3月議会が燃えてます。
某先輩議員の仰った「昔は、選挙前の3月議会なんか全部、異議なし!やったけどな~」というのとは、まるで別世界で、えらいこっちゃ。。。
というわけで、今日はそんな話の中の一つなど。
私が所属する、総務常任委員会に上程された議案の一つが「第4次西宮市総合計画・基本計画変更の件」。
このうち、「都市防災力の強化」に関わる話として、市からは以下の文章が提示されました。
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ライフラインの収容スペースである道路など公共構造物の耐震性の向上に努めるとともに、東日本大震災の教訓・経験を踏まえ、災害時の対策本部機能と市民への防災啓発機能の向上を図ります。
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で、これに対して議会側から提示された修正案が、↓こちら↓。
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ライフラインの収容スペースである道路など公共構造物の耐震性の向上に努めるとともに、東日本大震災の教訓・経験を踏まえ、災害時の対策本部機能と市民への防災啓発機能を合わせ持つ(仮称)総合防災センターを整備します。
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両者で異なるのは、上の文章中の太字部分ですね。
大規模災害時を想定して、災害対策本部機能・情報通信指令機能等の機能を整備することの重要性は言うまでもありません。
一方で、それが『「(仮称)総合防災センター」を整備することとイコールなのか?』と問われると、私は違うと思っています。
必要なのは機能であって、ハコではないわけで。
(ここらへんについては、こちらもご参考→http://y-shibuya.sakura.ne.jp/report/40b.pdf)
前市長時代に立てられた「(仮称)総合防災センター」の話には、ものすごく強い違和感を持っていたのです、私。
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●どんな内容と規模の施設が必要だと考えているのかさえ、明らかにされない
●「教育委員会と合築!」という、謎の組み合わせ
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等、あまりにも???な内容が多かったので。
ここまで、ここらへんを明らかにしないのは、ひょっとしたら人と防災未来センター@神戸市みたいな巨大なもんでも作ろうとしてるんではないやろな???と勘繰っていたくらいでした。
だって、そうも思いたくなるような展開だったんですもの。
もっとも、これが単なる私の妄想だったかどうなのか自体、もはや明らかにされることはないのですが。
一方で市長交代後、「防災センター機能の整備が必要」として語られた話には、賛同できる内容が、とても多いのです、私。
その筆頭は、
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●防災センター機能を整備するのであれば、消防本部・土木局・都市計画局・上下水道局との連携が必要!という考えを明示
→市役所周辺庁舎の整備とあわせ、効果的な整備計画を検討し直す必要も明示
●災害対策本部機能・情報通信指令機能等、市が必要と考える「防災センター機能」の内容を明示
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といったあたりです。
必要な機能を整理し、それをどこに整備するべきか?ということを考えたときに。
結果として、「情報通信指令機能は消防本部に置くのがベスト!」的な話になるというのは、十分、考えられることだと思っています。
それを考えると、センターの整備を前提とするというのは違うと思うわけで。
繰り返しになりますが、必要なのは「大規模災害発生時に必要な機能の整備」であって、「(仮称)総合防災センターを整備すること」ではないはずです。
もちろん結果として、「大規模災害発生時に必要な機能を整備するために、(仮称)総合防災センターの整備が必要!」という話になる可能性も十分、考えられます。
でも、くどいようですが、それと、今の段階で「総合防災センターの整備を前提とする!」というのは、ぜんぜん違う話だと思うわけで。
が結局、この議案も、
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ライフラインの収容スペースである道路など公共構造物の耐震性の向上に努めるとともに、東日本大震災の教訓・経験を踏まえ、災害時の対策本部機能と市民への防災啓発機能を合わせ持つ(仮称)総合防災センターを整備します。
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という議会側の提案の修正案が圧倒的な賛成多数で可決されてしまいました。
ただ、この提案への賛成理由も「絶対、センターが必要!なので賛成!!」から、「議会質疑を聞いてる限り当局側もセンターの必要性は認めてるんやし、作るという趣旨のこと言ってるんやから、そういう表記にした方が筋が通るやん」まで、かなり幅広い印象は受けているのですが。
とはいうものいの、う~ん、なんだか釈然とせんなあ。。。
というわけで、3月議会、まだまだ荒れそうです。
まだまだ、ご報告すべき事項も出てきそうな感じなのですが、とりあえず、今日は、このへんで。
それでは失礼いたします。
県・市統合病院の実現可能性について、かなり参考となりそうな話をゲットしましたので、広報など。
舞台は昨日の兵庫県議会×予算特別委員会(病院局)。
こちらで、西宮市選出の野口裕県議が
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●県立西宮病院と西宮市立中央病院の今後のあり方について
●病院事業の今後の方向性について
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を問う質問をされました。
↓全編は、こちら。↓
http://www.hyogokengikai.jp/broadcast/20150305-14.wvx
で個人的に、非常に興味深く感じた内容が二点ありまして。
一つ目は、野口県議からの
「そもそも統合するかしないかを検討するのに、5年間もかける必要があるのか?
もっと速やかに方針を示すべきでは?」
という趣旨の質問に対して、県側から
「来年度中に基本的な方向を示せるように最大限、努力する」
と答えるという、やりとりがあったこと(上のリンク先の12分頃から見ることができます)。
もう一つは、県立病院の今後のあり方を問う質問に対して、
「必要があれば、他病院との統合・再編も視野に、病院事業全体を俯瞰して適切に運営していきたい」
という答弁があったこと(こちらは上のリンク先の24分頃から見ることができます)。
市側の「県市統合病院を実現したい!」という姿勢は、よくよく分かっていますが、兵庫県の姿勢を知る機会は、なかなかありません。
なので、こういう情報は、とても、ありがたいなと。
二つ目の話は県立病院全体に係わる話なので、県立西宮病院がどうこうというのは言えません。
が、一つ目の話は、西宮市側にとっても、かなり重要な話だと思うのですよ。
さて、どの方向で「基本的な方向」が示されますことやら。
というわけで、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。
今日で、今タームの駅立ちは無事、終了!
お受け取り頂いた皆様、ありがとうございました。
残念なのは、いつもの駅立ちに比べて、やや受け取って頂ける枚数が少ない駅があったこと。
一度だけですが、「こんな時(選挙前?)だけ、出てくるな~」的なことを聞こえよがしに言われたりもしたので、改めて、この手のチラシ配りに飽き飽きしてる人も多いんやろうなあ、と。
そら主要駅ともなると、毎日、誰かがチラシを配っているくらいのレベルですから、そう思う方がいらっしゃっても仕方ないわな・・・とも思いつつ。
こちらとしては、「選挙前だけ!」てなことを思われるのは、甚だ心外なのですが。
と、余談はさておき、一般質問の続きなど。
今回は、具体的な質疑の内容についてです。
それでは早速始めます。
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【質問①】
教育委員会は学校ごとに、音楽会における写真・ビデオ撮影に対する姿勢が大きく異なる現状について、どう考えるのか?
↓
【答弁①】
それぞれの小学校では、児童数や施設面が異なっており、二部制や三部制をとって保護者に鑑賞してもらっている学校もあります。
また、事情によりビデオや写真に写ることができない児童もいるため、写真やビデオの撮影については、学校によって対応に違いは出てくるものと考えています。
そのため、全市的に一律に対応をそろえられる問題ではありませんが、保護者の願いを考えたとき、最低限、何らかの方法で記録が残せるような工夫も必要と考えています。
【質問②】
現状を整理し、最低限、保護者がなんらかの形で記録を残すことが出来るよう校長会での協議を進める等、具体的方策を講ずるべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁②】
音楽会について様々な角度から保護者とも話し合う中で、写真やビデオ撮影についても決めております。
他の保護者に伝えることのできない事情を抱えているケースもありますが、「子供の育ちを支える」という視点で、子供の成長を保護者に披露するあり方などについて話し合う機会が必要です。
ご指摘のあった3校(←ちなみに、これ、浜脇小・甲子園浜小・山口小の三校です)については、別日での撮影やビデオを見る機会を設定しています。
校長会議ではこの件について、これまでも各校の情報共有も含めて研究協議がなされてきました。
教育委員会としては、今後も、それぞれの事情に応じた具体的な対応方法も含め、研究協議が深まるように働きかけてまいります。
【質問③】
記録を残すための具体的手法を検討するにあたっては肖像権・著作権の問題、映像に映り込むことを希望しない家庭・児童への対応など、整理が必要な課題が存在する。教育委員会は、こうした課題を抽出し、各校が対応しやすい条件を整えるべきと考えるが、どうか?
↓
【答弁③】
肖像権や個人情報等のビデオや写真撮影に関わる問題については、教育委員会で保護者向けのプリントのモデルを作成し、学校が加工をして使えるようにしています。
著作権については、平成23年度に「学校教育における著作権について」の研修を実施するとともに、教員研修用の資料も配布しています。
教育委員会としては、今後も各校が対応しやすい条件を整えるべく、撮影を許可する際の注意事項を含め、課題の把握や必要に応じた情報提供ができるよう取り組んでまいります。
【上の質疑を経て、まとめて要望】
「最低限、なんらかの方法で記録を残せるような工夫」が必要であり、「教育委員会としては」「それぞれの事情に応じた具体的な対応方法も含め、研究協議が深まるように働きかけていきたい」というご答弁でした。
また「各校が対応しやすい条件を整えるべく」「課題の把握や必要に応じた情報提供ができるよう取り組んでまいります」というご答弁も頂きました。
高く評価します。
ご答弁にありました通り、学校ごとに児童数や施設数、保護者の意識が異なる等、様々な問題がある以上、「学校によって対応に違い」が「出てくる」のはやむを得ない面もあると考えています。
従いまして「全市的に、一律に対応をそろえ」ることが困難だというのは理解します。
しかしながら、ご答弁頂いた通り「最低限、なんらかの方法で保護者が記録を残せるような工夫」を講じることは可能なはずです。
それが外部事業者にビデオ撮影を依頼することなのか?保護者の写真撮影・ビデオ撮影を許可することなのか?そこをこそ保護者と学校が、しっかり話し合い、お互いが納得できる方向性を示すべきであり、そのための機会を設けるべきだと考えています。
いうまでもなく、もっとも重要なことは「最低限、なんらかの方法で保護者が記録を残せるような工夫」を講じることです。
ご答弁頂いた方針に則り、対応を進めて頂きたい。
学校に任せっきりにするのではなく、教育委員会が主体性を持って取り組んで頂きたいということを強く要望しておきます。
今後の展開を楽しみにしていますし、今後の進捗等によっては重ねて意見等を申し上げていくつもりでおりますので、よろしくお願いします。
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と、こんな感じです。
非公式な打合せの感触も踏まえて言うと、この問題については教育委員会側も、かなり、やる気になってくれているように感じています。
しっかり前向きに進むよう、押していかねば!ですね。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
本日、無事に一般質問終了しました。
お忙しい中、議場までお越しいただいた皆様、さくらFMをお聞きいただいた皆様、お気にかけて頂いていた皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
感謝!
おかげさまで、納得のいく内容に仕上がりました、と自画自賛。
というわけで、しばらくは、そちらのご報告をブログにて続けていきたいと思います。
軽い話から、重めの話までバランスよく並べたつもりでいますので、ぜひぜひ最後までお付き合いくださいませ。
というわけで一発目となる本日は軽いけど、とても重要だと思っている話。
以前のブログでも取り上げたことのある「小学校の音楽会における写真ビデオ撮影について」です。
それでは早速、始めます。
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保護者にとって日々、成長する子供達の姿は、一瞬一瞬がかけがえのないものです。
多くの方が、その姿を記憶に、できれば記録にも残したいと考えるものだと思います。
しかしながら、こうした観点から見たときに本市の音楽会における写真・ビデオ撮影の現状には大きな問題があります。
資料③に本市小学校の音楽会における写真・ビデオ撮影の状況をまとめました。
↓ご覧下さい。↓
まず外部事業者にビデオ撮影を依頼している小学校についてです。
外部事業者にビデオ撮影を依頼している学校は25校。
そのうち
●保護者による写真・ビデオ撮影を禁止している学校が20校
●写真撮影は禁止しているがビデオ撮影を許可している学校が4校
●保護者による写真・ビデオ撮影とも許可している学校が1校
となっています。
次に外部事業者にビデオ撮影を依頼していない小学校についてです。
外部事業者にビデオ撮影を依頼していない学校は15校。
そのうち
●保護者による写真・ビデオ撮影を禁止している学校が3校
●写真撮影は禁止しているがビデオ撮影を許可している学校が7校
●保護者による写真・ビデオ撮影とも許可している学校が5校
となっています。
この資料から、音楽会における写真・ビデオ撮影の許可状況が学校ごとに大きく異なることがお分かり頂けると思います。
さて私が、この中でとりわけ問題だと思うのは、外部事業者にビデオ撮影を依頼しておらず、保護者の写真・ビデオ撮影も許可していない小学校が3校存在することです。
こうした小学校では、保護者が仕事の都合等、なんらかの理由で音楽会に行けない場合には、子供達の成長した姿を見る機会はないということになります。
また記憶だけでなく、記録にも我が子の姿を留めたいと考えても、そうする術がありません。
こうした現状は是正するべきと考えます。
それでは以上の内容を踏まえて、三点質問します。
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てな感じです。
次回以降で、具体的な質疑の内容のご報告をば。
ちゃんと、前向きな答弁をGETしているので、乞う・ご期待!です。
というわけで、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。