昨日は消防団の操法大会。
来年は多分、浜脇分団から選手として出ることになりそうです。
そういうのがあるので、例年と比べて、見るほうにも気合が入ります。
で、夜は、ぐっすり寝ていたところ、
午前3時頃に、消防から火事の呼び出しが。
幸い、たいした火事ではなかったので良かったのですが、
思わぬ消防ずくめの一日になりました。
なんか、眠いぜ。
さてさて、お仕事の話です。
少し古い話なのですが、先々週木曜日の総務常任委員会で、
「西宮市職員の給与・手当の見直し」
に関連して提出された、複数の議案についての審議が行われました。
給与制度は人事制度の要です。
当然、今回の見直しは、非常に重要なものだと考えていました。
で市側の説明では、これらの条例案について、
「国の給与構造改革に準じ」
「国家公務員の取扱いに準じ」
「国の取扱いに準じ」
といった言葉が多用されました。
要は、市は、今回の説明に当たって
「この見直しは、国がやろうとしているのと同じ見直しです。
地方自治体としても、当然、やるべきことです。」
という姿勢を前面に押し出してきた、ということになります。
が、この話、市の説明通りには受け取りかねる部分が、
いろいろとありまして。
例えば、↓これ↓が、提出された条例案の一つなのですが。
「55歳(医師は57歳)に達した翌年度以降の昇給について、
他の一般職員の昇給の基本となる4号給の半分にあたる
2号給を基本として抑制して昇給するよう改正を行なう。
☆ 現行:58歳(医師は60歳)に達した翌年度以降の昇給停止。」
言い回しは難しいのですが、要するに、
「55歳以降(医師は57歳以降)、毎年の昇給幅が、
これまでの半分になります!」
ということですな。
で、これを説明するために、↓こちらの資料↓も配布されました。
「20090316.pdf」をダウンロード
なるほど、この資料を見ると、現在と比べて、
55歳以降、昇給ペースが遅くなり、給与総額も減るようです。
「高すぎる公務員の人件費を抑制するべきだ!」
という立場に立つのであれば、「じゃあ、まあ、いいか~。」
と思ってしまいそうです。
が、実は、この説明、「正確な説明」とは言いかねるものでして。
最大のポイントは、
○国は、これまで55歳以降の昇給を停止していた
○一方、西宮市が昇給を停止していたのは58歳以降
という点にあります。
そんなに、国が国がと言うのであれば、もっと早くに西宮市も、
55歳以降の昇給を停止しておくべきだったと思うのですが。
西宮市の独自ルールと、国に準じて行う見直しの結果を
比べるのは適切ではありません。
比較するのであれば、当然、
○これまでも国のルールに則っていた場合
○今回の国の見直しに準じて、見直した場合
の両者も比べるべきであり。そう考えると、
○国と同様に、55歳以降は昇給停止していた場合
○今回の見直しによって実現しようとしている、
55歳以降は昇給を抑制した場合
の両者も比べられてしかるべきだと、私は、思うのです。
議会で配布された資料は、こうした判断を妨げかねません。
そういう意味で、あまり誠実な説明とはいえないように
感じています。
この項、もう少し続けます。