四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(丙日干巳月火旺生まれ)

2019年05月29日 20時58分03秒 | 命理

☆まんのう国定公園にて。YORIが運動会で振替休日でしたのでジジババと3人でレンタサイクル。久しぶりの森林浴で清々しかったです。


☆人も少なくて安心でした。

☆命理
 本日は丙寅日です
己亥
己巳
丙寅
己亥


 丙日干は巳月火旺の生まれで建禄格の命です。旺令の丙火ですが、天干に3己土が並びます。年月地支は亥巳冲剋戦して巳火は弱化し、天干の2己土に晦火します。日干丙火も両サイドに己土の湿土ですので洩身激しいと看ます。己土は湿土とはいえ火旺には燥土化もあります。本日命は年時支に亥水があって年時干の己土は湿感を保ちます。月干の己土は比較すると燥が勝つかと判断できます。したがって旺令の丙火日干ですが転弱を危惧するところですので日支の寅木は火源として有情であり有力な喜の干と言えます。地支の寅でも卯よりはかなり良いのですが天干の甲でしたら3己土を疏土できるのですが贅沢は言えないところでしょう!!また時支の亥は調候とはいえ転弱の危機にある日干にとっては不要ですが上手く寅木が化殺するのは良いところです。火旺に壬水の調候は良いのですが本日命は湿土も多く調候大過となるのが大きな瑕疵でしょう。それでも日支に寅があるとないでは人生は大きな違いでしょうか!!
 さて、喜忌ですが・・・
日干:不強不弱のやや弱
用神:寅中甲
喜神:木火
忌神:土金水
閑神:なし
調候:大過

火は水の剋よりも湿土への晦火を嫌います。もう嫌と言うほど述べてきましたが本日命も同様です。天干に3己です。戊でないのも性情的にはホッとしますがいずれも忌です。食傷の忌、官殺の忌、比劫は自身の問題となり忌の運歳には襲いかかってくるものです。最悪にならないためにも是非とも造命開運には取り組んでいくべき八字でしょう。

さて、火が晦火することは上記のような忌象となることが多いと思っているのですが、本日は中医的視点より火について触れておきましょう。
木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎というのはご存じかと思います。本日命の火は「心」です。「心主神明」と言われるように心は心臓の血脈を司りますが中医特有の視点からは心神は情志活動の主役を演じます。「憂いが心を動かせると肺が対応します。同様に「思い」が心を動かせると脾が応じます。また「怒り」は肝、「恐れ」は腎が応じるのです。」このようにすべての情動はまず心に発生し、五臓が動きだすのです。黄帝内経にも同様のことが書かれており、憂思は心を傷めるとあり、情動と臓器は五志五臓というような単純なものでなく相互作用しあうものであると訳されています。だから中医では「心は君主の官」とも言うのです。

 ですから心神が健やかで意志堅固であれば、ひどく心身が傷むことはないということです。強烈な情緒変動とはならないでしょうし、臓器も傷まないということです。ですから心の不調、すなわち五行では火勢の不調は心の情緒変動を伴いやすく、メンタルの不調は付き物となりがちです。火日干の弱みは晦火晦光であり、湿土食傷が過ぎると女命は辛いところともなりがちです。食傷は子供でもあります。大過する食傷は官殺を傷めることも多いでしょう。最近も知り合いの不幸を聞き、こんな女命の辛さを目の当たりにした矢先の本日命でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする