西宮市長選挙の情勢調査結果が出始めましたね。
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兵庫・西宮市長選 現職石井氏が先行、増山氏追う=JX通信社情勢調査@yahooニュース
ちなみに先行、追う、伸び悩むといった選挙用語の解説はこちらが分かりやすいかと思いますのでご参考まで。
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先行、横一線、伸び悩む―選挙情勢の報道用語@政治山
なお私の今回の選挙に対するスタンスは、以前のブログで示した通りです。
繰り返しになりますが、念のため。
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【ご参照】
【広報】3/27投開票の西宮市長選挙において、私と所属会派はどなたのことも応援していません。@2022年3月のブログ
さて本題、今日も3月議会で行った代表質問のご報告の続きですよ。
それでは早速始めます。
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【質問】
「中学3年生を対象に実施しておりました生活困窮世帯の子供の生活・学習支援については、対象を中学1年生まで拡充します」とのことでした。
この見直しは、我が会派が要望してきた内容であり評価します。
一方で、一般的に学校の授業を理解できている割合は小学校で7割、中学校で5割、高校で3割とされており、これを指して、学校の七五三問題とも言われています。
こうした状況を踏まえると、中学生に達してからの対応では不十分であり、より低学年の子供達を対象とした取組が必要だと思います。
市の見解はいかがでしょうか?
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【答弁】
本市では、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることなく、社会的に自立した生活を営むことができるよう支援することを目的として、児童扶養手当の全部支給世帯、生活保護受給世帯等の子供を対象に学習支援を実施しております。
本事業では、進学や就職のモデルとなるような大学生、社会人との交流を通じて、目指す将来像を描くこと、また、その最初のステップとなる高等学校等への進学を後押しするために、中学3年生及び義務教育学校9年生を対象としているところですが、ご質問にもありますように、より早い段階から学習習慣を身に着け、学習意欲を向上させることが事業効果を高めるためにも重要であると考え、令和4年度より中学1年生及び義務教育学校7年生の子供まで対象学年を拡大したいと考えております。
今後、より低学年、つまり小学生からの学習支援につきましては、既に実施している自治体があることは認識しておりますが、まずは今回の事業拡充において、参加者数の推移やアンケート結果をもとに事業の効果検証を行い、その上で、さらなる対象学年の拡大につきましては他市の実施状況も参考に研究してまいります。
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【意見・要望】
内容は理解しましたが、中学生になってからだと学習習慣を身に着けることが大変だったり、基本となる知識が圧倒的に不足していることから、もっと早い時期からの支援が必要という意見を多く聞きます。
是非とも、より低い年代を対象とした事業を進めていただきたいと思います。
また、こうした支援を幅広く行うには、行政による直接提供方式だけでは限界があります。
場所として学校を開放するなど、市ができる支援策を検討し、様々な形で地域・民間と協力して間口を広げていくべきです。
昨今、大きな問題として取り上げられる格差の解消という観点からも、対象年齢拡大に取り組むこと、より多くの場所での事業実施につながる施策を展開することを要望します。
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この七五三問題の改善こそが、公教育を語るときに避けては通れない、きわめて重要な課題だと私は考えています。
この件、他にもいろいろと思うところがあり、今後も具体的な提案等行っていきたいと考えています。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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