西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「ご指摘の通り、建替え計画の基となっている収支予測はおかしい...」と認めた西宮市。なんで、こういうことが起きるかと言うと。。。

2020-01-18 08:58:30 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

数学なんて、すっかり触れる機会もなくなってしまった私ですが、この本は秀逸。
帯文句の「中学生は決して読まないでください。」は、お笑い芸人でいうところの「押すなよ!押すなよ!」みたいな感じで、むしろ「中学生こそ読むべき!」という感じですかね???
個人的には「数学って、いまいち苦手...」な中学生にこそ、お勧めかと。
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さて本題、一般質問のご報告の続きです。
今日は、これまでの前段を踏まえての商工会館×建替の具体的な質疑についてのご報告ですよ。
それでは、どうぞ。

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【質問①】
市は所管事務報告で「営利を目的としない土地の利用を前提に、無償で土地を貸し付ける」方針を示した。
この方針と、商工会議所が示した計画には大きな齟齬があると考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁①】
「財産の交換、譲与、無償貸与等に関する条例」第4条では、普通財産は、公共的団体が公益事業の用に供するときは、これを無償又は時価よりも低い価額で貸し付けることができるとしております。
商工会議所は、商工会議所法で定められた市内で唯一の地域総合経済団体であり、地域内の商工業の改善発展を推進していく使命を持つ公共的団体です。
現行の商工会館は、ライオンズクラブ等の入居を含め、様々な公益事業の用に供されているものと判断しており、これまで無償で土地を貸与してきたものです。
今後、基本計画におけるタイムズの時間貸し駐車場など、新商工会館において公益事業とみなせない用に供することが確定した場合は、有償貸付の対象となり得るものと考えていますが、「新西宮商工会館基本計画」では、整備後の会館の利用方法について未だ確定していない部分が多い状況です。
したがって、今後は、土地の利用状況によっては有償貸付となる場合があることに留意しながら、商工会議所との協議を進めていきたいと考えております。
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【要望①】
「タイムズの時間貸し駐車場など、新商工会館において公益事業とみなせない用に供することが確定した場合は、有償貸付の対象となり得るものと考えてい」る。
「今後は、土地の利用状況によっては有償貸付となる場合があることに留意しながら、商工会議所との協議を進めていきたい」とのご答弁でした。
「整備後の会館の利用方法について未だ確定していない部分が多い状況で」あることは分かりますが、条件整理は出来るはずです。
単に「公益事業の用に供されている」からという理由で安易に無償貸与するようだと、福祉部局等において市の保有土地・建物を有償で貸与している事例と整合が取れなくなります。
そうした面も十分考慮して、この機会に誰もが納得できる形での整理を進めて頂きたい。
強く要望しておきます。

【質問②】
計画で示された収支予想には多くの問題があり、このまま計画を進めると将来、商工会議所が過大な負担を抱えることが懸念される。
そのようなことにならないよう計画見直しに関与すべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁②】
市としても、商工会議所の産業振興施策に果たす役割は重要であり、その活動拠点となる商工会館が安定的、継続的に確保されることの必要性は非常に高いものであると認識しております。
このため今後の商工会議所による建替え計画の進捗が着実なものとなるよう、建替えに当たっての収支予測が妥当なものであるかを確認していく必要があると考えております。

商工会議所の基本計画における収支予測については、基本的に過去5年間の収入・支出の平均額等を適用したとの記載がありますが、ご指摘のとおり、5年間の平均額と収支予測の数値との間に差額が生じており、現時点で、市として具体の数字の確認ができておりません。
会費収入の予測についても
、商工会議所が、中期計画に掲げている会員増の目標値との整合を図ったものと聞いており、近年の会費収入の推移からすると、その設定については再考の余地があるものと考えております。
また、テナントの入居や駐車場の管理等についても未定である部分が多いことなどから、市といたしましても、新商工会館の建設に係る収支予測について、算定の根拠がより精緻なものとなるよう商工会議所に求め、将来にわたって安定した商工会議所の経営が確保されるよう、早急に商工会議所と協議してまいります。
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【要望②】
資料⑤で示した内容については「テナントの入居や駐車場の管理等についても未定である部分が多い」。
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資料⑥で示した内容については「ご指摘のとおり、5年間の平均額と収支予測の数値との間に差額が生じており、現時点で、市として具体の数字の確認ができておりません」。
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資料⑦の内容については「近年の会費収入の推移からすると、その設定については再考の余地があるものと考えております」との答弁でした。
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要するに、建替計画の基となっている収支予測には明らかな問題がある。
にも拘らず、私が今回指摘するまで、こうした点が顧みられることはなかったということです。

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ちょっと異常だと思うんですよね、この状況。
これほど???な内容の計画が出てくるのって、おかしいですもの。
で、その背景には、計画の作成を主導した商工会議所の専務理事と常務理事(=事務局長)が市役所の重役OBであることも強く関与しているのではなかろうか???と思わずにはいられないのですよ。

というわけで、この話の続きは後日更新いたします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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