本日の議会運営委員会にて、2025年度予算の内容が報告されました。
主な内容を、ものすごくザックリまとめると、
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●予算規模は過去最大級
→高齢化等に伴い、扶助費や介護保険への繰出金が大幅に増加
→ごみ処理施設の整備などで、投資的事業経費が増加
●給与収入の増等により、市税収入は大幅に増加
→地方交付税も大幅に増加
●当初予算における財政・減債基金の取り崩しは、前年度の73億円を大幅に下回る約46億円
→2025年度末の基金残高見込みは約53億円
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という感じになろうかと。
年間を通じて、事業を行っていく市。
途中で、お金が足りなくなっては事業が推進出来なくなることから、当初予算は現実以上に基金を取り崩す前提で、組まざるを得なくなる面があります。
が、その結果、「予算と決算で、現実に基金を取り崩す金額があまりに大きく異なるのは困る...」ということで、かなり厳しく発破がかけられていると聞いていました。
なので「当初予算における財政・減債基金の取り崩しは、前年度の73億円を大幅に下回る約46億円」となったのは、言わば、市の想定通りなんでしょうね。
一方で、市税収入と国からの地方交付税収入が大幅に増加するならば、それは、かなりよい話。
市の感覚的には、これって、神風じゃないですかね。
この内容が信用できるものなら、令和8年度予算を組めない...という最悪の事態は回避できる可能性が高いように思います。
とは言え、しっかり内容を精査しなければ、正確なことは言えません。
また、そもそも神風が吹いただけでしかなく、財政構造が改善したわけでは全くありません。
何年か前にも、特殊条件で巨額の黒字を計上しただけなのに、ウハウハ状態(?)になっていたことがありました。
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このことを考えると、これでみょーに楽観モードに入りかねないことが心配になったりもするわけですよ、私は。
つか、あれだけ厳しい指摘を数多く受けてきたにもかかわらず、市民サービスの削減には切り込んでも、人件費の削減に積極的に取り組むつもりはないんですね。
そこの意識が、心の底から分からん...
ともあれ、しっかり中身を精査し、厳しい姿勢で予算審議に臨みたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
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