四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

尾崎豊さん

2011年11月16日 21時59分28秒 | インポート
☆難易度Ⅰ
亥月生まれで最近の話題に上っているのはやはり尾崎豊さんでしょう。いろいろと至るところで解釈がされていることとは思います。

 さて、前々回も亥月生まれの男命を挙げました。まことに命に似つかわしく生きている命でした。丁日干で財官強。なるべく圧迫となるものは避けて静かな人生となりそうな彼でした。

 本日の命、尾崎豊さん。彼も丁日干で財官強。先日の命よりさらに酷かもしれません。残念ながら、時干支は知りませんので3柱での解明となりますが。
今日はたまたまペアーレの講座日でして、講座生のひとりが彼の大ファンで、よく事象をご存知でした。ちょっとお遊び程度にはやりましたが・・・
 
 年 乙巳
 月 丁亥
 日 丁亥
 時 ○○ となります。

まず、八字(六字ですが)を見ますと丁日干は印の助も火の幇もなく2亥水に対抗する形です。亥巳の冲はかすかに亥を減力しますが、及ばずです。金の財がないのは救い。また、巳なくて湿の乙木は生火もなく無情(日干にはもちろん月干の丁にも)です。
このあたりは講座生のみなさんは今、「相生」を学んでいますので、乙⇒丁はほぼ無効というのを学んだところですのでお勉強になりました。

 一応、書いておきます。
格・・・官殺格(真か仮かは時干支ないので)
用神・・・たぶんないでしょう。
喜神・・・木、火
忌神・・・湿土、金、水
閑神・・・燥土
調候・・・丙がほしい
位相・・・低
となります。

大運で木火燥土がくれば救われますが・・・・さて!
07 丙戌・・・喜神・・ほしい丙火。戌の燥土もより燥土化して喜(これもお勉強したばかり)
17 乙酉・・・忌神・・ほしくない酉財です。生官殺の忌。乙の印は無効です
           浮いちゃってます(浮木)。            
26歳 壬申年に死亡です。
27 甲申・・・忌神

と、ここまでしか大運をかけないのは淋しいですね。

このような身弱で官殺強は、幼いころは環境が悪ければ、身体的には問題が軽減されますが、対社会的にはいじめか登校拒否となる可能性は高いです。実際には不登校であったようです。引越しをしてからが転機になったようです。音楽の才能があったのでギターの演奏など秀でてますから、周囲の注目を浴びるように・・・自分を守れたということです。第一運は喜神運ですから、解決できました。
ですが、八字の性情というのはずっともっています。亥二つですので亥の性情はかなりはっきりと出ていると思われます。おまけに陰命です。亥は実力主義、熱しやすく冷めやすい、また表裏なくウソはつけない、つまり、正直ですので二枚舌などで卑怯な世渡りはできません。人生に対しては不器用ということです。したたかになど・・・なれないでしょう。丁火は文化的興味は大ですので事象も命そのものです。アーティスト、小説家などの芸術家の命は低いことが多いのです。

次いで第二運は財官が悪い乙酉運です。結婚も子供もなければよいのです。それが結婚もし、こどももいます。芸能界は第二運あたりからでしょう。こういった命はなるべく圧迫となる要因は避けて生きるのがベターなのですが、芸能界などはただでさえ厳しいのにブレイクしていても環境的圧迫は最大です。官殺強はすぎると神経の問題もきたします。何人も知っています。歯車が食い違うと自殺未遂くらいは・・・そんな命を数命持っています。日干が木であればよけいにその傾向は強いようには思えますが・・・ですから、そんな神経ですと、麻薬問題も当たり前でしょう。

どんどんと追い込まれていくのがわかります。突然に昨日まで健全であった人間が自殺などはしません。長い間に傷んできた命が突然に行動を起こしたようにみえただけなのです。それがたまたま忌神年の壬申であったというだけのことです。確かに17歳からの年運をとると最忌です。

17壬戌 18癸亥 19甲子 20乙丑 21丙寅 22丁卯 23戊辰 24己巳
25庚午 26壬申・・・良いのはほんの数年です。

「突然死は突然死にあらず!」ということです。

先日のKEIKOの命も同じです。
 壬子
 戊申
 辛巳
 ○○ ですが第二運 丙午
       第三運 乙巳 と官殺の剋を受けてきております。
    また、第四運 甲辰 に入りますと甲財にも任じなくてはなりません。
長い間の血脈の問題などあって甲辰運になって出たというのが真相でしょう。
病気も突然になるものではない!ということです。

こんなことを考えていますとやはり八字にあったような生き方をすれば、生きながらえるという結論には至ります。何もなく人に知られることもなく、静かな人生と上記のような嵐のような人生でも世に遺業を残す。どう生きるかですが・・・
私ならどうするか。自己中なので人に知れずとも、犬猫とニンマリの人生を選びます。才能もないので。
 香川不砲は違っていました。歌人としての才能を持っていながら、生き抜けないことの悔しさを歌っていましたし、世に広く見出されない辛さなどなど・・・

「山の井の水に落ちたるくれなゐの紅葉の如き悲しみぞ来る」でした。




コメント
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