7/15付の、国の新型コロナウイルス感染症に対する基本的対処方針で
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●「社会経済活動をできる限り維持しながら、効果が高いと見込まれる対策を機動的・重点的に取り組むこと」と示された
→保育所担当部署と保健所で協議した結果、オミクロン株の特徴(潜伏期間と発症期間が短い)を踏まえて、公立保育所の対応を見直すことにした
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とのことで昨日、市立保育所の保護者に以下の文書が発出されました。
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なのですが報道等によると、更に健康観察期間は短くなる方向のようですね。
というわけで来週にはも一度、その方向で見直しがなされる可能性が高いかと思います。
この点、情報共有。
で、それに併せて、もう一点。
市立保育所で感染者が判明した場合、自宅で健康観察となる児童の保護者に対して「市による行動調査の結果、全児童と全職員は濃厚接触者に該当しないと判断されました。但し、●歳児のうち本メールを受けたお子様については、陽性者と同室で保育を行っていた等、一定の接触があったと考えられるため、下記の通り自宅での健康観察をお願い致します。」とのメールが送られています。
ただ、この内容に違和感を覚える方も多いと思うんですよね。
子供たちは年齢によっては終日マスクなしで過ごしているわけですし「なんで毎回、濃厚接触者なしになるんやろ???」と。
で、この件ですが、正確には「濃厚接触者なし」ではなく「濃厚接触者か否かという判定自体ができない…」に近いのですよ。
理由は以下の通り。
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●濃厚接触者の特定は「1mを目安として、感染対策なしに15分以上接触があった者」が要件のひとつ
→それをもって一律に濃厚接触者と特定される訳ではない
→周辺の環境や接触の状況等個々の状況から総合的に判断することとされている
●公立保育所で陽性者が判明した場合、濃厚接触者に該当しえる児童がいる可能性は否定できない
→時間を測定することや、全ての接触を把握することは不可能
→濃厚接触者を特定することは、現実問題として難しい…
→一方で、一定の接触のある児童全てを濃厚接触者とすると様々な面から影響が大きい
●よって保健所と協議をおこなった上で、同クラス等で一定の接触があったと考えられる児童に限り、陽性者との最終接触日から7日間の自宅での健康観察のお願いをしている
→ただし潜伏期間を考慮し、最終接触日から4日目以降に抗原検査等を実施し、その結果が陰性の場合は登所可という対応をとっている
●以上の結果、濃厚接触者に特定しないことがほとんど
→レアケースとして、1クラスで、同時期に多数の陽性者が確認された場合などは、大半の児童が濃厚接触者に該当する環境下にあった可能性が高いと推測されるため、接触のあった児童を濃厚接触者と判断するようなこともある
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一方で、これまでの表現だと、上のようなニュアンスは保護者には伝わりません。
なので、市にはこのことをHP上で告知する等、なんらかの対応を求めたのですが、それには「ノー!」という回答が返ってきました。
かわりと言ってはなんですが今後、保護者に対する通知文に以下の内容を加えるとのこと。
これで多少は、正確な趣旨が伝わりやすくなりますかね。
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※濃厚接触者の特定は約1メートルで15分以上の接触があった者が要件の一つとなっていますが、周辺の環境や接触の状況等個々の状況を把握したうえで総合的に判断することとされています。集団保育の中で全児童の個別の接触状況を完全に把握することは困難なことから濃厚接触者の特定はいたしませんが、児童のマスク着用や距離の確保等の基本的な感染症対策が困難なことから、同室で保育があった児童に対し自宅での健康観察を要請しています。
こういう話を見るにつけても「総合コールセンターの導入によって市民の声を積極的に受け止めると共に、FAQを充実させ、市に問い合わせ自体をしなくてもよいようにしていきます( ー`дー´)キリッ」みたいな話ってホンマかいな…と。
今回のブログの内容については私自身、複数のお問合わせやご意見を頂いたことがありますし、市にも複数問い合わせがあったとのこと。
であればHPにFAQとして掲載するなど、前向きに対応すればいいのに…と思うんですけどね。
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【ご参照】
きっと、お金は天から降ってくると思ってるんでしょうね… ~総合コールセンターに激しい違和感。。。@2022年5月のブログ
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP
市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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