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☆命理
本日はコメントを頂いた八字について触れてみたいと思います。失礼にもならないかと思うので・・・・suimeiさん、いいですよね。
ご質問は従財格でしょうか?ということでした。
ただ、女性のようなそうでないような、また年齢もお若いのか、はたまた高齢の方なのか、わかりませんが、もし齢、80を超えておられるなら、事象もあるのでなお良いかとは思います。昭和7年あるいは平成4年のお生まれでしょうか?
壬申
己酉
丙戌
丁酉
です。
まず、簡単に八字を・・・丙日干で酉月金旺の生まれです。日干は根の巳午なく、木の印母もありません。ただ一つ丁火が時干にありますが、陰干支は幇の力はないと看ます。丙火は戌に根ある強い己土に洩らします。そして旺令の金へと流通し、年干の壬へと流れます。地支の戌は燥土で洩身はなく戌中辛金も燥土なので無情です。地支酉へは流はないですが、一応、火土金の形で水の流年には良く洩らして生金となります。それでも戌は金も蔵しますから地支は申酉戌と団結は見られます。決して方局なのではありません。また年月干は己土濁壬しており、よく生金するとみますと八字内に金はさらに旺じると思われます。
ここでこの八字の格は何なのか・・・ご質問に触れることになりますが・・・
日干は丁火はありますが、無情なので日主が立つことはできないとみます。そして他の五行に従するタイプであることは間違いありません。八字で一番旺じているのは金の財ですので従財格でもいいかとも思いますし、そうでなくて、他の五行、つまり土金水に従するとみるのも間違いではないとは思うのです。地支のみで旺じているのも良いのですが、従財格としてもっと良い形なら、庚辛金が天干に透ることです。特に庚金が天干に透っていますと旺神が天地に透るわけですから、従財格としての位相がとうんとあがるというわけです。庚金が透っていますと運才では怖いものなしですが・・・その理由もまた大運で見て看ましょう。本命は己戌の食傷もあり、年干には壬の官殺にも流通していますので他の従~格とみる命理家もいらっしゃるでしょう。
喜忌をとってみましょう。
格:従財格としてみます。
用神:庚金 旺神を用とします。
喜神:土金水
忌神:木火
閑神:なし
調候:不要 丙日干酉月は不要です。
女性だとして大運を取ります。
第一運:戊申 喜神運 従財格とすれば、戊壬が剋戦しても問題なく、やや湿の気を帯びる戊土から金水と流通します。もし、八字内で天干に庚が透っていればどうでしょう。戊壬が剋戦することはありません。庚の位置にも寄りますが・・
まあ、なかなかありえないかとは思います。
第二運:丁未 土旺は平運
火旺は忌神運
@喜忌は一応、このように取りますが、丁火あっても己土に流れて問題とはなりません。流年の木火年は忌です。
第三運:丙午 忌神運 従財格であれば、破格の運です。日干が立とうとしますのでいけません。
@ですが、よく見て頂くとたいして忌とはなりにくいのが本命です。天干の己土は丙を納火して流通させますし、壬と丙も相打ちますので救いがあります。
また、もし天干に庚があれば、さらに怖くなかったと言えますがお分かりいただけますでしょうか?庚金も丙火に対抗できますので、さらに良いわけです。旺神もわずかに弱化する程度で、忌であっても案外無事に過ごしてきたと思われるのです。
さて、ここでもし、本命を普通格で財多身弱とみれば、この丙午運は喜神運と判定する方が多いでしょう。ですが、日干の幇の力大に見えますが、上記のように生剋制化は同じですから、幇もたいしたものではないこともわかります。これだけの身弱で位相低となる財多身弱でしたら、日干の根の運だとしても喜象は望みにくいのではないかと思います。今年のような甲午年はさらに根となって喜神年とはなります。普通格でしたら、流年にも木火がほしい八字です。
ここで詩子的に思うことですが・・・・普通格であってもこれだけの身弱なら、丙午運でも平運程度となる。また従財格とみたら、そこそこの位相ですから、丙午運でもそこまで忌は出にくい。喜忌からいうと大きくは違わないのではないかと推します。流年の喜忌は正反対ですが・・平成4年の壬申年生まれの女性なら、現在丙午運の甲午年ですので、さて、事象などいかがでしょう。普通格なら喜神年、従財格なら忌神年となります。
さて、suimeiさん、あなたはおいくつの方でしょう。平成4年ならちょうど9月7日の節入り時刻にお生まれです。前の月の戊申も影響する時間帯ですし・・・ややこしそうですね。もし、80歳を超えた方でしたら、随分と昔のことですね。今は辛丑運か庚子運に入るかというころ、木旺運は波乱であったかもしれませんが、晩年の辛丑運より喜神運に入っておられますね。庚子運はとくに旺神の庚金が天干に出てさらに良いと思います。
第四運 乙巳 忌
第五運 甲辰 忌
第六運 癸卯 忌
第七運 壬寅 忌
第八運 辛丑 喜
第九運 庚子 喜
木旺運の金木剋戦は地支剋戦しますので水面下での波乱はありますでしょう。従財格なら最忌の木旺運です。普通格なら逆ですが普通格でも木旺運は平運からやや忌です。次の第八運では普通格なら晦火激しく病気など身辺は穏やかではないですね。現在、私のブログなど見ているわけないと思いますので・・・80歳過ぎのsuimeiさんなら従~格でお元気であると確信してください。
あるいはお若い方か・・・・まさか、架空命?なんてことはないですよね!!!
と、長々と本日はお付き合い有難うございました。≪詩子≫