西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

財政状況が厳しいのは前から分かっていたこと。現職市長がアテもないのに「18歳までの医療費無償化!」を公約に掲げるって、どういう感覚なんですかね。。。

2024-11-25 17:02:07 | 市政全般に関連すること

本日付・西宮市政ニュースに財政構造改善計画(素案)に関する計画が掲載。
財政状況の厳しさなども取り上げられていますね。
 ↓
市政ニュース最新号

財政状況の厳しさを訴え、「現状を多くの市民の皆様に知って頂くよう、積極的に広報すべき!」と主張してきた私としては、このこと自体は一定前向きに受け止めています。
一方で内容を見て、関連することを考えていくと甚だモヤモヤせずにいられません。
というわけで、今日はそこら辺について徒然なるままに。

「財政状況が厳しいって本当?」として以下の記事が挙げられていますが。
 ↓

 ↑
石井市長が市長に就任したのは2018年(=平成30年)4月のこと。
つまり市長に就任した初年度から、いきなり赤字。
しかも、その翌年には実質単年度収支が50億円以上の赤字という、とんでもない大赤字を叩き出したことになります。

当時、財政基金の取り崩しは5年ぶり。
しかも突発的かつ大規模な支出要因はありませんでした。
なので財政担当部署を中心に「これはまずい…」という、強い緊張感が走ったことを覚えています。
上には、今頃になって「財政状況が厳しいことがより明確になりました」とありますが、財政状況が厳しいことは、もっと前から分かってたんですよね。
以下、当時の私の市政報告一面へのリンクも貼っておきます。
 ↓
市政報告63号(2020年10月発行)×表面


そんな中、大赤字を叩き出すことになる2019年(=令和元年)10月に「西宮市行政経営改革基本方針」が、翌年2月には「西宮市行政経営改革前期実行計画」が示されました。
ところが、この内容がなんともビミョーだったんですよね。
なので策定当時から、私は「厳しい財政状況を鑑み、もっと直接的な効果を出せる施策を洗い出して取り組むべき!」と指摘していました。
が、当局(というより市長)の姿勢は「あくまで目的は体質改善!」とのことで、策定時は勿論、その後も終始議論はかみ合いませんでした。
改めて、せめて、この段階で、もっと直接的な効果が狙える取組を進めていれば… と思わずにいられません。
 ↓
【ご参照】
「トップダウン」と言うけども、イマイチ具体策が見えないんですよね。言葉よりも、とにかく結果を見せてほしいと思います...@2023年3月のブログ

また、こうした財政状況の厳しさについて、市長がどの程度、理解していたのか甚だ疑問です。
というのも2022年(=令和4年)3月の市長選挙で再選した石井市長が、選挙戦で掲げた主要公約の一つが18歳までの医療費無償化だったから。
これを実現するためには数億円単位の巨額の費用が掛かります。
当然、本気でこれを実現したいと思うなら、徹底的な行財政改革に取り組んで財源を捻出しなければなりませんでしたが、そうした姿勢は皆目見えず。
今に至るも公約実現の予兆は見えません。

ていうか、この財政状況では普通に考えて、ほぼ無理でしょう。
でも、それって
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●単純に、財政状況の厳しさが理解できていなかった
●できないことは分かったうえで、確信犯的にウケのよさそうな公約を掲げた
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のどちらであるにしても、甚だ性質が悪いと思うんですよね。
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【ご参照】
全国的に、ますます進む子供の医療費無償化。市長公約ですもの、西宮市も先に進めるんですよね???@2023年9月のブログ

で、遅まきながら行われる、こうした状況を踏まえての対策の一つとして、私が長年指摘し続けている人件費のことも上がっています。
 ↓


でも、この内容も甚だ不徹底でもあれば、そもそもやる気が疑われる内容だったりするんですよね。
というわけで、この人件費に関する内容、12月議会で徹底的に追及したいと思っています。
乞う・ご期待。

と宣言して、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。」


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人件費「抑制」 (壺屋一丁目)
2024-11-26 12:33:49
市は昨年来一貫して、人件費に「抑制」という言葉を使っています。なぜ、「削減」という言葉を使わないのか、議会に説明はあったのでしょうか?
返信する
コメント頂き、ありがとうございます。 (しぶや祐介)
2024-11-28 11:28:49
>壺屋一丁目様

そういった説明はなかったものと認識しています。
私は当然、削減していくべきと考えていますし、その趣旨から問題点の指摘・追及等、続けてまいります。
コメント頂き、ありがとうございました。
返信する

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