海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

孔乙己酒家(瞿溪路店)

2024-03-20 | 写真日記

乾燥龍眼

 

ピーナツの海苔まぶし

 

臭豆腐(匂い控えめ)

 

筍が一年中メニューにあるのは乾燥させた筍だったのは初めて知った

 

炭酸割り紹興酒は新製品

 

紹興酒プリンは新商品

 

この日、東京から一時帰国した料理人が店に来るので飯を食いに来いと言われ孔乙己酒家で一杯。彼は新橋にある上海料理の名店"鴻運"で働いた後に、現在新小岩で"尚氏私房菜"として独立した料理人。 この日はオーナーと、昨年結婚式を挙げた息子夫婦と料理人と私で紹興料理をいただいた。

この孔乙己酒家は、本店(孔子廟横)と同名の支店と、天山路1111号に今風の"空桑偶得小酒店"が昨年オープン。そして、今までになかった紹興酒の発泡酒と紹興酒で作ったプリンが新しくメニューに加わった。発泡酒はアルコール度8%とビール並の度数で飲みやすい。この孔乙己酒家は、伝統を守りながらも時代に合わせて少しずつ進化しているのが良い。

何事にも飽きっぽい上海人を相手に料理屋を長く続けて行くには、少しずつ時代に合わせて変化して行かないと生き残れない。それと、今の若い人達の味覚も変わっているので、伝統的な上海料理(老上海料理)の甘過ぎる味付けからの変化も必要だろうな。

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過去のフィルムにハサミを

2024-03-18 | 写真日記

2007年から2008年に撮影したピンホールカメラのネガ

 

2007年から2008年にピンホールカメラで撮影したネガすべてにハサミを。このネガを高解像度でスキャンし保存してあるのが理由。2004年頃から完全にデジタルに移行したが、2007年からピンホールカメラを使いKokakのT400CNで撮影.。このフィルムは、カラーネガフィルムのモノクロタイプなので、現像は当時上海で一番信頼出来るプロ現像所。

 

 

旧城内

 

 

虹口区

 

 

湖南路

 

 

虹口区

 

 

黄陂南路

 

ここに写っている場所は、すべてビルになり当時の面影はまったく無い。3番目の画像は、街角に普通にあったKioskで新聞や雑誌を売っていたが、随分前に消滅。当時の上海は雑誌は書籍では無いので、一般の本屋では販売出来なかったのだ。今の上海で雑誌の話がほとんど出てこないので、すでに絶滅危惧種だろう。本屋の撤退も多いが、逆に豪華でカフェも併設している本屋が激増した。昔に雑誌専門のカメラマンだった人達はどうなったのか。

数日前の日本の記事で、フィルムカメラを使うZ世代が増えているらしい。理由を聞くときれいに撮れないカメラとして、フィルムカメラを使う人が多いそうだ。しかもフィルム現像後にネガスキャンし、ネガは破棄する人が多いそうだ。これは、一時的なファッションのようなものだと私は思うが、フィルムの存続を思うと悪い事ではないけどね。先週の事だが、星光カメラ城の前でフジフィルムの"写ルンです"でお互いの写真を撮っている若い女性を二組見たが、こちらでも同じようにフィルムカメラが流行っているようだ。

☆きれいに撮れないカメラ記事→コレ

 

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クリアタイプの電球は美しい影を演出

2024-03-16 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

予約制の茶館で Nokton Classic 40mm f1.4+X-H1

ここは、一日に4組しか受け付けない予約制の茶館。一組4人以内で二時間の予約制。北側からの窓の自然光とクリア電球(磨りガラス無し)と室内光のミックス光下での撮影。

 

 

光源はクリア光電球+室内光 ランプシェードの影が美しい Nokton Classic 40mm f1.4+X-H1

 

 

西陽の太陽光とクリア電球の影のミックス光 潮州の茶館でX-Pro2+Summarit 5cm f1.5

 

画像は潮州の茶館のコンクリート床面。右側の黒いシミ状と左側のテーブルの下には美しい漢字の影が。これは入口のウィンドウガラス一面に漢字の文字が書かれていて、西陽の時にしか見ることができない美しい漢字の影。テーブルのエッジ部分には、太陽光とクリア電球のシャープで美しい影が小宇宙を作り出していた。私がこの床面を撮っていると、不思議そうな顔をしていたオーナーは、この美しさに気がついてないようだった。

 

 

新華路に住んでいた頃の自宅茶室 竹製の鳥籠にクリア電球を仕込んだ手作り照明

 

日本ではほとんど使われる事のないクリア電球(すりガラス状ではないガラス製)は、こちらではスタンダードだった。この電球は直視すると眩しいので見た事も使った事もない日本人は多い。でも、このクリア球は点光源になるので太陽光に近い美しい影を演出してくれる優れ物。

今こんな光を作ろうと思っても無理。それは、LED電球のほとんどが、平面にLED素子を並べているだけだからだ。これが無理でもLEDライトのリフレクターを外せば太陽光の近い光は演出できるが、大光量のLEDは小さなLEDチップの集合体なので、そのままではLEDチップの数だけ醜い影が出来る。なので、そのLEDチップの集合体の前にディフューザーを付けるしかない。こんな光をストロボ光で演出するにはUタイプの発光管(バルカーやトーマスやその派生の写真電気工業)しか出来ない。そのU型チューブをリフレクター無しで使えば近い効果が出るので、一部のプロ写真家はペンシルライトと言い私も使っていたが、今は元アシスタントが使っている。

 

今現在小型のUチューブが使われているのはGODOXの小型ストロボLux Seniorのみ(折り畳みのリフレクターは外して捨てた)

 

この"Lux Senior"のガイドナンバーは20ほどで、シンクロコード専用のラジオスレーブも使える充電式ストロボ。今はデジカメの感度を上げても全く問題ないので、室内での人物や物撮りに太陽光に近い光を作るには十分使えるが、慣れないと室内の定常光とのバランスが難しいかもしれないね。

 

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こんなPRがあった上海

2024-03-14 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

かつての日本にもあったサンドイッチマンの進化系

 

店の呼び込み 

過去の画像から

トップの画像は、日本にも昔あったサンドイッチマン(お笑いの彼らではない)の進化系。進化したのは、サンドイッチではなく背中のみが光る看板で相当人の目を引きつけたが、その後消滅。二番目の画像は、突然立ち退きが決まった古羊路付近で客が激減した頃。若い女の子が飲食店の前でチラシを渡すだけだが、効果は無かったようだ。

私が2003年に借りたマンションのエレベーター内部にはモニターがあり、車やPCなどの静止画広告が流れていて驚いた。聞くとSDカード差し込み口があり、人海戦術で定期的に広告を更新していた。今ではどこのエレベーター内にもモニターがあり、動画広告が普通に配信されているのが当たり前になっているが、もちろん人海戦術ではなくネットで更新。

現在ネットでオーダーすると、地方からの配送も劇的に早い。カメラ機材屋に行ってもあまり売れないアクセサリー類は在庫を持たない店が多く、店主にネットで買えと言われる時代。私が今住んでいるアパートの入口内には、フロアーの右半分は宅配便の受取エリアがあり、ネットで買えない物はない。また、飲料水の自動販売機も設置されている。荷物が届くとスマホの通知が来るし、荷物が無くなる事はまず無い。

☆今は大相撲大阪場所が始まったので、夕方の楽しみに。大阪場所は荒れると言われているが、もうすでに荒れていて誰が優勝するか。個人的には知り合いの豊昇龍を応援しているが、さてどうなるのか。

 

 

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路上でカメ

2024-03-12 | 写真日記

日本村近くで昨年のが画像を

昨年の画像から

普通に路を歩いていても、ドラマがあるのが中国。ここは上海地下鉄の婁山関路駅で昨年撮影。このオッサンはカメを売っているのか見せているのか、これだけではわからないけどペットではないと思う。

 

十数年前は上海も屋台天国だった

 

ここは10年以上前の虹橋路と凱旋路の交差点。虹橋路駅から近く日本人の若いニーチャンも一時期屋台を出していた時期があったが、その後に取締で絶滅。

 

 

ミカンだけ売っている人(前世紀に撮影)

 

骨董市は週末のみ(前世紀に撮影)

 

前世紀の画像から

10年以上前までは、道端でビニールシートを広げネギ10本とか漢方薬や骨董品やスマホなど様々な物を売っていた人が多かった時代もあったが、露天禁止令の後に上海中心部ではまったく見ない。この頃は、回転式パノラマカメラで旧城内を撮影していた時期。

☆知り合いの倉庫が火事で全焼したと連絡があった。火元はリチウムバッテリーだそうだ。こちらでは、電動バイクから出火などの火事が最近増えている。私が住むアパートも電動バイクは自宅に持ち込まないよう張り紙が。私も過去経験があるが、バッテリー充電時は目を話さない事と、安物は買わない事。

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