青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

社会混乱の根源

2010年04月21日 | 短歌に政治や社会

学力テスト、全国で開始…抽出方式で初(読売新聞) - goo ニュース

社会混乱や政情混乱、国情混乱に生活混乱、環境混乱などは、そもそもが人間による物事の「数値化、点数化」による評価から、「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」の度合いに分別される事にある。

我々が生きていくうえでは、最も必要なのは「生活力」である。
この生活力は、単に自分のみの生活力だけでは成り立たず、どうしても他の生活力と「力を合わせ、助け合い、仲良く」していく事によって、自分自身の生活力が成り立たせられていく。
これが「社会力」というものである。

ところが我々は、知識教養的な「学力」に偏重してしまっている。
「生活力」といった技術力と、「社会性」という他とのつながりを持つという精神的な「社会力」がお座なりにされている。
お座なりにされるのは、「学力」というものが「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」を生み出すけれども、それは生活力や社会力を衰退させていく根源だからである。
別の言い方をするならば、「豊かさ、楽しさ、楽(快適、便利)」になるのは、人より先に自分がなりたいし、なればいい思いをさせるからだ。そのために人は、我がままになっていく。我がままになれば、他の者を嫉むとか、羨ましがらせるとか、見くびるとかするようになり、とてもの事「力を合わせ、助け合い、仲良く」していける状態ではなくなる。

「社会力、生活力」というところをなおざりにして、知識や教養ばかりに走ることから、社会も乱れ、世上も政情も環境も乱れていく。

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