青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

作詞 41、

2010年04月09日 | 作詞

春の流れに             2010/4/9


春爛漫に 花開き
桜霞が 漂いて
花弁 一片 二片と
舞い散り落ちり 散り積もる
土に帰りて 礎に


春雨しとと 降る時に
花片濡れて 彩れる
しずく一筋 二筋と
地に沁み入りて 蓄えば
命の泉 豊かなり


流れる春に 花咲き散り
移ろうままに 運ばれて
永久なる世に 歌唄い
移り変わりゆく 春の流れは


浮世の楽しみに うつつして
たゆたうままに 過ごすうち
無常の理 すさまじく
辛さに泣いた 涙にも
一つ 二つと 蘇り
夢は豊かな 古里に
春の流れは はろけきに


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この詩は、一と二節は「荒城の月」のような音調で、
三と四節は、それとはちょっと短くて弾んだような感じの音調を
持たせたようにして作られています。