一般質問のご報告はいったんパスして、午前中にあった社会福祉審議会×児童福祉専門部会のご報告をば。
つらつらと思うところがあったもので。
本日の審議会では「西宮市子ども子育て支援プラン」に位置付けられた重点施策8つのうち
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●子供の貧困対策及びひとり親家庭支援の充実
●児童虐待防止対策の充実
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の2つの項目について審議してきました。
いろいろと意見が飛び交っていましたが、その中で、私がとりわけ強く問題意識を持っているのが「ひとり親家庭・生活困窮世帯を対象とした学習支援事業」でして。
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これは従来、中学3年生の生活困窮世帯の子供を対象に学習支援を行ってきたもの。
私の主張もあって今年度から、対象が中学1年生まで拡充されたのは既報の通りです。
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【ご参照】
小学校で7割、中学校で5割、高校で3割の生徒しか学校の授業を理解できていない、学校の七五三問題。この改善に向けた取組が必要です!@2022年3月のブログ
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なお昨年12月末時点での登録者数は中3が67人、中2が41人、中1が36人。
中1・中2の出席率も70%を上回っており、担当部局の予想を上回る状況だそうです。
ここらへん、とても良い話ですね。
一方で、「子供たちの学習支援のための取組を推進するべき!」という観点からは、
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●この事業しか行われていないこと
●担当部署として出てくるのが(ほぼ)子育て関連の部局のみであること
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に、強い違和感を持っています。
私は子供たちの学力向上という分野において本来、最も大きい役割を果たすべきなのは学校だと思っているので。
そういう意味で、
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●教師がより授業に集中できるような環境整備
●教師の授業力向上
●習熟度別学習の推進
●オンライン授業やネット・タブレットの活用
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といった取組を進めて、教育委員会・学校がこの分野においても主導的な役割を果たすべきでは???と思うんですよね。
今回の審議会でよかったのは、前回審議会で出された意見に対する当局の回答が示されたこと。
なので教育委員会の担当者がいない中でしたが「この分野に教育委員会・学校が強くかかわるべき!」という意見を強く述べてきました。
得意の縦割りでなく、市全体として強い問題意識を持って、この分野に取り組んでほしい。
学校・教育委員会が持つ力を向上し、最大限発揮できるようにしてほしいと思っています。
なによりも子供たちの学力向上のため、格差の連鎖を断ち切るため、できることをしっかり考え、進めていくべきと考えています。
私自身、こうした観点から、この問題に取り組んでまいります。
ということを述べて、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。
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