今日も今日とて、燃える3月議会シリーズ第三弾!
いや、ほんまは、せっかく機会を頂いた一般質問のご報告も、したいんですけどね。。。
では、本題。
3月議会に、いったん入札を済ませ、契約も締結した
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①南甲子園小学校校舎等改築工事
②西宮市児童発達支援センター等の施設建築物新設工事
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の契約金額を、それぞれ
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①2,592,000,000円から2,632,583,901円へ40,583,901円増額する(約1.5%UP)
②1,220,604,000円から1,287,023,890円へ66,419,890円増額する(約5.4%UP)
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という内容の議案が提出されてきました。
具体的な内容は、↓こちら↓。
で、こういう話になったのは、元をたどると
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●東日本大震災後、技能労働者の労務単価が上昇している
↓
●よって、国としても技能労務者の給与を確保する必要がある
(↑ここらへんの理屈の展開がいまいち、よく分からんのですが、国からの通達には、こういう趣旨のことが書いてあります)
↓
●よって契約締結後の工事であっても、インフレが進んでいる場合には、それを契約金額に反映することも検討するべき
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という通達が、国から地方自治体に出されたことにあるのです。
が、この内容、いろいろと疑問に思うところがありまして。
細かいことを言い出すとキリがないのですが、一番納得いきかねるのは、「だったら、入札している意味ないやんけ!」というところ。
市が工事を発注する場合には、
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①複数事業者による入札を行う
↓
②その中から価格面も含めた選考を行い、工事業者を決定
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という手順が踏まれます。
だからこそ、落札された価格の公平性は一定担保されていると考えることができるのです。
でも、それが落札後に「インフレなので・・・」みたいな理由で値上げできるのなら、入札する意味って、どこにあるんや???と。
実際、上の事例の場合、二つの工事を合計すると、当初の落札金額から1億円以上もアップしています。
となると、そもそも、この事業者が落札したのが本当に適切だったのか?ということ自体、分からんようになってくるわけで。
上の話を我が身に置き換えて、考えますと。
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●念願のマイホームを建てようとして、住宅会社さんと4,000万円で契約結びました
↓
●ところが世の中、インフレが進みました(と先方が言ってきました)
↓
●というわけで、「いったん契約はしたけど200万円ほど値上げさせてもらいまっさ~」みたいな話をされました
↓
で、皆さん、納得できますか???
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という話だと思うのですよ。
いや、こんな話、個人的には絶対納得できませんぜ。
ちなみに、この国からの通達、強制力もなければ補助金等、財政的な裏付けもありません。
なので、国からの通達を受けて、この通達を西宮市に送ってきた兵庫県自体が、こうした対応は行っていません。
そんなこんなも含めて、これって、どうなん???と思うのです。
というわけで上の議案には会派として反対する予定なのですが、こちらは圧倒的多数で可決されてしまいそうな感じなのです。
むう。。。
でも議案が通ってしまう分は、もはや、どうしようもないとしても、今後の話は、また別なわけで。
というわけで、明日の委員会審議では、ちょっくら頑張ってみようと思います。
ここは絶対、見直すべきだと思うのですよ。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。