この件、枚方市さんが気づかなければ、西宮市で4億5千万円が泡と消えていたということですよね…
「全額国費負担の事業のため、市の財政に直接の影響はない!」とかいうのは完全にズレた話なわけで、なんとまあ。。。
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「パソナ」の再委託会社が10億8千万円過大請求 3市でコールセンター業務虚偽報告 西宮市が4億5千万円返還請求へ@2/10付・神戸新聞WEBニュース
ちなみに聞いたところによると、枚方市では
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●報告されているコールセンターの受付状況から、この日はこれくらい(例えば100件くらい)予約数が入るだろうなー、と思いながらチェックしていた
⇒ところが実際の予約数が予想以上に少ない状況が続いた(例えば50件だけ)
⇒さすがにおかしくない?と課長が感じ、確認作業に入った
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という展開から発覚したそうです。
西宮市で、こうしたチェック機能が働かなかったことは非常に残念…
この件、
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●とりわけ接種がスタートした時期において、保健所を中心とした現場は混乱を極めていた…
●当時、全国で同じ業務が大量発生していたことから、受託事業者や、そこで働く人を確保することが困難だった
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という特殊要因もあろうかと思います。
とは言うものの、委託事業者の業務遂行状況に対するチェック機能が働いていなかったのは明らか。
市は、今後の対策として「今後は返還額の確定を進めるとともに、受託業者には厳正に対処いたします」としていますが、市の業務遂行状況に問題がなかったか、きちんと調べることこそが必要だと思います。
もちろん、その上で必要な対策等を講じることも。
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言うまでもないことですが、委託業務の遂行状況に対するチェック機能が杜撰であれば、同様の事態は他でも起こり得ます。
ヒアリングしたところによると、この件についても委託先に対して口頭での確認は行っていたとのこと。
とは言うものの、「大丈夫ですか?」と聞くだけなら「大丈夫です!」と答えられて、終わりだと思うんですよね。
そういう意味で定期的な現地確認や、抽出による出勤状況の確認等の対策が必要だったと思いますし、それを、この件だけでなく、他でも行うべきはず。
どうも全庁的に見ても、今回の事案だけが特殊なポカ事例というわけではなさそうですし。
この件、きちんと調べて、再発防止策に取り組まなければ。。。
それにしても発覚していないだけで、同様の問題が、全国的に起きていた可能性があるのでは?と思うんですよね。
とりわけ当初の時期においては西宮市に限らず、いろんなところでコールセンターにつながらない・つながりにくいことが問題になっていました。
また、全国で同時に同じ業務が大量発生した中、必要な人員確保を進めるためには相当な困難があっただろうことは、容易に予測できます。
・・・なんにしても枚方市の担当課長には、どれほど感謝しても感謝したりないですね…
と、この話だけでもお腹いっぱいなのですが、今日は最新の市議会だよりで広報された話について、ちょいとこぼれ話など。
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阪神淡路大震災の時、「選挙どころじゃない…」的な状況を鑑み、西宮市議会議員の任期は従来の4/30までだったのが6/10までに延長されました。
ただ、この状況だと
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●4/末の選挙で、新たに当選した方が、6/11の任期開始まで活動できない
●逆に4/末の選挙で、落選した現職議員が6/10まで議員としての活動を行うことになる(←が、モチベーションの低下は明らか…)
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等の問題がありました。
一方で、この状況を是正するためには、一度、現職議員の任期を短くしなければなりません。
そのため原因となった阪神淡路大震災から長い時間が経つにもかかわらず、なかなか是正されなかったんですよね。
この一点からだけでも、つくづくと議員の身分や待遇に関わることを変えていくのは非常に難しいことだと痛感します。
と言いながら、今回、ようやく任期ズレが解消され、長年の懸案の一つが片付いたことを前向きに受け止めています。
なお、この見直しに関しては、ささやかながら私も貢献していると思っています。
というわけで当時のブログ、貼り付けておきます!
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【ご参照】
議会運営委員会×委員長としての会議は本日で終了。いい勉強をさせていただきました!@2016年6月のブログ
ほんと、色々な問題が起こりますね…
メゲそうになる場面も多いですが、職責を全うするべく様々な課題に取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
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新型コロナウイルスの新規患者発生状況が一定落ち着いてきたことから、これまで最下段に設けていた発生状況確認へのリンク掲載を取りやめます。
悪しからず、ご了解ください。