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さわやかな山ユリです。最近、いいことがないので白い色が目に沁みます。
☆命理
こんばんは!
前回のブログで「精神」のない八字云々・・・と書きました。「精神」とは何なの?というご質問は当然かと思います。これ、わかりにくいものを書いたしまったな!!と思いました。で、少し補足してみたいと思います。
滴天髄の通神論のところに「精神」というのがあります。私たちが普段に使う意味とは違います。滴天髄でいう精神とは位相を語っているのだと思います。
木火を精気、金水を神気と言い、土はそれらを通じ合わせるものだと考えて精神揃って五気中和されれば喜だというのが表向きの滴天髄の通釈です。ですが、これをもっと掘り下げて任氏と徐氏が解釈していますが、私的には徐氏のほうが上手く腹に据わるように感じます。以前は任氏のほうが上かと思っていたのですが、最近は徐氏が好きです。徐楽呉さんですけど・・・
徐氏が言うには・・・精神というのは無形のもので、目にみえないですが、位相の高い八字には精神があると言います。それは八字の配合によるもので寒暖燥湿良く、有情有力な用神があって生剋制化宜しきところに発生するものだどいうことです。位相の高い八字というのはどんな八字なのかを考えたら、わかりますね。
位相が高い・・・しっかりとした真の用神が取れること、寒暖燥湿が適切であって五気周流となればいうことないです。五気周流といっても単に五気が並んでいるのでは精神があるとは言えません。調候良いときは燥湿適切な暖土が生金し、暖金が生水し、暖水が慈木する・・・それもどの段階の気もしっかりと強くあって生成発展の理が見えるような状態です。単に扶抑のみで日干が財官に任じれるかどうか・・・というレベルの話ではないですね。こういった部分を満たす八字が精神があるということだと思います。
ですが、実際問題としてそのような八字にはなかなかお目にかかれませんが・・・前回の乙日干で酉月生まれの八字、この2乙は力ないことがお分かりかと思います。
乙未
乙酉
乙未
丁亥 でした。
仮にですが・・・
乙未
乙酉
乙巳
丁亥
でしたら、少しは違ってこないでしょうか!!
亥巳の冲あって巳は弱いですが、わずかにでも日干と月干の乙くらいはしっかりとするかと思うのです。少し精神が入ってくるような気がします(笑)。
本日、少し面倒くさいお話でした。