西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

財政構造改善、最優先で取り組むべきは「人件費の抑制」一択、他はありえない!!

2024-11-07 18:07:57 | 市政全般に関連すること

本日、総務常任委員会が開催。
市長も出席した上で『「西宮市財政構造改善実施計画(素案)に対する意見提出手続(パブリックコメント)の実施について』について、報告と質疑が行われました。
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●本市の財政状況は、きわめて厳しい
→平成30年度以降は赤字基調
→今後も社会保障関係経費の大幅な伸びが見込まれる一方、歳入の伸びは見込めない
●ふるさと納税による市税の流出拡大が進んでいる
●財政の硬直化も著しい
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等の現状を述べた上で、財政構造改善の必要性を訴えると共に、そのための具体的な内容を示すものでした。
具体的な内容について知りたい旨、ご要望を頂いている事もあり、細かくなって恐縮ですがメニューを全部、示しておきますね。
 ↓
【P.1】

【P.2】

【P.3】

【P.4】

【P.5】

【P.6】


と言うものの、「こんな細かいメニューを示されても...」という方が多数派ですよね。
というわけで、その中でも特に重要と考える話について、かいつまんで。

委員会多数派の雰囲気として、「こんなん削減したらアカンやろ...」となっているのが
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①P.1→(2)施設使用料等受益者負担の適正化→2市有地貸付料等減免の見直し→水道料金、下水道使用料福祉減免制度の見直し---R6~10の効果額 2億5200万円---R11 以降の効果額1億5100万円/年
②P.4→(6)事務事業の見直し→医療費助成制度の見直し(障害者)(母子家庭等)---R6~10の効果額 5億1500万円---R11 以降の効果額1億8400万円/年
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の2項目。
各事業のより具体的な内容はこんな感じです。
 ↓





これらは身体・精神障害者や母子家庭のうち所得水準が低い方を対象としている、きわめて弱者保護的な面が強い施策。
市は、この内容を「財政が厳しいし、他市に比べて手厚い内容やから、この際、ズバッと切る!」みたいなことを言っています。
が、そら、反対の声が上がるのは当然ですよ!

そもそもの話として「財政が厳しいし、他市に比べて手厚い内容やから、この際、ズバッと切る!」てなことを言うんなら、職員の待遇を見直す方が先でしょ...と。
西宮市の手当制度には
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●他市には存在しない手当、他市より著しく手厚い手当が多く存在する
●退職手当が独自の計算方法で算出されており、他市より多い金額を受け取れるようになっている
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等、多くの問題があります。
 ↓
市政報告78号@2024年7月発行×裏面】


また、特に高齢層において国や近隣自治体と比べても給料水準が高い、という問題もあります。
 ↓
【ご参照】
年功序列過ぎるし、係長が多すぎる上、手当が手厚すぎる。これらも西宮市の人件費が高くなる大きな要因であり、是正するべきです!@2023年12月のブログ

が、残念ながら資料上、こうした問題について是正する考えは示されていません。
今回、見直しの意思が明確に示されているのは、これまでに既に見直しが進められている内容だけであり、上に書いたような内容は含まれていません。
本日の委員会での私からの質疑に対して、他の問題にも取り組んでいきたい旨、意思表明はされましたが...
 ↓


市は、こうした現状にも関わらず、生活弱者を対象としたサービスのカットには邁進すると言っているわけで、そんなもん同意できるわけがない。
どう考えたって、手厚すぎる待遇見直しの方が先に決まっていますよ!

なお、ブログタイトルは先週末に更新され、X上でバズっていた市長ブログから拝借しました。
 ↓
兵庫県知事選挙告示、「いなむら和美」一択、他はありえない!! | 石井としろう 西宮市長
 ↑
兵庫県知事選挙について、こんだけアツい思いを述べられるなら、市の財政問題についてこそアツく語って欲しいもんだと思うんですけどね。
事の軽重が、間違っている気がして仕方ない。
しかし、ほんま自分のこととオヤジさんのことが大好きなんやな、と。

この件、これだけでは全然書き足りないので、も少し、続けていきたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


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