西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

大阪市の給与(?)制度改革について。

2011-12-04 10:26:38 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日付読売新聞に、「大阪市 給与 年功序列見直し」というタイトルで、
↓こんな記事↓が掲載されました。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20111204-OYO1T00155.htm?from=top
さすが。

記事中にもある通り、
『〈1〉局長など幹部職員に「定額制」を導入
 〈2〉階級が下なのに、上の職員より高給を得ている状態の改善
 〈3〉現業職員の給与を民間の同職種程度に
 ――の3本柱。』

をメインに据える辺りは、まさに的を射ています。
西宮市でも、まさに、こここそが問題なわけで。
大阪市で、ここらへんに本格的にメスが入るなら、
むちゃくちゃ、画期的なことだと思うのですよ。
これだけ大阪府・市の改革に注目が集まっている中、
他の地方自治体に対する大規模な波及効果が期待できるかも???
という、きわめて希望的な観測も込めて。

ところで、この記事に書かれている内容で、気になる点が二つあります。
一つは、記事全体で、給与という表現を用いているところ。
この記事で書かれている内容は給与(=各種手当を含んだもの)ではなく、
給料(=手当を含まない本俸部分のみ)の話ではないかと思うのですよ。
こちらの資料によると、市の最高職位である局長の、
平成23年度の最高給与月額は「1270万円」とされています。
ところが、新聞記事の添付資料に示された、
局長の給与月額の最高額は「60万1400円」。
いわゆるボーナスが、これとは別に入るにしても、
これでは計算が合わんやろ、と。
なので、新聞記事に書かれた「大阪市職員の給与月額の幅」は
あくまで基本となる給料部分だけの話であり、
本当は、これより、もっともらってるんではないかいな???と。
それがいいとか悪いとかではなく、あくまで客観的事実の問題として。

となると、もう一つも同じ類の話なのですが、
「自治体職員の給与水準を測るラスパイレス指数は98・4で、
 政令市18市(相模原市を除く)中15番目になっている。」
という下りが気になってきます。
意外と手厚い手当制度が残ってたりするかもしれないので、
ほんまに、そんなに低い水準にあるのかも、
蓋をあけてみんと分からんわな~、とも思うのですよ。
ラスパイレス指数は、あくまで手当部分を除いた本給部分だけでの話であり、
ここだけでは正しい比較はできませんので。

ともあれ、ここらへん、今後の展開が楽しみです。
橋下新市長は、いわゆる公務員労働組合を、
完全に敵に回した選挙で完勝しました。
そうであればこそ、ここらへんにも十分、期待できるはずなわけで。
ほんま、興味深い。

今後の展開を楽しみにしつつ。
それでは失礼いたします。