☆昨年は一度枯れてたのですが、切り込んでおいたらまた復活してます。
☆フリートーク
先日、どこで読んだのかもう忘れたのですが・・・・現代社会の「学歴病」についてです。ちょっとご紹介します。
いわゆる学歴病というのは学歴偏重主義で就職や人事に個人の資質よりも学歴を優先させて選定していることの実態、そんなものは無くなってきたはずなのにどこかにまだ息づいている不愉快さ、それに翻弄されている人がいかに多いかということなのですが、そこから生み出される感覚は劣等感であったり、優越感であったり、立場によってさまざまとなるようです。
これはいわゆる学歴病のことです。今回、気になったのは学歴病はそうではなく、親が子に与える家庭環境が子どもの教育的レベルを大きく左右してしまうということです。単純に言うと高学歴で経済的に裕福な家庭の子供は自然に幼いころから教育的環境も整っていますし、大学生になっても苦学することがないですから、就職のための準備や勉強もこれまた十分な準備ができるため、就職後も親同様に良いところで就労できているという実態です。
最もひどいケースは家庭そのものが崩壊していて、父親は定職につかず遊びあるき、母親も出て行ってしまって・・・教育などという言葉のかけらもないところに育つ子供たち・・・彼らの将来はどう描いてみても親同然になるか、あるいは反骨精神で大学進学しても苦学するために勉学よりもバイトをしないと学費も得られない状況となるこもあります。また奨学金を得たとしても満足な就職ができなければそれを返すこともままならなくなる・・・というのが実態のようです。
つまり何が言いたいのかと言いますと、小さいころからの親が与える教育環境の低レベルはそのまま負の連鎖でどうしても高学歴で裕福な学生との間に差が出てしまうという「学歴病」もあるということです。
そこで読んだのはどういうことであったのかと言いますと、そういった負の連鎖のような環境から大学を出ても就職も満足にできなかった子供たちがいつか・・・つまり30代か40代までに社会にリベンジして、順風満帆の輩に負けないだけの社会的ステイタスを得られるようでなければ、社会はいつが来ても腐ったままだという記事であったように思います。
ものずごい記事だなと思ったのですが、全くそのとおりであるとも思います。同じ八字で産まれていても環境が違うと同じような育ち方はしませんね。財の環境のことはもちろんですが、親の価値観って大きく左右すると思われます。
学歴病の中に潜む劣等感、これは人の自信を奪い、社会の上をみてはひるみ、下をみては優越感に浸る、最もマイナスの思考回路だと思います。
私自身がいつも命理を学びながら思うのですが、八字から見ても位相があるように人がみな平等に生まれているようにはとてもじゃないですが、思えません。それでも負けずにがんばろうね!・・・などと単純には言えないものがあります。綺麗ごとじゃなさそうに思うのです。以前にも鑑定したお客さまが「お金がないって、どれだけ辛いことかわかりますか?」って涙声で言われたことがあります。鮮烈な記憶でしたので今でも思い出します。病気の母親、自分も病気、その上に自動車事故を起こしても払うお金もない・・・いったいどんな命運なのかとやって来られたのだと思うのです。命理をやっていても何もしてさしあげられないのなら、意味がないことでもあるのです。まあ、ご本人が知りたいということだけでしたら問題もないですが、何か手だてをということですと相当に腕が要るなと思う次第です。いろんな情報に精通してアドバイスができる鑑定士さんならいいでしょうね!!と思います。私は無理ですが・・・(苦笑)。
本日は現代の学歴病に潜むものに触れているとどうにもならない鑑定もあったことを思い出した次第です。