青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

出来高払い (下)

2010年07月21日 | 人生設計
「出来高払い」という事は、単に一方的な「払う」という事ではない。
「払うもの」と、それを「受け取るもの」との関係によって成り立つ。
この「払うもの」と「受け取るもの」とが正しい価値観を持った関係を持つならよいが、こんな異なった二つの面もある。

一つは「払ってやるんだぞ」とか「与えてやるんだぞという面と、「もらってやる、受け取ってやる」という押し付けるような面と、いやいやもらってやるというような面とがある。
もう一つは「ホイッ」とホオリ投げるように捨てるみたいにする面と、受け取ったはいいがそのまま打っ棄って打ち捨てておくという面とがある。

      ここで、皆さんに設問

今夕こちらの地方テレビのニュースでってえられたものだが、今日こんなイベントがあったそうだ。
段ボールなんかで作られた「城」が三、四つあって、それに「あられ」を張り付けて「城」らしく飾り上げて仕上げていくという催しがあったのを伝えていた。

農家の人たちが一生懸命にして収穫し、職人さんが汗水たらして「あられ」に仕上げたものは、このようにすれば「出来高払い」の価値と価値観があるのだろうか。

国民もテレビ局も、価値と価値観を、おもちゃにしているのではあるまいな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする