込みすぎでどれも中途半端で話がとっ散らかりすぎで
先にも書きましたがまとめきれずにとっちらかったまま終わっちゃうから
一体監督さんは、そしてニコケイ演じるウォルターは何がしたかったの?
さらに奥さんをどうしたかったの?
とりあえずニコケイへのパブロフのワンちゃんってことで見逃さずに済んだってだけで幸せって思える人だけが見ればいい映画だった
 
2019年製作、アメリカ映画
ステファン・S・カンパネッリ監督作品
出演:ニコラス・ケイジ、ケルシー・グラマー、ルーク・ベンワード、ズライ・エナオ、ケイディー・ストリックランド
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記憶にございません!

2020-05-07 23:38:32 | 邦画
Stay Home な今年のGWですから、レンタルDVD屋さんはある意味コロナ特需でして
新作レンタルするにはかなり厳しい状況の中、何がどうなってるやら
この作品のBlu-rayが一本だけ返ってきていて
三谷幸喜作品て、個人的にはあんまり好きではないものの
「清洲会議」「ステキな金縛り」の二本くらいしか見てない、映画好きな日本人の風上にも置けない人間なんですが、
最近シネコンで上映されるような日本映画もある程度は見ていこうって思ってる見地からもあるし
やっぱ国会における、ある航空機疑獄で野村証人喚問から夙に好んで使われるようになった“記憶にございません”って言う便利な逃げ言葉な表題にもうつられてレンタルしてきました

最初に言っちゃいます“大変面白うございました”
やっぱ三本木しか映画見てないんだけど三谷幸喜って才人ですよね
いつだったか私鉄小田急線の成城学園前から乗ってこられて私の隣に座られて『週刊朝日』ずっと読まれていた、どっから見てみても普通のおっさんにしか見えなかったけども・・・
 
TVスポットでは審議答弁で声高に一国の総理である中井貴一さんが、かの総理よろしく声高に“記憶にございません”っていうのだけ見てて
そんな映画だと思っていたら
なんと悪い輩は草刈正雄演じる官房長官だったのね
って事で、公邸かどっかで演説中に一般人から投石受けて、それが頭に当たって完全に記憶をなくした中井貴一演じる現役内閣総理大臣黒田が病院で目覚めるところから映画は始まる
どこのだれかも分からずパジャマのまま街に出て、流れてるTV画面で自分が支持率2.9%の総理であることだけはわかるんだけど
って言うか田中圭のあんな腕まくりしてる警官はいないよね
文字通りの服務規定に服の着方の指示まであって、あんな格好で勤務していたら文字通り服務違反で稚内どころに転勤左遷だろう
って警視庁野村警官が稚内に飛ばされること自体あり得んし
ってま、いいかSPになっても有り得ない田中圭が実におもしろかった
 
ディーンフジオカは適役でしたねぇ、この人こう言ったエリート演らせると顔立ちからして
完全無欠なエリートに見えるから得だよね
って「空飛ぶタイヤ」の時にも思った記憶が蘇った
小池栄子さんも、いつのまにか演技派女優さんになってるし、巨乳だけで売らんとこがこの人野村言いところ
 
梶原善さんのカツラが良かったかな、寺島進さんが最近一本調子なんだよな
敢えてここではそう演じてるようですが
演じさせてるといえば有働由美子さんはやらせて過ぎでしょう
しかし、山口崇の化けプリはエンドクレジットまでわかんなかったなぁ
そしてそれ以外は三谷組と言っていい役者さんたちが主要な脇を固めてたコメディで笑ってるうちに
家族ってなんだったんだ
政治って・・・引いては人間って
っていうことに気付かされる映画
ホンが見事としか言えないよね
やっぱ三谷幸喜自体只者ではないってことなんでしょうね
にしてもいつ黒田総理は記憶を取り戻されたんでしょうか
 
気楽に見られる日本映画でしたが中井貴一さんの存在もおっきかった
そういやCSで「嘘八百」を録画しておいたなぁ、見てみよう2作目がDVDリリースされる時に
 
2019年製作、日本映画、フジテレビジョン作品、東宝配給
三谷幸喜脚本・監督作品
出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、小池栄子、斉藤由貴、吉田羊、田中圭、寺島進、濱田龍臣、有働由美子、梶原善、藤本隆宏、ROLLY、後藤淳平、宮澤エマ、小澤雄太、近藤芳正、天海祐希、木村佳乃、 山口崇、草刈正雄、佐藤浩市[2]
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美しすぎる裸婦

2020-05-07 21:03:34 | 洋画未公開
懲りずに新作エロチック洋画作品
なんとタイトルの“裸婦”につられてレンタルしてきちゃいましたが
いきなりロシア語ですよ、映画会社のロゴからして
ロシア語読めないしわかんねぇんだけど、どうやら原作があるようってくらいオープニングのクレジット見ててもわかるわけ
ってことで、洋モノエロチック作品に有りがちな文芸ロマン的なんだって思って見てたのよ
そしたら展開が完全に異常な世界観に包まれていくのにはおぢろかされた
 
著名な写真家が主人公、最近刺激的なテーマにぶつからなくて
ある意味限界を自身で感じていたのかなぁ
そんな時、自分の個展で美女を見つけて、その美女と偶然、街のカフェで出っくわしたから
鼻の下伸ばして話しかけたら、筆談で応えてきた
なんと彼女は聾啞者でして、唇が読めるので、彼女の答えだけが筆談
しかし、そこは現代ですから、紙に書くだけでなくスマホで答えてくれるんですね
 
ってことで、新しい創作意欲を彼女に感じた写真家さんは、言葉巧みに自分脳モデルに誘うわけでして
聾啞の美女さん、一応彼の作品を見てるわけで
彼の言葉巧みな勧誘に乗っかってしまい、彼のアトリエでモデルになることをOKしたところから彼女に思わぬ災難が降りかかってくるというだけの103分と言う文芸ロマンロシア映画
 
一応は写真のモデルさんということで最初は着衣で写真を撮って
って言ってもなんとモノクロ信長フィルム撮影ですから、モデルの気を引くためか
現像からプリントまでを一緒に行って彼女の気をひいていき
だんだん過激なポーズや構図を要求していくわけで
いつのまにかオールヌードの写真を撮ったり、真夜中に睡眠中にpの寝てる裸を撮ったり
って光量どうなってるん・・・って私は突っ込んでましたけど
さらには音が聞こえないことをいいことに入浴中にバシャバシャ盗撮しまくったり
と、だんだん過激になってきて、見てるこっちはシャッターだけで犯すのではなくて
実際に肉体で犯してしまうんだ
っていうゲスというか男のこう言った映画に求める本質的なシーンはいつ来るのか
って、此の女優さん邦題通りかなりな美人さんでしたので固唾を飲んで待ってましたんよ
 
たら、犯すどころではなく、違ったおかしな方向に行っちゃうんですね
芸術家の感性似基づく作品になかなか昇華しきれずに、彼女とのモデル契約期限も迫りきて
後一歩って感じが掴めないもんだから、彼女を逃さないようにと手錠で監禁してしまうんですね
で、監禁しといて写真家は司祭さんに”芸術のためならモデルを殺しても
その芸術が多くにpの人々を救うのなら許されるのか“なんて聞くシーンがあるものだから
最終的にはモデルの死で作品を完成させるんだ
って違う方向性で見ていく羽目に
その間必死で逃げようと画策するヒロイン、の姿を見せて
いやが上にも芸術家野村狂気が見え始めるんですが
 
ついに最終目的でヒロインは頭を剃髪されてしまい
ヒロインの役者さんヘア出しにヘア剃りに文字通り体当たりで演じられていました
 
画的にはさほどエロくはありませんでしたが
ここまで酷い仕打ちを受けながらも、なんとか助かるヒロインでしたが
最終的に彼女の心の中に残った感情は・・・
 
ヒロインの美しさが映える作品でした
 
2018年製作、ロシア映画
ウラジミール・アレニコフ脚本・監督作品
出演:コンスタンチン・ラヴロネンコ、マジャ・ゾパ
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