先日、ご縁を頂いて、猪名川甲英高等学院へ会派メンバーと一緒に視察に行ってきました。
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http://www.inagawa.kouei.ed.jp/
場所は西宮から車で1時間弱。
一般の学校では埋もれてしまったり、義務教育で不登校傾向にあった高校生の年代の子供達を主な対象に、「自然豊かなキャンパスで、『農』を通じて、生きる力を育む」ことを目指す学校です。
いや~、むっちゃ魅力的ですわ、こういう取組み。
野菜、ムチャクチャ美味しいし。
なんらかの形で良いつながりを作ることができるといいなあ、と心から思いつつ。
と、それはさておき、一般質問の続きなど。
それでは早速、始めます。
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【質問】
将来に亘って直営で行うと判断した業務で職員を採用する場合、市長が「もはや法律上問題のあるレベル」とした給与水準が大きな問題となる。
この点についての見解はどうか?
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【答弁】
技能労務職員を含めた人事・給与制度の見直しにつきましては、これまでも取り組んできたところです。
技能労務職員に適用する給料表については、平成24年度に行政職給料表からの分離をおこない、現在、技能労務職員を対象とした給料表を運用しておりますが、この給料表は、分離前の給与水準より10%以上低くなる内容となっております。
この給料表適用にあたり、経過措置期間を設けておりますが、今後、平成29年度及び30年度には、在職者の給料を直接カットする措置を行い、30年度末には経過措置期間が終了する予定となっております。
本市の技能労務職員については、先程述べましたとおり、従事している業務の見直しを行う中で、市職員として今後も担うべき役割を整理しているところでありますが、その給与のあり方については、経過措置期間終了を目途に、地方公務員法に規定されている情勢適応の原則なども踏まえながら検討を行っていきたいと考えております。
なお、今年度の人事・給与制度の見直しについては、行政職給料表について、職務給の原則をこれまで以上に明確に反映した、よりメリハリのある新しい給料表の来年度導入を目指して、新制度の構築に取り組んでまいります。
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【再質問】
技能労務職の給料表については「平成24年度に行政職給料表からの分離をおこない、現在、技能労務職員を対象とした給料表を運用して」おり、平成30年度末に経過措置が終了するのを待って、見直すという趣旨の答弁でした。
しかしながら「平成24年度に行政職給料表からの分離をおこない」というのは、前市長の任期時代のことであり、平成30年度末は現市長の任期終了後だと思われる。
この点、私の認識に誤りはないか?
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【答弁】
ご認識の通りである。
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【再々質問の前段】
ご答弁頂きました。
「平成24年度に行政職給料表からの分離をおこない、現在、技能労務職員を対象とした給料表を運用しておりますが、この給料表は、分離前の給与水準より10%以上低くなる内容となっております」とのことでしたが、そもそも今村市長が現職に就任したのは平成26年度です。
平成24年度に行われた見直しには、なんの関係もありません。
また見直しの経過措置が平成30年度まで続くことを述べ、「給与のあり方については、経過措置期間終了を目途に」「検討を行っていきたいと考えております」とのことでした。
しかしながら市長の任期は平成30年5月までです。
また平成30年度まで平成24年度に実施された見直しの経過措置期間が続くことはマニフェストを作成・配布した時点で分かっていたことです。
今回の答弁は、市長の任期中、技能労務職の給与水準見直しに取り組む意思はないことを示したと言うことなのでしょうか?
しかも、その理由はマニフェストを作成し、大量に配布した時点で分かっていた経過措置が続いているからということなのでしょうか?
つまり市長には、最初から、こうした問題に取り組む意思など、なかったということなのでしょうか?
それなら、資料③に示したマニフェスト記載の「西宮市職員の給与水準は、もはや法律上問題のあるレベルなのです」という主張は、なんだったのでしょうか?
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●市役所を正常化
●公務員労組の圧力を廃し、公正でスリムで効率的な行政運営を取り戻します
●公務員労組との馴れ合いを廃して、効率的で公正な住民目線の市役所運営を実現
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という主張は、単なる選挙目当てのプロパガンダだったのでしょうか?
改めて、一点、質問します。
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てな感じです。
なんともはや...というやりとりですね、これ。
というわけで、ここまでの内容を踏まえての更なる質疑は次回予定。
それでは、今日のブログは、このへんで失礼します。