西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

中の感覚だけで決めるから、ずれた答えになる。だから、もっと他の意見を取り入れることが重要だと思うわけで。

2020-07-06 13:40:08 | 市政全般に関連すること

「2012年に猪瀬直樹氏が獲得した約433万票に次いで過去2番目に多い約366万票を獲得」ってすごいな。
いろいろな意見も課題もあることと思いますが、首都東京の責任者としてのご活躍を願うところですね。
言葉には尽くせないほど、重い重い役職ですから。。。
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小池氏366万票、都知事選確定 次点は宇都宮健児氏


さて本題。
前回ブログ「「従来の夏休み期間中、希望者に簡易給食を提供する以外は出来ません!」という教育委員会の姿勢に変化あり!?今後の推移を、しっかり見守ってまいります!」を多くの方にご覧頂き、また反響も頂きました。
昨日の閲覧者数8,319・訪問者数6,335は普段に比べて相当に跳ねた数字。
それだけ多くの方が、興味と関心をお持ちだということですよね、この話。

で、つくづく感じているのが、そもそも、なぜ、こういう展開になってしまったのか?もっと違う展開を作ることは出来なかったのか?というところ。
とりわけ今回のコロナ対応の中、
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●前回ブログでも取り上げた学校給食の話
●4月の頭にあった「新学期のスタートにあわせて学校を再開する!と市長が宣言」→「世論の猛烈な反発に遭う」→「前言を撤回し、休校期間を延長」という一連の流れ
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について、このことを強く感じました。
どちらも私の感覚とは、大きく異なっていましたし。
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【ご参照】
賛否両論ある以上、黙っているのが賢いのかもしれません、議員という立場からは。でも私は、西宮の学校は休校するべきだと思います。@2020.4.4付ブログ

ただ、ここで言いたいのは「俺ってすごい!」とか、「だから、市はダメなんだ!」とかいうことではありません。
それこそ今回の場合は、たまたま私の感覚の方が一般的な感覚に近かっただけで、次は逆になる可能性だってありますよね。
勿論そんなことにならないように、私としては情報発信に力を入れ、アンテナを張ってもいるつもりではありますが。

そう考えた時に、重要なのは意思決定までの流れの中に、外部の意見を取り入れることだと思っています。
給食についても、こうした決定が下され、議会で大きな問題となった背景には
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●複数の議員から、教育委員会に対して、夏休み期間中の給食提供の方向性についての問い合わせがあった
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●が、教育委員会は「方針が決定していないので...」とのみ回答し続けた
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●そして突然、「方針が決まった。給食は提供しない!」と公表した
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という流れがありました。
そら「決まってないから、何も説明できない。答えられない。」が繰り返されたあげく、出てきた答えが「「給食は提供しない。これは決定事項!」では、もめますよ。。。

議会の流れ的には、
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●重要な事項は行政が方針・内容を一つに絞って、議会に報告
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●議会が、それに対して審査
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●それを受けて、行政は、根幹に関わらない「てにをは」的な部分を中心に修正
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的な流れになることが多いんですよね。
敢えて、厳しい言い方をするなら、いわばガス抜き・アリバイ作りに過ぎないものになってしまっている感さえあるわけで。。。

でも、この流れって、ちょっと変えるだけで全然違うものになると思うんですよ。
例えば、重要事項の内容・方針を現在のように一つに決め打ちするのではなく、
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●A・B・Cの三案を作り、議会に対しては、それぞれのメリット・デメリット等を説明
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●議会は、その三案について審議
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●議会の反応を踏まえて、当局は案を一つに絞り、練り上げる
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みたいなことができると、市民の代表としての議会の機能を、もっと活かすことも出来ると思うんですよね。
そうなれば、我々議員もますます意見・情報を集めるための活動を活発化させますし、それは、より市民感覚に近づいた結論を導き出すことにもつながるはず。
また、こういう形をとるなら、議会での審議後、正式決定までに、市民からの意見を求め、反映することも出来やすくなるはずです。
こういう形、考えるべきだと思うんですよね。

全ての方が賛同する答えを導き出すことなど、不可能なのでしょう。
でも、少なくとも、より多くの方の声や意見を集めることで、より良い・より多くの方の感覚に沿った意思決定を果たすための一助とすることは可能なはず。
そうした役割を果たすことができれば...と、改めて、強く感じています。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。