☆可哀そうにアンテナをつけられてます。オモチャにされて可哀そうと思うのですが、あんまり嫌じゃないのかずっと子供たちのそばで遊ぼうと構えているのです。人懐っこいことこの上ない猫ちゃんです。
でもコロナ禍、良い遊び相手?となってくれるのは有難いよ、テンちゃん。こんなにネジが緩んだ子って飼ったことないです。でも被り物は嫌いみたいですね(;^_^A
☆中医
こんばんは!!
長雨もやっと峠を越えたかというところでしょうか!!太陽を見たらホッとしました。でも蒸し暑いことと言ったらこの上ないですね(;^_^A お洗濯も今日は自然乾燥で十分でしたのでそこは嬉しかったです♪やっぱり太陽の日差しは良いものです。
さて、本日も中医です。血液についてです。
血液って何でできているのでしょう?構成要素です。理科か生物の時間に習った常識では〇血しょう 〇赤血球 〇白血球 〇血小板 くらいですかね。それぞれを詳細に分類するとまた細かいジャンルがあるのでしょう。作用もそれぞれにあります。それについては今日は省きます。
ところが中医学で血液は何でできているのでしょう?と聞かれると少し視点が変わります。物質的な構成要素ではないのです。血液そのものの概念も微妙に違うのかと思います。
血液ができるには次の作用が関わって血液は出来上がると考えられています。
〇胃で消化された栄養物。これを「水穀の精微」と言います。
〇水。これを中医では津液と言います。西洋医学でいう血しょうとは少し違います。
〇肺の清気。これは呼吸によって取り込まれた酸素です。
この3要素が重なって血液ができますがこの段階ではまだ白いのです。
〇腎の温煦作用(おんくさよう)。腎は温める作用があって温められて初めて赤くなります。
このあと血流に乗って心や肺に運ばれます。
ここのところをもう少し詳細に今日は書いてみます。
食べたものがどのようになって血液になるのか、そこのところを書きます。
〇まず、食べたもの(水穀)は消化吸収という「胃」の作用で栄養に変わります。これを「水穀の精微」と言います。消化吸収を専門用語では「運化」と言いますが運が運搬、化が厳密には消化吸収です。
〇この栄養は清と濁に分けられます。清は栄養分として「脾」に吸収されます。濁は小腸に運ばれてそこでさらに清(まだ使用できる水分)と濁(不要となった固形物)となり、清は吸収され、濁は大腸に送られます。
〇ここで「胃」と「脾」があることに気づかれるでしょう。胃は消化、脾は吸収に関わります。知っておくと良いのは胃は燥を好み胃気は下がるものです。そして脾は湿で脾気は上昇するものとされています。脾気は上がることが西洋医学からは不思議に見えるでしょう。
〇脾で吸収された栄養はここから肺や心に運ばれます。脾には「統血」といって血管から血が洩れないようにする作用があります。
〇このとき脾が送られる血液はまだ白いのですがここで腎の陽気に温められます(温煦おんく)。そうしますと赤くなって血液として心は肺に届くという仕組みです。
もう一つ、知っておきたいのは胃は冷えを嫌うのです。ですから腎がしっかりとした陽気を持っていると胃も元気なのです。土と水の関係ですね。土剋水で冷えがあるのはこれです。
こうやって見ますと心臓は血液が運ばれてくるのみで血液を製造しているわけではないことがわかります。心臓は血流を作るポンプなのです。大事なことは脾胃の作用の如何で血液が上手く製造できるか否かだということがわかります。
胃気、脾気のいずれが停滞しても血のめぐりの根源ですからとても大事なことがわかります。いくらたくさん食べたとしても脾胃が上手く作用しないと血液とならず、身体に巡りにくいことがわかります。
まず運化作用の低下は食欲不振、消化不良、下痢、吐き気など消化器の不調となるのです。結果、どうなるのでしょうか?と言いますとまず「気」が不足になります。いわゆる気虚です。全身の倦怠感、気力不足などでしょう。
そこで追加ですが脾胃の不調で消化が十分されなかったらどうなるのでしょう。食べたものの不消化物の行き先です(;^_^A これが余計な水分や痰となって身体に溜まっていくのです。これを淡湿、痰飲などと言い、於血の元となるのです。脾から肺に入ってしまう淡湿は痰や咳となれば外に出ますが、肺に溜まって熱をもちますと喘息となるのです。
ですから胃が悪い、何だか胃もたれがする、痰も絡むなどというのはそういうことのようです。
私などは胃下垂です。吸収された栄養物が昇って行かねばならないのに苦労しているのだと思います。脾気が上がりにくく血として心肺に届きにくく、頭まで巡らないのかと思います。ぼお~とした頭はそのように感じます(笑)。脾の陽虚に傾く傾向となります(;^_^Aだからあまり取り越し苦労はしないようにするのが賢明だということでもあるのです。日々、なるようになるさと思って暮らすのがこういったタイプへのアドバイスでしょうか!!自分に言ってどうする!というところですけど(笑)。