柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

私の仕事

2008年09月04日 | sibatanoriko?
私の肩書き「エンディングデザインコンサルタント」です。

私の仕事って想像がつきにくいようです。
「何やってるの?」とよく聞かれます。

「葬式を請け負っている」と思う人が一番多いみたいです。
まぁ、それも依頼があれば、するんですが。

一番多い依頼は葬儀社のスタッフへの講演や研修です。

初めの頃は
*葬儀のサービスとは
*葬祭の接遇とは
*お客様の心を掴む方法とは
*遺族のグリーフケア(悲嘆の癒し)とは
そんな、講演をしていたんですけど

これって意味あるのかな?
って疑問を感じちゃって。

講演しているときには
皆、一生懸命メモして聞いているけど
実践できてないのがほとんど、イヤ、全てだと思うんです。

葬儀社に相談に見えるお客様の心理は
病人を抱え、不安で後ろめたい気持ちです。
安心していただけるように
優しく丁寧に応対しましょう。

こう教えても「なるほど、そうか」とは思っても
実際にどう不安を取り除いたらいいの???が本音。

そこで、私は
もっと具体的に例を出して教える事にしました。

お客様が来られたら
「こんにちは。何か御用でしょうか?」
相談したいんですが・・・
「かしこまりました。どうぞこちらへ」
「何でも、気軽にご質問くださいね。
 出来るだけ、解かり易くご説明しますので」

こんな会話をしましょう。
そうすれば、お客様の不安の1/3は取り除けます。
少なくとも、来たことに後悔はしません。

こういう教え方のほうが
ずっと、身につくし、応用もし易いんです。

それで、今は実践型で講演も研修もしています。

毎年秋になると、講演依頼が多くなります。
これって、結構楽しいんです。

遠方だと、講演の翌日にミニ観光をしてくるんです。
帰りの時間までの数時間ですが。

地図を片手に色々見学したり
名産品を買ったり。


そして、今年から
葬儀社だけでなく、一般の方々に
講演する機会が増えてきました。

葬儀の実態とか
自分の葬儀を考えるにはとか
終末までにしておくべき事とか

これも、遣り甲斐のある仕事です。

実際にお話ししてみると
詳しいようでも、ほとんど方が
間違って覚えていたり、昔の事だったり
勘違いをしていたり。

でも、一般の方々が
葬儀の話しを聞こうと思ってくださる時代に
なったんですね。

死を縁起でもない、と思わなくなった。
人間として当然の事と感じてくださっているのが嬉しいです。

5日は宮崎に行ってきます。