西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

事前協議も大切です。

2008-07-09 19:43:13 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日の議会終了後、会派の控え室でお仕事していると、消防団本部から
召集の電話が。
「六湛寺町10番3号で火災警報発令中」
って、いや、それ、市役所の住所ですがな。
慌てて、行ってみたものの、大したことではなかったらしく、すぐ解散になり、
結局、状況もよく分からんままでした。
何があったのやら、明日にでも、ちゃんと、聞いておかないと。

それはさておき、遅ればせながら、昨日、一般質問終わりました。
よい感じで今後に結びつく話ができたと思っています。
詳しいご報告は、後日、何回かに分けて、ブログに掲載していきますので、
ぜひぜひ、ご覧下さいませ。

で、昨日の質問内容とは関係ないのですが、議会での一般質問に対する
報道等について、少々、思っていることがあるので、今日は、その話をば。
以前、マスコミにおいて、
『(事前に調整が行われ、やり取りも決まっていて、シナリオ通りに進む)
 ほとんどの自治体の議会は八百長と学芸会。』
という、ある方の発言が、報道されたことがありました。
多くの地方議会において、「事前に、やり取りが決まっている」というのは、
おそらく事実でしょう。
実際、西宮市もそうですし。
でもね、それが、いかにも悪いことであり、質の低さにも
結びついているかのような意見は、一面的に過ぎると思うのです。

議会の役割には、様々なものがありますが、
 〇行政の運営を監視し、
 〇不適切な点を指摘し、
 〇あるいは、適正化のための案を提示することによって
 〇不適切な点を改善すること
これは、議会が果たすべき、非常に重要な役割の一つです。
問題点を指摘すること、あるいは、案を提示することは比較的、簡単ですが、
これを実際に改善するのは、そう簡単なことではありません。
指摘された点を正し、あるいは、提示された案を実行するのは
行政の役割であり、議会には、その権限はないからです。
(もちろん、指摘・提示した案が適切なものである!という大前提が、
 あったうえでの話ではありますが。)

問題点を指摘し、具体的な改善策を示すにあたっては、
事前の打合せが必要です。
これがなければ、こちらが考えている問題点や、改善のための具体策を、
適切に相手に伝えることは困難です。
本会議における一般質問という、一言一句までが議事録に記録される
公式の場である以上。
それに対する行政側の答弁を、事前に、確認・調整しておくことが、
きわめて重要だと、私は、考えています。
そうした段階を経ての議論であるからこそ、行政側からも、
彼らが、発言内容に責任を持つことができる、一定の中身のある発言を、
得ることができるのだと思うのです。
本会議の場での発言は、後々、行政に対して強い強制力を持つものです。
それだけに、もし、行政側との事前の調整なしに、ぶっつけ本番で
質疑を行ったとすると、行政側の答弁は「事実関係を調査してまいります」に
代表されるような、非常にガードが固く、中身がなく、後々の進展が
期待できないものにならざるを得ないのではないかと思うのです。
これが、望ましい議会の姿であるとは、私には思えません。

私は、一般質問の機会をもらった場合には、事前に十分、協議しています。
そのうえで、こちらからの指摘や提案に対して、一定、納得できる答弁を
もらうことを、重視しています。
一部について、「事前にやりとりが決まっている」のは事実ですが、重要なのは、
そこではありません。(※)
むしろ、「質の低い学芸会」と言われても、仕方がないような質疑が、
存在する現状が問題なのであり、これを、例えば、「上質な演劇」に変え、
重要な内容について、確実な言質を取る場とするならば、なに一つ、
問題などないはずです。
 ※再質問がある場合には、あまり詳しく伝えたりはしません。
  事前の打合せに納得していないからこそ、再質問に及んでいるわけなので。
  また、要望の内容は伝えていません。
  これらは、あくまで私の場合ですが。
  というわけで、事前に完全にやり取りが決まっていると言い切ってしまうと、
  これまた、正確ではなくなってしまいます。)

マスコミ報道には、一面的に過ぎるのでは?と思わされることも
多いように感じます。
まあ、ぼやいてないで、自分にできること、やるべきことを、
しっかりやっていくしかありませんな。
しゅくしゅくと頑張ります。