四柱推命≪詩子の推命日記≫

四柱推命に関する日々の命理的考察およびフリートーク

💛中医でいう血液の続き

2021年08月25日 20時44分36秒 | 中医・漢方

☆白いアナベルのアジサイをドライにしておきました。本当はリースを作りたいと思っていたのですがなかなか難しくて私の手には負えません。また来年にでもと・・・
 しかたなくバサッと投げ入れでアレンジしてみました。セリアで買った色物の渋い花も少し刺し色(薄いパープルとエンジ色)に入れました。棉の枝は以前からあったもの。

☆中医
 こんばんは!!
今日はちょっと疲れました。孫のHISANOが胃腸炎らしくて保育園を休んでいたので3人の孫がいたことになります。賑やかさが1.5倍ですからバアバとしてはちょっとネ(;^_^Aというところでした。兄妹喧嘩は始まるし、いとこ喧嘩も始まるし、で大変ですけど犬も食わぬ・・・というところでしょうか!また一緒になって遊び転げています。YORIは男の子ですが大人しくて乱暴さがないので女の子といても力の入れ方が優しいのだと思います。将来、尻に敷かれるタイプかなと感じます(笑)。

 さて、先日は中医での血液について書いてみました。本日は少し補足になります。
飲食によって摂りこまれた栄養が最終的には血液になって脾から血流にのって肺や心臓へ運ばれると書きました。でも詳細にはその前に通るだいじな場所があります。肝臓です。今日はそこのところにちょっとだけ触れておきたいと思います。

 脾胃が丈夫であればしっかりと消化吸収されて臓器を滋養するのに十分な血液が造られます。しかしのべつ幕なしに作られて血流に乗るわけではありません。肝臓に送られると肝臓は身体に送り出す血液の量の調節をするのです。ですから肝臓では血液を保存して調節するという「蔵血」の作用があります。
 この血液の量が十分であれば肝臓は何の心配もなく身体が欲するだけの血液量を送り出すことができるのです。前回から述べていますように脾胃の不調があって消化吸収が上手くできていないと肝臓で血液不足が起きるのです。これを「血虚」と言うのです。
 この蔵血が上手くいかないときの症状を以下にあげておきます。
〇目のかすみや渇き 〇手足がつったり、しびれる 〇髪の毛や皮膚の乾燥 〇月経不順
などです。女性は生理不順で腎の水の問題と考えるとそうではなく肝の問題というふうにも考えます。

 肝には上記のような不調、つまり血液を全身に上手く送れないということがないようにもう一つの大事な作用があります。それは「疏泄(そせつ)」です。血液だけでなく気、血、水のすべての流れをスムーズにする作用です。勢いをつけるアクセルのような役目です。
 肺にも似たような作用があります。摂りこんだ酸素、つまり肺の清気は血液の元です。この肺気を上に上げる役目と下に下降させて腎に届ける作用があります。専門用語では宣発(せんぱつ)と粛降(しゅくこう)と言います。
 このように肝が働きその作用を受けて肺気も流れます。ついでに肺気は多くの酸素を取り入れますね。血液の構成要素の一つでしたね。肝臓に多くの酸素が必要なわけも理解できるかと思います。大事な血液の貯蔵庫なのですから大半の酸素はここに取り込まれているということでもあるのです。
 肺は金、肝は木、金と木は相剋ですが臓器に相剋はないです。互いに補い合って作用しているということがわかります。先日の脾の土、腎の水、これも土剋水とはいえ、脾胃は冷えを嫌いますから腎の温煦作用(温めること)によって相互に作用しているということです。脾胃が温められると巡りに巡って腎に必要な血、水が送られてくるのです。

 いかがでしたでしょう!!「血」という視点から臓器を語ってみたのですが少し中医の理解の糸口になりましたでしょうか?

コメント
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