夏季休業期間中の給食提供については、様々なご質問・ご意見・ご提案等を頂きました。
で、その中には
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●「同じ事を疑問に思っている方が、他にもいらっしゃるやろうな...」と思う質問
●「そこらへんを是正したり、実現出来たらいいな...」と思う提案
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もあったんですよね。
「ポールウインナー2本!」という話は、最早どうにもできません。
でも、せっかく頂いた内容にお答えするとともに、改善に向けて動いて行けるなら、それはそれで意味のあることとも言えるかな...と。
というわけで、今日のブログでは、そこら辺のご紹介等していきたいと思います。
まずは「で、9月以降の給食の献立はどうなるの?」というご質問について。
夏休み期間中の簡易給食の話が話題になっている感が強いですが、実は6月の学校再開以降、西宮市の学校給食は、普段より簡素化されたものになっています。
これは文部科学省から「配膳の過程での感染防止のため、品数を減らすことが望ましい」的な通知が出ていることを受けたものです。
(ただし、文部科学省からの通知は「配膳の過程での感染防止のため、可能な限り品数の少ない献立(例えば,主菜と具沢山の汁物等)で適切な栄養摂取ができるようにすること」を求める内容となっています。
なので、単に献立から一品を減らすに近い形となっている西宮市の運用については、やや違和感を感じています...)
が、こちらについては「9月から通常通りの献立に戻します!」とのこと。
こちら、妥当な判断だと思います。
ちなみに上に関連する形で「献立の多様性をもっと増やせるといいのですが...」という趣旨のご意見も頂きました。
これも、そうできるなら、それに越したことはありませんが、西宮市の給食は、釜での調理を基本としていることによる制約が大きいというのが現状です。
例えば、2015年7月に公表されている「西宮市学校給食審議会答申書」には「献立の多様化のためには、焼き物料理等が可能なスチームコンベクションオーブンの導入が望ましいが、財政面での負担も大きいため、将来的な課題と十分に認識しておくべきである」と記載されていますね。
ここは今回、夏休み期間中に通常の給食を提供できない大きな理由の一つとなった「夏の調理場が、アツすぎる...」という問題なども含めて、きわめて政策的な課題ですね。。。
一方で、西宮の学校給食についての児童・生徒の評判はおおむね良好と言ってよいように思います。
以下ちょっと古いですが、平成27年に全小学校校の5年生1クラス(1,321人)と全中学校の2年生1クラス(707人)を対象に行ったアンケート結果。
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●「給食は好きですか?」という質問に対して、とても好き・好きの合計が小学校で68.5%、中学校で67.6%
●「給食の味についてどう思いますか?」という質問に対しては、とてもおいしい・おいしいの合計が小学校で93.1%、中学校で88.9%
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となっており、とりわけ味についての評価は、かなり高いと言えるかと。
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で、ここからは関連して、ご提案頂いた意見のご紹介。
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●西宮市の場合、午前7時に暴風・大雨警報のいずれかが発令された場合、給食は中止。その後、警報解除で登校した場合でも給食は実施しない。
→が、芦屋・尼崎・神戸市等では警報が解除され、登校した場合、給食は提供される。
→西宮でも、警報解除で登校した場合には給食提供できないのか?
●アレルギーがあって、牛乳は呑めない...
→豆乳との選択制を取っている自治体もあるが、西宮ではできないのか?
●地産地消の取組を、もっと強化できない?
→箕面市の取組とか、ステキ。。。
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といったあたりが「今後の改善策として活かせるのでは???」と思った内容でした。
きっと他にも色々あるのでは???と思いますし、ご意見ある方いらっしゃいましたら是非是非お寄せ下さいませ。
上の内容も併せてパッケージで提案等できれば...と思っております。
「ピンチをチャンスに変える!」とまではよう言いませんが、せめて少しでも改善のための機会にできれば...とは思うんですよね。
皆様のご意見お待ちしております。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。