西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~管財課が管理する車両について×①

2011-12-15 11:58:19 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ブログの来訪者数は跳ね上がり、色々とお問合せも頂くなど、
なかなか大きな反響を頂いた、標題の件。
わたしゃ、知らんかったのですが、一部、テレビでも報道されたそうで。
こういった形で、このおかしな話に対する厳しいチェックの目が働くなら、
それはそれで、嬉しい限り。

でも、それらメディアで取り上げられた以外にも、
大事な話は結構、たくさんあるのですよ。
というわけで、本日以降は、いつもの通り、
そこらへんも含めて、質疑全体について、
くわしくお知らせしていきたいと思います。
よろしく、お付き合いくださいませ。

それでは早速はじめます。

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管財課が管理する車両は、軽車両76台・普通乗用車8台・
原動機付自転車5台・バス等乗合自動車4台・トラック1台の計94台です。
これらの車両について、平成20年度・21年度・22年度の
3年間の車検・点検・修理等の状況を確認し、
内容に疑念があるものを抽出しました。
↓お手元の資料の表①をご覧下さい。↓

「okasinasyuuri20111215.pdf」をダウンロード

これは全体の一部ですが、例えば、
車両番号「51く8931」の軽自動車は
約3ヶ月でバッテリーを交換しています。
また、車両番号「580い9851」の軽自動車も
約6ヶ月でバッテリーを交換しています。
通常、このように頻繁にバッテリーを交換することなど、ありえません。
事前の打ち合わせにおいて、原因を確認したところ、市からは
 ○購入からの期間に関わりなく、バッテリーがあがった場合は
   全て交換している
 ○室内灯・ライトの消し忘れ、半ドア等によって、
   バッテリーがあがったと思われる
 ○終業時間前に戻ってきた車両については、
   室内灯・ライトの消し忘れ、半ドア等を管財課職員がチェックしているが
   終業後に戻ってくる車両はチェックできていない
という説明を受けました。
しかしながら仮に、上に挙げた要因によって
バッテリーあがりが頻発しているとすると、
非常にお粗末だと言わざるを得ません。

そもそも、購入から数ヶ月しか経過していないバッテリーを、
一度あがっただけで交換する必要など、ありません。

また管財課が管理する車両は予約制で運行されています。
室内灯・ライトの消し忘れ、半ドア等が原因であれば、
原因となった運行者は容易に特定できますし、
当該職員に対する注意喚起を徹底することで
再発防止率は高まるはずです。
さらに管財課が管理する車両の大半は地下駐車場に駐車されており、
この地下駐車場には戸締りのため、午後10時までに
守衛が入ることになっています。
その際、既に消灯され、真っ暗に近い状態になった地下駐車場内に
置かれた車両の室内灯・ライトの消し忘れ、半ドア等を
チェックすることは、きわめて容易です。

まずは、こうした、すぐにでも改善できる問題点を検証し、
早急に対応を強化するべきです。
他にも、
僅か一年強の間に三度もエアコンを修理しているのはなぜなのか?
一年強で二度もマフラーを修理しているのはなぜなのか?
等、多くの疑問が湧いてきます。
それぞれの事例について具体的な内容を検証し、
同様の事例が発生する頻度を少なくするための対応を進めるべきです。

↓次に資料の表②をご覧下さい。↓
「kadoujoukyou20111215.pdf」をダウンロード
原動機付自転車5台の中には、年間の稼働日数が僅か32日のものや、
47日のものなど、極端に稼動日数が少ないものが存在します。
また、トラックの稼働日数は年間103日、
乗用自動車8台の平均稼働日数は年間119日、
バス等乗合自動車4台の平均稼働日数は年間131日と、
軽自動車の平均・年間稼働日数220日に比べて、
著しく低い水準に留まっています。
各車両について、現在の管財課の保有数は適正か、検証するべきです。

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と、今日はここまでで。
それでは失礼致します。


とりあえずのご報告。

2011-12-14 09:54:12 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

一日遅れながら、お蔭さまで、無事、一般質問終了しました。
感謝。
で、質問のうち、
「管財課において、一部の職員が予算を流用し、
 不正に備品を購入していた疑いが、きわめて濃厚」
という部分について、新聞各紙で取り上げられたので、↓ご報告↓。

「kannzaihuseihattyuu20111213.pdf」をダウンロード

名前が出てたり出てなかったりするのは、ま、ご愛嬌ということで。

ところで、この一般質問の中で、
監査委員に対する質問への答弁の一部が、
事前の報告がないまま、調整段階と変えられていました。
先方にも厳重に抗議しましたが、そういうことを、勝手にすんな!!!と。
たぶん、市職員さんも、たくさん、このブログをごらんのことかと思いますし、
このことは、改めて、この場でも、言っておきたいと思います。
ちゃんと論旨の調整やら言質をとることやら、色々含めて考えて、
入念に事前の調整してるんですから。

メディアも含めて、今後の調査の対象・やり方と、その結果といったあたりに、
今後の問題の焦点は移ることになろうかと。
引き続き、チェックしていきますよ~。

ということで、簡単なご報告でした。
それでは失礼致します。


よっしゃ!

2011-12-12 21:08:20 | 主張・広報と活動のお知らせ

一時は、どうなることかと思っていた、今回の一般質問、
なんとか、納得いく形で調整完了しました。
あとは、明日の本番を待つのみ。

ところで、今回の12月議会には、それ以外にも、
結構色々と興味深いネタが上がってきています。
そちらについても、またボツボツと、ご報告していかねばですね。
委員会が終わらねば、書けない話も多いので、
こちらも、しばし、お待ち下さい。

さあ、それでは、気分よく、最後の原稿校正に取り掛かりますか!

明日以降のご報告を、請う・ご期待。
でわでわ失礼いたします。


そら、そっちにはいかんでしょ。

2011-12-08 17:12:01 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

先週・土曜日の、高木公園での餅つきによる筋肉痛が、ようやく完治。
やっぱり、普段とは動かす筋肉が違うのか、結構こたえたな~。
なんせ、餅米・100キロやもんなあ。。。
よっしゃ、筋肉痛も引いたことやし、
今日から、また拳立て、再開するぞ~。

さて、本題。
ここのところ、来週・火曜日が出番となっている、
一般質問の作成やら調整やらに割く時間の割合が多くなっています。
で、その中で、おいおい!と思ったことについて。

詳細については、本番の内容に大きく関わってくるので避けますが。
担当課長との打ち合わせの中で、
「うちの役所にも公益通報制度はあるのに、なんで、
 こんな話が、そちらにいかず、澁谷議員のとこに行ったんですかね?」
的な投げかけがあったのですよ。
いや、そら、先方の話ですから、私には窺い知れんところですが、
今回の調整経過を見れば、そうなるのも当然やろ、と。

あくまで私見でしかありませんが。
そもそも、この投げかけ自体が、
「市の公益通報制度を使ってくれたら、
 もっと楽に処理出来たやろうに、
 なんで、こんな、ややっこしい奴のところに・・・」
という気持ちがこめられてる気がして、しょうがないわけですよ。
んで、そんな風に思われているような制度を、
「こんな現状には絶対に問題がある!」
「ここのところは絶対に正すべきだ!」
と思っているような方が、利用するはずがないわけで。

で、個人的には、「市職員向け公益通報制度なんか、信用できん!」
という気持ちは、しみじみ理解できる気がするのですよ、
今回の経過を踏まえて。
そもそも、かなり初期の段階から、
「証拠を掴んでいるからこそ、こういうことを言ってるんですよ!
 でも、私がしたいのは暴露とか、騒ぎにすることではないので、
 ちゃんと現状を明らかにした上で、
 今後、こういうことが起きないようにするための対応まで含めて、
 一緒にちゃんと考えましょうよ。」
というサインを一所懸命、送り続けてきたにも関わらずの、この対応。
こういう言い方はなんですが、
うるさ型の議員が、しかも、どうも、明らかに証拠を掴んでいそうな感じで
やって来てさえ、こんな対応では、そら、
「内部向け公益通報制度なんか、期待できるわけないやんけ!」
と考えるのも、当然ではないかいな???と思うわけで。

ちなみに、過去、お寄せいただいた情報を元に調べた結果、
「こら、明らかにおかしいわ。。。」
ということになった事例のうち、とりわけ印象に残っているものの一つが、
通勤手当を不正に受給している職員がいる!という話でした。
で、これについては、調査結果を踏まえての追及の結果、
大きく改善されています。
というわけで、「こら、おかしい!!!」と思っていることがある方、
どんどん情報お寄せください。
できる範囲ではありますが、誠実・迅速に対応させていただきます!
もちろん、情報元は絶対に!責任を持って秘匿します!!

というアピールも最後にしつつ。
それでは失礼致します。


大阪市の給与(?)制度改革について。

2011-12-04 10:26:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日付読売新聞に、「大阪市 給与 年功序列見直し」というタイトルで、
↓こんな記事↓が掲載されました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111204-OYO1T00155.htm?from=top
さすが。

記事中にもある通り、
『〈1〉局長など幹部職員に「定額制」を導入
 〈2〉階級が下なのに、上の職員より高給を得ている状態の改善
 〈3〉現業職員の給与を民間の同職種程度に
 ――の3本柱。』

をメインに据える辺りは、まさに的を射ています。
西宮市でも、まさに、こここそが問題なわけで。
大阪市で、ここらへんに本格的にメスが入るなら、
むちゃくちゃ、画期的なことだと思うのですよ。
これだけ大阪府・市の改革に注目が集まっている中、
他の地方自治体に対する大規模な波及効果が期待できるかも???
という、きわめて希望的な観測も込めて。

ところで、この記事に書かれている内容で、気になる点が二つあります。
一つは、記事全体で、給与という表現を用いているところ。
この記事で書かれている内容は給与(=各種手当を含んだもの)ではなく、
給料(=手当を含まない本俸部分のみ)の話ではないかと思うのですよ。
こちらの資料によると、市の最高職位である局長の、
平成23年度の最高給与月額は「1270万円」とされています。
ところが、新聞記事の添付資料に示された、
局長の給与月額の最高額は「60万1400円」。
いわゆるボーナスが、これとは別に入るにしても、
これでは計算が合わんやろ、と。
なので、新聞記事に書かれた「大阪市職員の給与月額の幅」は
あくまで基本となる給料部分だけの話であり、
本当は、これより、もっともらってるんではないかいな???と。
それがいいとか悪いとかではなく、あくまで客観的事実の問題として。

となると、もう一つも同じ類の話なのですが、
「自治体職員の給与水準を測るラスパイレス指数は98・4で、
 政令市18市(相模原市を除く)中15番目になっている。」
という下りが気になってきます。
意外と手厚い手当制度が残ってたりするかもしれないので、
ほんまに、そんなに低い水準にあるのかも、
蓋をあけてみんと分からんわな~、とも思うのですよ。
ラスパイレス指数は、あくまで手当部分を除いた本給部分だけでの話であり、
ここだけでは正しい比較はできませんので。

ともあれ、ここらへん、今後の展開が楽しみです。
橋下新市長は、いわゆる公務員労働組合を、
完全に敵に回した選挙で完勝しました。
そうであればこそ、ここらへんにも十分、期待できるはずなわけで。
ほんま、興味深い。

今後の展開を楽しみにしつつ。
それでは失礼いたします。


ハートに火がつく。

2011-12-02 10:39:25 | 主張・広報と活動のお知らせ

前回のブログで一般質問の日程が決まったことを書きました。
で、それに関して、かなり、アツく。

まず、「そもそも、一般質問って、なんやねん???」
という話なのですが。
50万人近い市民が住み・暮らす、
西宮市の市政に関わる問題は当然、多岐に渡ります。
なので、これらの問題を全て、全議員で議論するというのは、
現実的ではありません。
というわけで、西宮市議会においては、四つの常任委員会を設け、
各議員は、そのうちのどれかに所属しています。
市政に関わるあらゆる問題は、その種類によって、
いずれかの委員会に割り振られ、そこで審議されることになります。
私個人としては、上にも書いた通り、現実性ということを考えると、
これ以外の方法は難しいかな~、と思っています。
が、この方法には、デメリットもあるわけで。

その最たるものは、
「自分が所属している委員会にかけられる議案等以外に対しては、
 直接的に議事録に残る形で取りあげることができない!」
という点です。
また、これとは、やや趣が異なる問題ですが、
「委員会は基本的には、当局方が持ってくる議案や報告に対して、
 意見を述べ・採決する場なので、
 当局方が持ってこない問題に対して、
 議事録に残る形で取り上げることはできない!
という問題もあります。
(ちなみに、議事録に残る形で取り上げ、言質を取ることは、
 この世界では、きわめて重要です。
 議事録に残らない形での打合せなんかでは、
 なかなか、言質を取るところまで詰めることはできません。
 まあ、これは、私の力不足なのかもしれませんが。
 あと、非公式打合せで、ある程度、きちんとした返事をもらったはずなのに
 その話が、全然前に進んでいない!なんていうことも、
 きわめて普通にある、というのがごく個人的な感想です。)

で、こうしたデメリットを補うためにある、
とても重要な機会が「一般質問」です。
本会議場で、会派ごとに割り振られた時間内ではありますが、
所属委員会に縛られることもなく、
取り上げたい問題を取り上げたい形で取り上げることが出来、
そのための事前の準備も打ち合わせも十分でき、
議事録に残る形で、今後につながる議論もできれば、
言質をとることもできる。
これ、とても重要な機会です。
だからこそ私、この一般質問にはいつも、かなりの力を割いています。
その中で、繰り返し、当局方に対しては、
自分の意図を十分に伝えることも含めて、事前の打合せをしっかり行い、
具体的で現実的な改善策をすりあわせ、
確実な現状改善につなげるべく努力しているつもりでいます。
で、多くの場合、そうしたこちらの意図は、
当局方にも、きちんと汲んでいただくことができ、
その結果として、現状の改善につながる取り組みを
進めることもできてきたと自負しています。
でも、時には、そういう、こちら側の思いを全く慮ってもらえへんねんな~、
と思う時もあるわけで。

古くは、当時の副社長が公用車で結婚披露宴に出ていた、という話
(なお、↑こちら↑でリンク先が切れているテレビ放映の内容は、
  こちらのHP から、ご覧いただけます。)
に関わる事前打合せがそうでした。
で、ひょっとしたら、今回の質問は、久々に、
そういった類のものになるかもです。
ちなみに方向性は若干異なるものの、今回の件、
センセーショナル度では、上の件にも負けません。
(ところで、今だから言える話ですが、私、例の公用車の話、
 担当が速やかに情報出してきてくれてたら、
 ここまで徹底的にやってはいなかったと思うのですよ。
 もちろん、この話は、ほめられた話ではないですが、
 「じゃあ、全く公務の要素はないちゅうんかい!」
 といわれると、それもそれでビミョーやな、と思う部分も
 正直、なくはないわけで。)

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と、ここまでが今朝一番の時点で書いていたブログ。
で、またあとでブログ更新しようとしていたところ、
その後、先方の対応・窓口、なによりも答弁内容が
大きく変わってきたこともあって、今後の方向性については思案中です。
もちろん、どういう対応に変わろうが、
追及するべき点は徹底的に追及しますが。

と、今日はここまでで。
それでは失礼いたします。