贋作が真作で問題になっているのは、”ヴォルフガング・ベルトラッキ”が描いた絵画。見分けがつかないほど本物に近すぎるという意味では、彼は天才贋作師と言っても良い。この件はまだ結果が出てないが、あれは俺が描いたよと本人が言っているので贋作だろうね。
深圳の大芬村で
写真があれば何でも油絵で描ける
世界には贋作や幼稚なコピーが多く出回っているが、コピーの多くは中国の深圳で描かれている。それが、深圳の絵画村と言われている大芬村だ。この絵画村のすぐ近くには本物の深圳美術館があるのが笑える。この村へは2013年に製造業の社長に紹介されて行った事がある。ここで絵を描いている人達は、美大を出たが職がない若い人が圧倒的に多い。値段は、絵のサイズと絵の具の量で決まる。つまり、サイズが大きく絵の具の使用量が多いと値段が高いって事。もうこれは、完全に絵の製造業とも言える。この時、二十歳代の女性がドガの絵のコピーを描いている写真を撮ろうとしたら阻止された。
一方で謎だった唐三彩を復活させた男もいる。→コレこのエピソードはとても面白い良い例
☆深圳の絵画村→コレ
☆深圳の絵画村が舞台のドキュメンタリー映画「世界一ゴッホを描いた男」→コレAmazonプライムで無料(これもお勧めドキュメント映画)
☆鑑定士が騙されるとても面白い映画→「鑑定士と顔のない依頼人」はお勧めのイタリア映画
☆私が2015年に鑑定現場を見たブログ→コレ
☆昨日の夕方に日本人カメラマンの訃報が上海から届いた。と言っても、私は数回会った事がある人で私より9歳も若い人だが、彼は日本で撮影中に倒れて帰らぬ人となったとの事。詳しい事は分からないが、多分ストレスもあったと思うよ。