四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

本日命(甲日干亥月水旺生まれ)

2019年11月13日 21時00分01秒 | 命理

☆やっぱり鼻くそ、目立つなあ!!寒くなってきたのでコタツ大好きみだいです。教室のコタツでハル君と共有ですがベル猫さんは専用のコタツを用意してあげたら、布団の裾から外を見張ってるみたいです。ハルやテンが近づかないように・・・


☆命理
本日は甲寅日です。
己亥
乙亥
甲寅
戊辰
 年干、時干ともに財土を配置してみました。
 
 日干甲木は亥月水旺に生まれた偏印格の八字です。冬木の性は水気を多く含みますので質向上のためにも調候の丙火第一です。甲木も亥月になってやっとその気勢が上向き始め、陽気を含む進気の甲木なのです。水旺は寒冷の気が強く万物は休止します。流通はなく凍てつく水に甲木が浸っていることを想像しますと一目瞭然です。誰かが寒冷の水に浸かった甲乙木は流通がないから浮木とは言うほどひどくはないとか言われるのをお聞きしたこともありますがやはり良い状態とは思えません。丙火があって初めて生気が出ますので八字に生剋制化が起こり、流もできるということです。
 さて、冬の水旺には戊土は病薬とは言えますが、日干甲木にとってはそのあたりの喜忌を問えば、喜はたいして望めるとは思えません、前述のように丙火の有無如何でしょうから、日干強ならまだしも日干弱では土は忌としかなりません。
本日命は戊辰干支を時干支に配置しておりますが旺令の水を疏土できるものでもなく日干甲木が強く剋戦するのみです。日干甲木は寅に根があって強く亥水を納水できますので木勢はさらに強くなりますから日干は本日命では強と判定できます。浮木ともなりません。ですから日干甲木は是非とも丙火の食傷に洩身できると最喜なのです。
 ところが時干支は戊辰です。辰中には乙木もあって日干はさらに微根ですから天干の戊土財は強く剋戦します。丙火調候は八字には一点もなく年干の己土とも乙木は剋戦します。もちろん乙木は寅に根があり強いですからかなり強い剋と言えます。こんな配合は何としても丙火を欲しいことがわかります。丙火が欠落することが瑕疵であり、丙火欠落の病が人生の欠陥となって事象を起こすことも想像しやすいところです。
 日干強
 格 偏印格
 用神 取れず
 喜神 火土
 忌神 水木
 閑神 金
 調候 丙なし

 丙火がないことが悔やまれますが、無いことで運歳ではさらに悪化することを述べてみます。
 順行運 丙子 丁丑 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午 ・・・
 逆行運 甲戌 癸酉 壬申 辛未 庚午 己巳 戊辰・・

 まず順行運で水旺も丙子運は丙火が通関できるのが救いですが子はいけません。水強となりますので流年は精査が要ります。丁丑は力及ばず忌。木旺を行けば日干はさらに強くなり木土剋戦が激しくなり土財の忌象を発症することになります。庚辰土用はまずまず、火旺になっても地支ですから木土剋戦は和らいでもあります。でも調候運でまずまず・・・ということです。

逆に金旺運に逆旋する場合は旺水を金の官殺がさらに水勢を強め、甲寅とは言え浮きますでしょう。そして丙火無き八字は木土剋戦が強まりますし、それ以前に土は大運干支の金を強めていますから忌が忌を呼ぶ関係を作ってしまいます。八字時干の戊土も大運干の壬癸水を疏水できるかと期待ですが甲に制されて力及ばず、丙火無きところに喜はないという結論です。

 さてどんな忌象となるのか・・・考え方は通変でみて事象を計ります。また五行でみて体調を推せば良いでしょう。いずれも性情が大きく作用すると思っています。通変でいう事象ならどのような行動をするのか、これも性情如何でしょう。単純には陰陽次第というのは誰でもわかります。これだけの陽干で甲木ですから穏やかなことばかりでなく激高するようなことも多く神経質です。丙火なく木土剋戦する八字の性情は戊土財へと意識は向かいますから財の忌象となるのも想定内でしょう。また水旺であれば印の父母、長じては上司、先輩の作用で喜忌を看るのも良いでしょうか!!体調はどうしても肝気旺盛で気が立ちやすく脾を傷めるので消化器全般は弱い体質と看ます。性情は甲木の良いところはあるでしょうが、印多ですからどこかで人頼みの一面が出そうです。
 比劫争財と言うパターンを作ることも多い八字と推します。木土の木は比劫、土は財ですので可能性は高いでしょう。また逆行運の金旺などは金の官殺が最忌となりますのでこのときも官殺の忌、あるいは金の部位の病を想定すると良いのです。
 以上、丙火欠落から発生する忌を述べました。もちろん良いところも多いにあるのですが本日は省略です(^_^;)
コメント
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