海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

過去のフィルムにハサミを

2024-03-18 | 写真日記

2007年から2008年に撮影したピンホールカメラのネガ

 

2007年から2008年にピンホールカメラで撮影したネガすべてにハサミを。このネガを高解像度でスキャンし保存してあるのが理由。2004年頃から完全にデジタルに移行したが、2007年からピンホールカメラを使いKokakのT400CNで撮影.。このフィルムは、カラーネガフィルムのモノクロタイプなので、現像は当時上海で一番信頼出来るプロ現像所。

 

 

旧城内

 

 

虹口区

 

 

湖南路

 

 

虹口区

 

 

黄陂南路

 

ここに写っている場所は、すべてビルになり当時の面影はまったく無い。3番目の画像は、街角に普通にあったKioskで新聞や雑誌を売っていたが、随分前に消滅。当時の上海は雑誌は書籍では無いので、一般の本屋では販売出来なかったのだ。今の上海で雑誌の話がほとんど出てこないので、すでに絶滅危惧種だろう。本屋の撤退も多いが、逆に豪華でカフェも併設している本屋が激増した。昔に雑誌専門のカメラマンだった人達はどうなったのか。

数日前の日本の記事で、フィルムカメラを使うZ世代が増えているらしい。理由を聞くときれいに撮れないカメラとして、フィルムカメラを使う人が多いそうだ。しかもフィルム現像後にネガスキャンし、ネガは破棄する人が多いそうだ。これは、一時的なファッションのようなものだと私は思うが、フィルムの存続を思うと悪い事ではないけどね。先週の事だが、星光カメラ城の前でフジフィルムの"写ルンです"でお互いの写真を撮っている若い女性を二組見たが、こちらでも同じようにフィルムカメラが流行っているようだ。

☆きれいに撮れないカメラ記事→コレ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする