西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~収納対策本部について①~

2008-07-22 12:39:26 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ハンセン優勝ってありかよ。。。
それにしても、準々決勝で負けた選手が、敗者復活戦に勝った結果とは言うものの
また決勝戦に出てくるって、なんか、おかしくないですかね。
青木が勝ってさえくれれば、問題なかったようなもんではありますが。

とは言うものの。
PRIDEなき後、地上波で総合格闘技を見る機会が、皆無に等しくなった中、
DREAMのゴールデンでの放映には、感激すること、この上もなく。
あとは、たのむから、このまま、きちんと地上波での放映を続けてくれと。
川尻VS宇野を筆頭に、見たい試合が、たくさんできました。
前の大会って、関西地区では放映されてないと思うんですよね、多分。
深夜まで全部チェックできてるわけではないので、ひょっとしたら、
私が気付いてないだけで、やってたのかもしれませんが。

さてさて、一般質問のご報告です。
西宮市は昨年、
 〇増大しつづける巨額の滞納金が市政に与える財政面での影響
 〇市民に対する公平性・公立性
といった観点から、滞納金問題を重要課題と位置付け、収納対策本部を
設立しました。
収納対策本部は両副市長を本部長・副本部長に据えた全庁横断的組織です。
当然、各担当部署が独力で対応できる問題への対処に止まるのではなく、
より高い視点・広い視野に立ち、全庁の能力を結集して、
滞納金問題に取り組むことを期待されています。
それでは収納対策本部は、こうした期待に応えることができていると
言えるのでしょうか。

収納対策本部は両副市長をトップに、
 〇市税・国民健康保険料・介護保険料・保育料等、市職員が自ら滞納処分を
   実施できる強制徴収債権部門を取り扱う第一専門部会
 〇市営住宅家賃・災害援護資金貸付金等、裁判所に申し立て、差し押さえ等の
   滞納処分につなげる非強制徴収・私債権部門を取り扱う第二専門部会
から成り立っています。
両部会とも座学による研修を中心に据え、不定期に開催されており、
 〇強制徴収債権部門では税が他の部門の担当者に対して
 〇非強制徴収・私債権部門では、市の委託を受けて、債権回収に関する
   専門的知識を持つ庁外の方が、各部門の担当者に対して
 〇債権徴収・法的措置についての講義
を行っているそうです。
でも、これって、収納対策本部が優先的に取り組むべきことでは
ないんじゃなかろかと思うのです。
ちょっと、↓こちら↓をご覧ください。

                   滞納金額   滞納者  滞納整理担当  法的措置
災害援護資金貸付元利金  5,142百万円  3,153人    3人       16件

これは、あくまで一例ですが。
滞納金額・滞納者数と比較して、滞納整理を担当する人員数が
極めて低い水準に止まっていることがお分かりいただけるかと思います。
滞納金額・約51億円、滞納者数・3153人に対して、
滞納整理を担当する職員は、わずか3人。
この状態で、必要な滞納整理業務を進めることなど、どう考えても不可能です。

さらに悪いことに、「滞納整理担当」の人数は、滞納整理業務に従事する
可能性がある人員の頭数全てを加算したものなのです。
当然、これだけの人数の担当者が常時、滞納整理に携わっているわけでは
ありません。
ある意味、もっとひどい例としては、↓こんなの↓もあります。

                      滞納金額  滞納者  滞納整理担当  法的措置
住宅新築資金貸付金元利金    93百万円  40人    全部を       0件
更正生業資金貸付金元金   89百万円  270人    一人で       0件
住宅改修資金貸付金元利金    24百万円  19人     見て         0件
宅地取得資金貸付金元利金    11百万円   9人     います       0件

滞納整理の担当者が存在することに、なってはいても、
滞納処分件数・法的措置件数が「0」となっている、上の表のような場合。
そもそも滞納処分・法的措置を行うための機能・部署・人員など存在していない
というのが現実だと言えます。
このような部門において、実効性のある滞納整理を行うことなど不可能です。
てゆうか、これ、ほんまに滞納整理するつもり、ありますか?

と、いろいろ言っていると、またまた随分、長い日記になってきたので、
今日は、このへんで。
それでは失礼致します。