ロケ現場の横に黄色いフェラが
上海老相機製造博物館を出た後、新天地方向に歩いていると雑誌の撮影現場に遭遇。白人のモデル相手にGodoxのストロボ3台を使い日中シンクロしていたが、私から言わせれば変なライティング。その横には撮影に使うのかどうか知らないが、黄色いフェラがエンジンをかけたまま停車中。よく見ると、サイドボディに「1Speed」の文字。こういうところがイモであり上海風とも言える。
前世紀1995年頃の話だが、私の知り合いの上海人が中国でフェラーリの代理店をやっていた。その時、フェラーリのテスタロッサを北京で一台上海で一台売ったと聞いている。当時の上海のほとんどの車は、ワーゲンのサンタナかダイハツのシャレードがメインの時代で、高速道路も無かったし一般道は凸凹だらけで、とてもスポーツタイプの車が走れる状態では無かったので、おそらくそのフェラーリはトップギアに入れる事なく生涯を終えたはず。
車は見栄を張るには一番の小道具だが、それらの車に似合うニーチャンやネーちゃんに上海で出会った事がないのが寂しい。
α7Ⅱ RE Auto Topcor 58mm f1.4 開放