海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GODOX V850の電池問題

2014-07-08 | 使える中国製カメラ機材

 

GodoxV850及びV860は、とても良く出来ているストロボなので私も常用しているのだが、最近このストロボのバッテリーの一部に不良品が混ざっている事が判明。トラブル内容は、充電してもすぐにバッテリーが消耗した状態になるとか、ストロボ本体に電池を入れて電源を入れると数秒で液晶表示が消えるという問題。

今現在、この問題はすでに解決済みとの事を2014年7/5にGodox本社から聞いている。ただ、リチウムイオンバッテリーを使うこのストロボは、欧米で飛行機内に持ち込めないなどの問題が発生しているので、数ヶ月以内に今までのリチウムイオン電池以外にニッケル水素電池も販売し、購入者が電池を選べるようにするようだ。ニッケル水素電池に変えた場合、今までのリサイクルタイムはリチウムイオン電池に比べると若干長くなるのは仕方がないが、コストパフォーマンスと安全も含め外部電源が必要ないというV850のメリットは十分にある。

☆V850やV860は海外からネットで買っている人も多いが、トラブルも含めると保証付きの日本の信頼の出来るショップで買う方が後々安心。

関連記事 GODOX V850の電池問題 その2

 

 

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2014年上海カメラショー

2014-07-07 | 写真日記

完全に中華風ブース

上海カメラショー期間中は毎年梅雨が明けている時期なのでゲロ暑なのだが、今年は梅雨が明けておらずとても涼しかった。相変わらず目新しい物はほとんど無いので、さらっと知り合いのブースを周り早々と退散。

 

3Dプリントで部品の試作品を作った 

 

会場を出て場所を変え新しいスタンドの試作品をチェック。一部のパーツを3Dプリントで作ったのだが、何とかうまくいきそう。軽くコンパクトに収納出来るまったく新しいライトスタンドは来月頃完成予定。それと、アンブレラホルダーも。

その後、数社のスタッフ12人で夜の乾杯へ。

 

 

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湿度の高い上海はレンズにとって大敵

2014-07-03 | 使える中国製カメラ機材

室内はエアコンを入れた状態で60% 防湿庫内は45%に

昨年までレンズやカメラの保存はペリカンのケースを使用していたが、中に入れてある乾燥剤を時々レンジでチンして乾かすのが面倒になり初めてカメラ用の防湿庫を2個買った。防湿庫は問題なく機能しているようだが、同じ場所に置いてある2台の防湿庫の湿度計が示す値が違うので、日本から信頼出来る湿度計を2個買って来た。ちなみに日本製の2台は、ほとんど同じ値を示している。

それを二台の防湿庫に入れてみると、防湿庫の湿度計と10%以上の誤差がある事が判明。どちらを信じるかと言えば、当然日本製を信じる。これは、中国人に聞いても間違いなくそう言う。そのくらい、こちらの国の数字はすべての事例に対しても信用できない。

日本のアマゾンで買った温度湿度計は、EMPEX社製のアナログタイプ

レンズを保管する場合、防湿庫に入れておけば安心という訳ではないので注意が必要。その理由のひとつは、レンズのヘリコイド部分に入っているグリスが蒸発して揮発したガスが防湿庫に充満しレンズに曇りが発生する場合がある。最近のグリスは良くなっているのだが、古いレンズやイカサマ修理屋でグリスを入れ替えている場合は注意が必要。古いレンズは信頼出来る修理屋で最新のグリスに入れ替える事と長期間防湿庫を開け閉めしないのは問題ありと思った方がよい。

☆以前もこのブログで書いた事だが、中国でカメラ用水準器を買う場合の注意。アクリルの直方体の中に空気の泡が入っているカメラ用水準器があるが、あれは直方体の中に泡が入っている直方体だと思った方がよい。もしどうしても買わなければならない場合は、ちゃんと水準の出ている水準器を持ち込んで調べて買う事をお勧めする。数年前に店で調べたら8割が不良品だった。

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上海の空と東京の空

2014-07-02 | 写真日記

今建築中の超高層ビル

 

6/26に東京から上海に到着した日はこんな天気で、それ以後も同じような天気。気温は例年と比べると低めなのでまだ過ごしやすいが湿度は相変わらず高い。

上の画像は今年に完成予定の超高層ビルだが、上海に超高層ビルが出来ると必ず金融危機が起きるというジンクスがある。過去2度とも金融危機とリンクしているので侮れない。まぁ、そろそろ中国バブルも限界に来ていると思うが、それを感じるのは地方での話。

 

 

上海へ向かう数日前の東京の空

同じ大都市東京は空気が上海より澄んでいるので美しいし、変化があるので飽きない。

明日から上海カメラショー(正確には婚礼撮影器材展)なのだが、今年は暑くなりそうに無いのでとても嬉しい。共同企画しているサンプルも出来ているようなので楽しみでもあるが、毎夜の乾杯はけっこうしんどいので、今日から禁酒に入る事に。

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調布へ組長とガメラに会いに

2014-07-01 | 写真日記

左から初代ガメラとガメラ2号と右端がガメラ3号

1987年、私の20歳代最後の大仕事はアニメと実写が合体した映画撮影で、私はアニメ用の背景撮影を担当。当時調布の大映スタジオ(今は角川大映撮影所)のプレハブ小屋に2ヶ月間泊まり込みで撮影をした。ここへ来たのは十数年ぶりなので、新しく生まれ変わったスタジオは初めて。現在は昔の昭和の香りがする面影はまったくないが、私が2ヶ月間缶詰になったサティアンと呼ばれていたスタジオは当時のまま残っていた。

 スタジオ入口横のショップには、初代ガメラから3代目のガメラの顔が展示してあり、だんだんと顔が小さくなり精悍になっている事がよくわかる。初代ガメラの顔を見て思い出したのが上海でのアシスタントの余英。今後は、yoyoと呼ばず勝手に「ガメコ」と呼ぶ事にした。 

 

大魔神社

スタジオ敷地内には大魔神社があり、作り物ではなくちゃんと御神体が入っているそうだ。 角川大映撮影所入口に立つ2体の大魔神が怒ると調布の街は壊滅状態になると思い大魔神社に手を合わせた後、この会社の組長と久しぶりに調布の飲み屋で一杯。 

 

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