同僚の菅野議員からお借りした「女帝 小池百合子」読了。
「なんか、有吉佐和子氏の『悪女について』を思い出すな~」と思ってたら、同様の感想を持っている方、沢山いらっしゃるようですね。
立場や関係性によって個人の評価や見え方が違うというのは、ある意味、当然な話であり、私ごときが真実を知る由もありませんが、そういう面は横においても、なんせ面白かったです。
四連休、暇を持て余している方などいらっしゃれば是非どうぞ。
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さて本題、今日は、学校の授業時数確保のための方策について。
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●3/3~5/31までという長期間、学校が休校になった
→加えて、夏休み期間中の授業も午前中のみとなった
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こともあり「9月以降に1日当たりの授業時間数が増えたり、土曜授業が出てきたりするのでは?」と懸念する声を複数頂いております。
というわけで今日は、そこらへんについて。
結論から言いますと
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●現時点では、授業時数の増加や土曜授業の設定は考えていない
→ただし育成センターでの感染者発覚に伴い、一時、休校措置が取られた安井小を除く
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というのが、教育委員会の姿勢です。
その理由は「もともと西宮市では、かなり授業時数を多めに設定しており、授業時数に余裕があるから(^^)v」というもの。
授業時数の確保という観点から、一つの基準となるのが文部科学省が定めた授業時数です。
例えば、小4~中3の場合の年間授業時数は1,015時間と定められていますが、本市の中3を例にとりますと
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●学校の授業がある週数は概ね42週/年
→1週間当たりの授業時数が25時間(=1日5時間×週5日)あればクリア可能
→本市の場合、1日6時間×週5日が基本なので、かなり多めの授業時数が設定されている
→なので「現時点では、夏休みの短縮&午前授業で必要な授業時数はクリア可能
→土曜授業や7時間授業は考えていない!
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ということになるのだそうで。
一方で、育成センターでの感染が確認され、休校を余儀なくされた安井小学校では、従来のままでは授業時数が不足することになります。
また今後、同様に授業時数が不足する学校が出てくることも懸念されるでしょう。
こうした学校においては、授業時数の確保策として
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①週時数の見直し(5時間で終了の日を6時間とする)
②1日の時数の見直し(1時間を40分程度で7時間とする)
③長期休業期間に授業日を設ける(今後は冬季なので、12/28あたり???)
④(小6、中3限定だが)卒業式の日程を見直す(数日、伸ばす)
⑤土曜日を授業日とする
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といった対策が考えられるとのこと。
なお、これら対策の中でも優先して検討される可能性が高いのは①②のどちらかであり、とりわけ⑤の土曜日授業は極力、避けたい…ということになるようです。
しかし、こういうことを考えるにつけても、やっぱり夏休み期間中は、通常の給食を提供したうえで、午後まで授業を行うべきだった…と思えてならないんですよね。
そうすれば一定の余裕を持つことも出来たと思うのですが…
以上、同様のご質問を複数頂いたこともあり、ブログにてご報告させていただきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。