本日で、予算特別委員会・分科会は終了。
主観的には、これで3月議会のメインは終わりました。
毎年3月議会のメインは、次年度の予算案が議会に提出されることを受けて、
その内容を審議することにあります。
年によっても異なりますが、西宮市の年間予算は、概ね2500~3000億円。
事業範囲も非常に幅広いものであり、全議員が、全ての予算内容を
審議するのは困難です。
というわけで、予算審議は、
○所属する常任委員会が担当する各部局の予算を審議する
(これを「予算等別委員会・分科会」と言います)
○↑これ↑を終えた後、後日、本会議場にて予算案全体に対する賛否を問う
(これを「予算特別委員会・全体会」と言います)
という流れで進みます。
このうちの「予算特別委員会・分科会」が本日で終了したというわけで。
毎年思うことなのですが。
たとえば、福祉分野を中心とした法律に基づいて行われる仕事なんかは
総じて、きちんと無駄なく実施されている面が強いと感じます。
ところが一方で、
「よくもまあ、こんな、どうでもいい仕事を。。。」
と思うようなことをやっているところというのもあります。
(個人的には、市民局と総合企画局に、こういった業務が
非常に多いと感じています。)
今の厳しい財政状況を踏まえるなら。
そして、「格差と貧困」のような、
これこそが本来、行政が取り組むべきであるはずの課題に対する、
現在の行政の、あまりの無策ぶりを直視するなら。
今、必要なことは、
「社会が成熟する中で人々の価値観が大きく変化、多様化し、
市民ニーズが増加し続けております。しかし、財源に限りがあるため、
全てのニーズを充足させることは、大変困難になっています。
このようなことから、限られた経営資源を有効に活用し、
最小の経費で最大の効果を生み出せるよう、事業の取捨選択や
資源の最適配分につながる行政マネジメントシステムの構築に、
引き続き取り組み、市民満足度の高い行政運営を行ってまいります。
@市長・行政方針」
という、まさに、この言葉に集約されているわけで。
こうした考えを、本当にもっているのであれば、それこそ、
予算のあり方自体(それは、すなわち、行政の行う仕事自体)を
抜本的に見直すことで、形として示すべきだと思うのですが。。。
議会として、できることはなんなのか。
自分自身の力不足を恨みながら、日々、模索を続けています。