海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

旧城内豫園の近く

2021-01-08 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

日本も寒そうだが、上海もゲロ寒の日が続いている。ただ、雪が降るほどではないが、あまり外に出たくない。なので新しい写真が枯渇状態なので昔の画像からチョイス。

ここは豫園の外側の裏路地だ。この地域は、つげ義春の世界がそのまま残っていた場所だが、すでに存在しない。撮影したのは今世紀に入ってからだが、当時は手書きの看板やサインが街に溢れていた時代。日本の昭和時代には、手書きの看板も多かったので店の看板も店ごとに個性があった。上海で手書きの看板が消えたのは2010年の上海万博前だ。古い街並みにある小さな店の看板全部を、市が資金を出し見栄えが良い看板に変えてしまったのだ。店は看板を無料で提供してくれるので喜んだ人も多いが、看板だけきれいになったので違和感アリアリだったのを思い出す。

 

コメント
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