海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

低気圧雲は墨絵の世界

2024-03-08 | 写真日記

Canon FD50mm f1.4+補正レンズアダプター

 

Telyt 200mm f4ビゾ専用

 

Canon FD50mm f1.4+補正レンズアダプター

 

10年以上前の過去の画像から

低気圧下の雲をモノクロ変換すると墨絵の世界になる。こんな日に撮影する時も、コントラストの低い古いレンズを使う。普通に撮るとハイライトもシャドウ部もヒストグラムの中に完全に収まりねむい画像になり、RAW現像時に調整しやすいデータになる。古いレンズで撮影するとねむい写真になるからイヤだという人は、RAW現像をお勧めする。

昔のモノクロフィルム時代の事だが、フィルム指定のISO感度を基本にして撮る状況や被写体によって感度を変えたり現像時に時間調整していたのは、プリントの仕上がりを予測して撮影していたからだ。フィルム時代のモノクロフィルムを思い出すと、トライXが一番扱いやすく35mmから8x10まで揃っている万能フィルムだったのは間違いない。ただ、120サイズに限っては、コダックのベリクロームパン(アマチュア用フィルム)を私が使っていたのは、アマチュア用なのでラチチュードも広くとても扱いやすいフィルムで価格も安かったからだ。このフィルムを勧めてくれたのは、随分と前に亡くなってしまったが、赤坂に暗室があった超有名モノクロプリンターS氏。今の私はデジタルカメラしか使ってないので、露出の決め方はヒストグラムを見て決めている。撮影はカラーで撮影しRAWデータをLRで調整し最後はPSでモノクロ変換。LRでの現像時には、フジのフィルムシュミレションのプロネガスタンダードかエテルナが基本で、他はほとんど使ってない。

☆元女性アシスタントで今は映像監督が、現在フランスロケ中とチャットが来た。場所はイギリス海峡を挟んだフランス側の海沿いの街。きっと海鮮料理が美味いだろうな。

 

コメント
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