海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GFX50RにFA43mm f1.9とFA77mm f1.8は相性がよい

2020-08-11 | GFX+オールドレンズ

Pentax FA43mm f1.9  

 

Pentax FA77mm f1.8

 

GFX50RにペンタックスFA43mm f1.9とFA77mm f1.8は、GFXと相性がとても良い。この二本のレンズは、今世紀に入って開発されたレンズだが、最近のデジタル用レンズのようにギスギスした描写ではなく収差が程よく残っているすばらしいレンズ。そして、GFXの44x33mmセンサーで使った場合周辺光量落ちはあるが、画像ソフトで補正出来る程度の落ち方でケラレは発生しない。両レンズ共に息の長いレンズだが、仮にFA77mmf1.8が製造中止になるなら、即もう一本購入しておきたいほど惚れ込んでいるレンズなのだ。

画像は、自宅の窓から低気圧が忍び寄ってくる西の方角を。両レンズともにf4に絞っているので周辺光量落ちは少ないが、開放ではもう少し周辺光量落がある。GFXをメインカメラで使う時、私の場合この二本のレンズと35mmか28mmのレンズがあればほとんど事足りる。

☆Pentax FA77mm f1.8とGFX50Sの組み合わせで初撮りした画像→銀座シャネルギャラリーで

  

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「カメラと戦争を」読み返す

2020-08-09 | 写真日記

カメラと戦争1994年発行

 

上海ではKindle Fireで本をダウンロード出来ないので、通常は日本に帰国時にダウンロードして上海に持ち込む事にしているのだが、新型コロナウイルスの影響で日本に帰国できないので読みたい本がゼロ状態が続いている。という事で、手持ちを本を読み返しているだが、再び読み返すと忘れていた事や新発見もあり結構面白い。

この「カメラと戦争」は、アサヒカメラのニューフェース診断室に関わっていた小倉磐夫氏が執筆した本で、光学技術が戦争の勝敗を決める重大な技術だった事や、戦後の日本のカメラの歴史がとてもよくわかる内容で読み返してもとても面白い。この本の中に出てくる人物で、実際にお会いした事のある人は、今は亡き貫井堤吉氏。1998年上海に向かう直前にLeica M4 ブラックペイントの修理をお願いしたのが最後だった。私のライカのボディを見て、「これは私自身が修理します」と言っていただいたのを今でも覚えている。

この本とは関係ないが、前世紀に深センで取材した石井次郎氏は、やっぱりライカM型を愛していた人。彼は香港に来る前は北欧でトプコンカメラの修理を請け負っていた人で、当時のトプコンはアメリカの海軍が軍用カメラとして使っていた事や当時のスェーデンではポルノ写真を撮る為には、トプコンのモータードライブ以外はモーターが焼き切れて使い物にならなかった事など、とても楽しめる話を実際に聞けた。

彼が言った言葉で「お礼というのは、恩になった人だけに返すものではなく返すのは誰でもいい」は名言である。石井次郎氏の事を書いた本をもう一度読みたいのだが行方不明なので、ネットで探すとkindleの中にあったので、日本に帰国した時にダウンロードしようと思っている。

☆石井次郎氏を知るには「望郷と決別を」コレ→ https://www.amazon.co.jp/dp/B009DECZAM/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

 

 

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上海市内の近場はバスで

2020-08-03 | 写真日記

マスク着用率95%

 

一昨日は上海のJタウンの地下にある焼き鳥屋「大吉」で一杯。このJタウン地下は、地理的に上海日本村エリアなので日系の飲食店街になっている。5月から新しい場所に引越して時々来ていたのがこのJタウンで、理由はDISOがあるからだ。ただ、新型コロナウイルスの影響で6月末までは客が激減していたのだが、今は客が少しずつ戻って来ているようで、この日の大吉は満員状態。最近の上海はなぜか日式の焼肉屋が大繁盛中で、予約が取れず客(中国人)が外に並んでいる店も結構多い。このJタウンへは、私の自宅からはバスが便利なのだが、公共の乗物を利用する場合は今でもほとんどの人がマスクを着用していて車内で話をする人も稀。上海では新規の感染者はずっと出てないのだが、マスクはすでに生活必需品となってしまったようだ。

X100Fの後継機X100Vは使った事がないが、レンズ設計が変わって諸収差が改善されているようだが、ネットで画像を見る限りX100Fの描写の方が私には向いているようだ。

☆X100F

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