青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

亡者の論理

2009年01月16日 | 人生設計

私たちは「幸せ」でありたい、訳だ。
それは、この幸せになる事に、「他の人たちより先に立つ」ことにある。先に「なり」、「出る」ということでもあるし、「先頭」に立つということでもある。

しかしこの「先頭に立つ」ということは、「もがく」ということでもある。そしてこの「もがく」というもがき方が、ひとつの論理観になっている。
いわゆる「亡者の論理」である。

今日金融危機に経済不況をもろに受けて、雇用環境は悲惨になっている。
契約解除とか派遣切りとか、内定取り消しとかが横行している。
ところが、この辞職や離職勧告を進める立場のもの、会社役員たちには、自分は別世界の人間みたいに思っている。一番「辞職や離職」しなければならないのは、自分たちであるということに気がついていない。
業績減退の責任が、社員や内定者にあって、自分たちには無いように思っているみたいなのである。

これは政界でもいえる。
今回の通常国会で、第二次補正予算の採決で、造反者が出た。
それで彼らを「罷免」にした。
まともな「生者の論理」を持つものならば、苦言をいうことに耳をかけるのが道といえる。しかし今の政界は、彼らを邪恋に追いやってしまっている。

こうした有様を見ると、「亡者の論理」があちこちにもがき、みなぎっているのがわかる。
普通に言うと、「自転車操業」とも言う。
「借金やローン」でやり繰りする。
ところが今日では、ものを偽装したり捏造したり、果ては振り込み詐欺とかもやるし、一度言ったことをひっくり返してしまったりして平気でいたりする。
そうして「だまし、押さえ」つけて、先頭に立とうとする。
それは「定額給付金」などでのゴタゴタがそうである。
これは、一重に「亡者の論理」による。

それゆえに私たちは、「生者の論理」を持たなければならない。

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