西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

健康ポイント事業は、費用対効果を検証しながら進めるべき。大学と協力して、効果検証を!

2022-03-11 10:44:47 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日付・市政ニュースの記事。
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この件、私が提案した内容が、前に進んだ感覚を強く持っています。
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【ご参照】
事前に「どこの窓口で、どういう手続きしなきゃならんのか?」が分かっていれば、ストレスも減らせるはず。こういうのこそ必要なサービスだと思うわけで。@2020年8月のブログ

もちろん、この手の話は「俺の力(だけ)で進んだ!」というような話ではないのでしょう。
とはいえ、ブログ等で積極的に情報発信しているからこそ「後出しジャンケンとかアレオレ詐欺(この業界ではありがちな「アレをやったのは俺!」的な話)ではない!」と主張できるのは、私の強みだと思っています。
引き続き、情報発信にも力を入れていきます(^^)v
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【ご参照】
「アレオレ詐欺」とか、「都合の悪いことには頬被り」とか、そういうのも色々あるわけで。@2015年4月のブログ

なお同じ市政ニュースで、既報の通り、指定ごみ袋制度の導入が7/1からに延期されたことも広報されています。
こちらも併せて、お知らせしておきます。
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さて本題、代表質問のご報告の続き。
今日は健康ポイント事業についてですよ。
なお当該事業の概要は以下の通り。
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●高齢者の社会参加を促し、高齢者の健康増進、介護予防及び健康寿命の延伸を目的とする事業
→活動量計及びスマートフォンアプリを使用して計測した歩数や各種イベント参加等に応じてポイントを付与する
→令和3年10月から実施
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それでは早速始めます。

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【質問】
健康ポイント事業については「健康度向上に寄与するというエビデンスが存在せず、施策としての効果に疑問がつく」という専門家からの強い指摘も存在するようです。
市として効果を検証すること、学術的な検証も踏まえて慎重に進める姿勢を持つことが重要と考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
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【答弁】
~事業の説明なので略~
議員ご質問の効果検証についてですが、効果検証や医療費分析等におきましては、統計学的視点からの検証も必要であると認識しており、効果分析手法の設計段階から、高齢者の健康に関する課題やニーズ把握、介護予防や健康寿命に有用な研究などに関して、市と包括連携に関する協定を締結しております武庫川女子大学と連携して進めてまいります。
今後、事業を推進するにあたり、学術的な検証を踏まえた本市の効果検証に加え、先進自治体の実施状況、効果検証を参考に事業の見直しや継続について検討してまいります。
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【意見要望】
「統計学的視点からの検証も必要」「と認識しており、効果分析手法の設計段階から」専門的な知識を持つ大学と連携して進めていくという姿勢を高く評価します。
必要に応じて「効果検証を参考に事業の見直しや継続について検討して」頂くよう要望します。

併せてもう一点、申し上げます。
今回のこの事例は、効果分析手法の設計段階から専門家が入り、第三者の評価にも耐えられるものにしようとしているという意味で、非常に意義深いと考えています。
大学と連携して、こうした取組を積極的に進めることは
●本市にとっては効率的・効果的な行政運営という観点から
●大学にとっては行政だからこそ保有できるデータにタッチすることで、より実地に即したデータを取得し、研究を進めることができるという観点から、
きわめて有意義だと思います。

こうした取組を、他の政策分野においても積極的に進めるなら「大学のまち」を掲げるに相応しい、様々な成果を得ることができるはずです。
是非こうした視点をもって、全庁的に評価手法の設定段階から大学と連携する形で事業評価に取り組んでいただきたい。
目標自体に疑問を持たざるを得ないような事業は廃止も含めて見直して頂きたい。
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昨今、「政策形成・推進は、客観的根拠に基づいて行うべき!」というEBPM(エビデンス・ベースド・ポリシー・メーキング)が重視されており、私も、こうした考えは極めて重要だと考えています。
そして客観的根拠を示すためには、効果分析手法の設計段階から専門家が入り、第三者の評価にも耐えられる客観的評価を行うことが、きわめて重要です。
でなければ「参加した人がみんな『なんだか健康になった気がする…』って言ってるから健康に良かったのだ!」みたいな役所にありがちな考え方で、どんどん重要度が低い(あるいは不要な)事業が増えていくことにもなりかねません。

人材的にも財政的にも、きわめて厳しい西宮市の現状。
だからこそ事業の効果を検証し、取捨選択を進めるべきだと思っています。
その過程で、市内に複数の大学が存在するという、きわめて恵まれた条件を活かし、今の段階では看板倒れになっている「大学のまち」に魂を入れることができるなら、こんなに有意義なことはないはず。
そうできるよう、力を尽くしていかなければなりませんね。
引き続き、こういった分野にも力を入れてまいります。

それでは今日のブログは、これにて終了。
ちょっと気になる話があるので、民生×予算特別委員会の傍聴に行ってきます。

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