海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

羽田から上海へANAで

2017-01-18 | 写真日記

羽田の展望台で

 

久しぶりに羽田空港からANAで上海浦東空港へ。最近は営業も兼ねた遠回りの旅が多いので、日本の地方空港を使う事が多かったし、往復でなく片道チケットが安く買えるのでLCCを使う事が多かった。また、ずっと海外は成田が定番だったが羽田の海外便も増えとても便利に。私の場合、泉岳寺から京急に乗れば20分もかからず羽田空港へ行けるのがありがたい。羽田空港の国際線を使うのは4度目だが、今回は時間があるので搭乗口の上の階を散策したが、お江戸風の造りが日本人の私でも心地よい。

ANAの心地よいサービスはチケットカウンターからすでに始まったいる。顧客が今が何を求めて何をしようとしているのか、先読みが出来るスタッフのさりげないサービスはすらばしい(上海風日本語)。ただ、あえてケチをつけるとすると、機内誌の「翼の王国」の写真印刷の酷さだ。私は写真を生業としているのであえて言うけれど、久しぶりに日本で最低レベルの写真印刷を見たとしか思えない印刷だった。私が知っている昔の翼の王国は記事も写真も印刷もレベルが相当高かったので、ANAに乗った時は楽しみにしていた機内誌だけに相当がっかり。

機内誌は日本人以外の人達も見るので、日本語のわからない人達にとって写真はとても重要だ。そして、日本はデジタル先進国でもあり世界のデジカメのほとんどは日本製。しかし、出来上がった写真印刷は相当後進国と言わざるを得ないレベル。嘘だと思うなら2017年の1月中にANAの機内に置いてある翼の王国を見てみるとよい。機内誌のクライアントであるANAは、本当にこれで満足しているのかどうか、またこの機内誌を編集している会社は、本当にこの印刷レベルで色校にサインしているのか、ちょっとレベルを疑う。機内誌は顧客にとってはその機内にいる間はその航空会社のある意味顔のようなもの。日本が常に言っているおもてなしの一部だと思って、今のうちに再考した方が良い。このままでは、先進国としての民度を疑われるよ。

まぁ、機内誌以外はとても心地よい3時間を過ごせたのでANに感謝。この1月の号だけ写真印刷が酷かった事を祈る。

XF35mm f1.4+X-Pro2

 

 

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