西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一部の接骨院等における健康保険の不正利用。この問題への取組が始まります!

2015-03-17 19:09:09 | すべての人にやさしいまちを実現するために

議会準備&対応だけでもバタバタなのに、選挙準備まで絡んできて、えらいこっちゃな今日この頃。
しかし、どう考えても、年度初めの平日に潤沢な人員揃えて選挙戦!とかありえんな、うちの場合。。。
ま、いつものことですし、限られた人員でやれる限りのことをやるしかないのは分かってるんですけどね。
嘆息。。。

と、弱音を吐いていても仕方がないので、昨日のブログの続きなど。
今日の話は、昨日の前段を踏まえての具体的な質疑の内容です。
どうぞ、ご覧下さい。

★★★★★★★

【質問①】
接骨院・整骨院における、保険適用の対象行為と対象外の行為について、市民への周知・徹底に努めるべきと考えるが、どうか?

【答弁①】
柔道整復師の施術にかかる状況調査を始め、健康保険の適正な使用には被保険者の協力を欠かすことができません。
しかしながら、そもそも、接骨院・整骨院での施術で健康保険の適用対象となるものは限られている、という認識があまりなく調査の趣旨に賛同いただけない方もおられます。
このため、今後、ホームページの充実や啓発チラシを新たに作成し、被保険者に送付する施術状況の調査文書に同封するなど、より一層の広報に努めてまいります。

【要望①】
保険診療の対象行為と対象外行為の周知徹底については「そもそも、接骨院・整骨院での施術で健康保険の対象となるものは限られている、という認識があまりな」い方がおられることを述べた上で、「今後、ホームページの充実や啓発チラシを新たに作成し、被保険者に送付する施術状況の調査文書に同封するなど、より一層の広報に努め」るとのご答弁でした。
こちら地味ですが、非常に重要な取組だと思います。
積極的、かつ効果的な取組を進めて頂きたい。
要望します。

【質問②】
頻回受診の定義を、より厳しいものに改めるべきと考えるが、どうか?
また頻回受診が疑われる事例に対しては従来の文書による問い合わせではなく、電話で施術内容や施術経過・負傷原因等を照会し、両者を照合する等、不要な受診を防止するための継続的取組を進めるべきと考えるが、どうか?↓

【答弁②】
接骨院・整骨院といった柔道整復師の施術に係る療養費の支給の適正化について、平成22年10月に会計検査院が厚生労働大臣に対し、意見を表示し、これを受け、平成24年3月に厚生労働省は、保険者等に対し、被保険者等に対する施術の状況等の調査対象の参考事例として、3部位以上の負傷、3か月を超える施術、または施術回数が月に10回から15回以上が継続するもののいずれか、または全てに該当するものを示しています。
本市でも平成24年度以降、被保険者に対し施術状況調査を実施していますが、ご指摘のとおり、抽出条件の範囲を限定し、年間100件ほど調査しております。
ただ、月の施術が15回以上のものだけでも年間4,000件ほどになることを考慮しますと、十分な調査を行っているとは言い難い状況です。
このため、抽出条件の変更による調査対象の拡大、及び被保険者への電話による調査の導入などを検討する必要があると認識しております。
しかしながら、これらの実施については、事務体制の確保、職員のノウハウ不足などの課題がございます。
こういった課題を解決するため、専門知識のある事業者への委託などの事例を研究するなどし、より効果的な施術状況の調査の実施に取り組んでまいります。

【要望②】
頻回受診への対応については「十分な調査を行っているとは言い難い状況で」あることを認めた上で、
-----------------------------------------
●「抽出条件の変更による調査対象の拡大、及び被保険者への電話による調査の導入などを検討する必要があると認識して」いること
●「事務体制の確保、職員のノウハウ不足などの課題」「を解決するため、専門知識のある事業者への委託などの事例を研究するなどし、より効果的な施術状況の調査の実施に取り組」むこと
-----------------------------------------
をご答弁頂きました。
高く評価します。
呉市・大阪市等、不要・不適切な頻回受診に対処するための先進的な取組を進めている事例は多数存在します。
こうした事例を参考に積極的な取組を進めて頂きたい。
要望します。
★★★★★★★

終わった質疑を文章で書くと、たった、これだけの分量。
でも、ここまで持ってくるために、それはもう舞台裏で沢山のやり取りがあったわけで。
でも、それだけの時間と労力をかけた結果、すごく納得のいく質疑にできたと思っています。
満足。

というわけで、今後も議員であり続けることができるなら。
この話が、これからどうなっていくかも、しっかり追いかけねばなりません。
頑張りますよ~。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。