海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

目糞鼻糞を笑う

2014-05-12 | 写真日記

北京のオリンピック公園にある何かの建物

 

北京に最初に行ったのは1996年頃だったと記憶している。雑誌の取材で北京と台北にある両方の故宮博物館を見るというテーマで、亡くなってしまった中島らもさんと共に6人で行ったのが最初。その時、スタッフ側のほとんどが軽い下痢に合い北京の後に行った台北まで尾を引く。その数日後に私は作品撮影の為に上海へ向かったのだが、2週間の滞在期間中に何とか撮影出来たのは、帰国日前の4日のみという苦い経験をしている。それ以後、幾度と無く北京に行っているのだが、毎回北京から戻ると必ず軽い下痢をする。でも、理由は未だに不明。

上海人に聞くと、北京のような不潔な街には行くなと言われ、いかにその北京がダメなのかを過去の例を出してさんざん聞かされた。また、ある時北京に取材で行ったら、地元の北京人から何処から来たのかと問われ、私は日本人だが今は上海に住んでいると言ったら、あんな下品で汚い街によく住んでいるなと顔を歪めながら言われた。

どうも中国人という国民は、自分の住んでいる以外の他都市の人達を下に見る傾向があって、大都市ほどそれがひどく上海ではそれがさらに酷いように思う。この国はとてつもなく広いので、言語だってまったく違うし(訛りどころではない)多民族国家なので、それは何となく理解できるのだが、同じ漢民族同士でさえまとまらない国のあり方ってどうなんだろうね。中国は大国であるが、中国人は器が小さいと言われても仕方がないな。

amazonで「なぜ中国人は互いに憎みあうのか?」という本があったので、おもわずポチッとしたがkindle化されてないので、読めるのは来月。最近はkindleで本を読んでいるので、私のように海外に住んでいる人達にとってはとても重宝している。

 

 

コメント (5)
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