長期の休みに入ると、若干雑用が減るので、まとまった時間、本を読みます。本が好きというより、活字中毒に近いですね。現実からの逃避もありますが。。。苦笑
石井桃子さんが100歳を目前に、半世紀ぶりに改訳されたアメリカの名作。
『百まいのきもの』から『百まいのドレス』に生まれ変わったそうです。
このものがたりは、貧しいポーランド移民のワンダという少女をめぐる、人々の
間の差別や心の葛藤を描いたおはなしです。
アメリカのお話やジョークのなかには、ポーランド移民が出て来ますが、移民のなかでも東欧のポーランドは貧しさの象徴なのでしょうか。物語もさることながら、根深い差別のようなものを感じてしまいました。
日本人のファンタジー。
一本の鍵に導かれて「向こうの世界」に関わりを持った昇は、闇と恐れに閉ざされた城を解放する戦いに挑みます。
それはまた、失踪した父を取り戻す戦いでもあるのでした…。
10歳の少年昇が主人公jなのですが、出てくる場面設定が、自宅と学校なので、日常から離れたい私としては、最初物足りなかったのですが、読み進むにつれ、場所・時間か重層構造になっていて楽しめました。
ファンタジーといえば、こちらも3度目ですが、読み返し。。。読みやすいので、この後の3,4巻も一気に読みました。外伝も出ていてます。 上橋さん、次はどんな物語を創造しているのでしょうか。楽しみに待ってます。
トムハンクスがラングドン教授を演じる映画「ダヴィンチコード」・「天使と悪魔」でおなじみのダン・ブラウンの新作といっても2年ほど前に出ていたようです。図書館で見かけて借りてきました。相変わらずの、スリルとサスペンスですが、今回はフリーメイソンが主題。宗教に疎いのですが、もっと深く知っていれば、もっと楽しめるのだと思いました。
もっと軽く読める、浅田次郎や山田智彦・江上剛なども読んでます。銀行や企業の再編など興味深いですが、事実は小説よりも奇なりだったりするのかな、と思います。
浅田次郎さんと言えば、最近「日輪の遺産」が映画化されたようですね。巨額の埋蔵金がかくされているという話なのですが、前に読んだ時に、親類が住んでいる実在の場所が出てきたので、一瞬ながら「えっ、ホント?!」と思ってしまいました。話にはいりこみすぎ。浅田さんの小説は、人を引き込む魅力を持つものが多いですよね。
夏休みも終わりましたし、大分朝晩も涼しくなってまいりましたので、そろそろ現実にも目をむけて頑張りましょう。